ちりとてちん 73話 年季明けのかかった高座

連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2007年12月24日(月)放送
再々放送:2014年1月6日(月)放送
第13週 第73話 「時は鐘なり」

『ちりとてちん』第13週 第73回

草々の破門騒動は無事に収まり、草若たち徒然亭一門は、より一層団結が深まりました。その頃から、草々も喜代美に今までと違った感情を抱き始めていました。一方の喜代美は犬にかじられて破れてしまった草々の思い出の座布団をひそかに修繕します。

そんな中、一門会開催の当日を迎えました。一門会を終えれば、喜代美は晴れて年季明けとなります。一門会には、喜代美の両親、正典と糸子、弟の正平も、娘のそして姉の晴れ舞台を見に小浜から大阪に駆けつけて来ました。

高座がはじまる直前、草若は、極度に緊張する喜代美に語りかけました。喜代美が来てくれなければ、自分は立ち直ることができなかったと。草若の言葉を聞かされ、喜代美はようやく自分を取り戻すことができました。

喜代美の家族、徒然亭一門の師匠と兄弟弟子たち、居酒屋・寝床の常連客たち、そして大勢の聴衆に見守られる中、喜代美は年季明けのかかった高座を大盛況のうちに終わらせることができるのでした。

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『ちりとてちん』第13週 第73回
「時は鐘なり」感想

高座にあがる直前、聴衆があまりにも多過ぎて舞い上がってしまった喜代美はほんの一瞬だけ、かつてのB子に戻ってしまいましたが、師匠の一言が今回も喜代美の窮地を救いましたね。

「あんたがいなかったら俺は三年前のただの飲んだくれのおっさんのまんま」

良く成長したという上から目線の言葉でなく、間接的ながら喜代美にここから感謝する謙虚な師匠、こんな立派な人物になりたいものです。

話しが前後しますが、草々の破れた座布団を繕う喜代美が、その座布団のことを「草々兄さんのふるさと」と表現しましたが、詩のように美しい表現に心が震えました。

誰にでもふるさとはある。帰るところがないと言われている早々ですが、実は早々にも帰るところがちゃんとあったんですね。

喜代美が草々をどれほど深く理解しているか、よ〜くわかる言葉でした。

「草々兄さんのふるさと」

それにしても『ちりとてちん』というドラマ、落語という言葉を操る世界を描いたものだからなのか、心に沁みる宝石みたいな言葉が多いですね。

以上、週の初回から号泣回という珍しい第73話でした。

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