ごちそうさん 78話 西門父子和解、ふ久誕生

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2013年12月28日(土)放送
第13週 第78話 「ふくが来た!」

『ごちそうさん』第13週 第78回「ふくが来た!」あらすじ

手紙を読み終えた悠太郎が正蔵のもとを訪ねると、正蔵は大きな荷物を背負いめ以子にもらったおせち料理を大事そうに抱え、出かける準備をしていました。正蔵は、またどこかに逃げ出そうとしていたのです。

悠太郎は正蔵に告げました。め以子が間もなく出産すること。そして祖父として孫の顔を見に来てもらいたいことを。それは父と息子が和解した瞬間でした。万感の想いを込めて父と息子はお互いに見つめ合うのでした。

悠太郎と正蔵が家の門をくぐった時、西門の家に元気な産声が響き渡りました。イクに見守られる中、初めて我が子をその手に抱くめ以子。遠慮して自分の家に戻ろうとする正蔵を、静は言葉巧みに説得し、あの手この手で引き留めにかかりました。

無事に出産は終わりました。そして明くる日、大正13年元旦。め以子が工夫をこらしたおせち料理が披露されました。その席で、生まれたばかりの女の子は大五と正蔵の提案により「ふ久」と命名されるのでした。

<<前回77話 | 次回79話>>

『ごちそうさん』第13週 第78回 再放送レビュー

2016年12月31日(土)放送

正蔵さん、間一髪のタイミングで夜逃げを回避!

あれほどまでの逃避行用の重装備をしながらも、お祖父ちゃんになれという悠太郎の一言で迷いなく家に帰る支度を整えた正蔵さんのこと。

夜逃げの覚悟を決めながらも、実はどれほど家に帰りたかったことか。

家に帰りたい。家族とともに暖かい家庭で正月を迎えたい。そんな心の叫びを押し殺して、正蔵さんは家族への未練を断腸の思いで断ち切りました。

きっと誰にも見つからない地を求めて旅立つつもりだったのだと思います。今度の家出は本気の家出だったのでしょう。

もし、悠太郎が到着するタイミングがあと5分遅れていたら、正蔵さんは二度と家族と会うことは出来ず、西門家の再生も幻になっていたはずです。

そして正蔵さんも悠太郎も一生後悔しながら生き続けていたに違いありません。

本当に危ういところでした。

さて、父を許そう。父に孫の顔を見せてあげよう。そんな悠太郎のとっさの判断が正蔵さんを救いました。

でも良く考えてみれば正蔵さんも悠太郎を救ったのかも知れません。

悠太郎は仕事の責任の重さに耐えかねていました。そんな悠太郎を行き詰まりから救ったのは正蔵さんであったと思います。

正蔵さんを許す気持ちは正蔵さんの失敗を自分が挽回しようという決意につながり、悠太郎はようやく行き詰まりから脱することが出来たからです。

ところで、まだ朝ドラに慣れていなかった本放送の時には全く気がつきませんでしたが、年内最後の放送は、オープニング映像は省略され主題歌はクレジットとともに最後に流れる。まるで最終回のような演出がされていることに今日初めて気がつきました。

正蔵さんと悠太郎の和解いより、物語の大きな区切りがついたことをあらためて認識した再放送でした。

追伸:間も無く2016年はおしまいです。どうぞ良い新年をお迎えください。来年も当ブログをよろしくお願い致します。ありがとうございました。

『ごちそうさん』第13週 第78回 「ふくが来た!」感想

正蔵師匠からの手紙を読み終えた悠太郎が、父の住む長屋に一目散に走って行き「親父、親父」と呼びかけるとその時、引き戸が開かれその先に悠太郎が見たものは・・・そんな終わり方をした前回。

もしこれがシェイクスピア悲劇であれば、手紙を読んだ悠太郎が父の真意を知り涙ながらに父のもとに駆けつける。それまでの非礼の限りを尽くしたことを父に侘びようとしたものの、時すでに遅く悠太郎の眼前には変わり果てた正蔵の姿が横たわっていた・・・。

きっとこんな展開になったことでしょう。その点、これは朝ドラ。さすがに朝っぱらからシェイクスピアはあまりに重た過ぎなのであり得ないと、安心しきって見始めた第78話。

しかし、シェイクスピアほどではありませんでしたが、かなり際どいタイミングみたいです。当座の煮炊きに必要な家財道具を背負い、め以子が持って来てくれたおせち料理を大事そうに抱えて、またどこかに逃げようとしていたみたいです。

大五の「父親の役目」という言葉に突き動かされ、自分の心の中を洗いざらいさらけ出した手紙に書いて悠太郎に送ったものの、やはり悠太郎が「火を噴く」のが怖くなってしまったのでしょうか。

それともただ単に旅行だったのかな?

それはさておき、悠太郎の口から家に戻るよう言われて驚喜する正蔵。あれほどの手紙を書く人ですから、家族のことを心の底から案じていただろうし、家にも戻りたかったはず。

希子の見合いの時は勝手口から泥酔して「侵入」してきた正蔵でしたが、晴れて玄関から堂々と入ってくることが出来ました。

帰っては来たのもの、久しぶりの家はちょっとばかり居心地が悪い。遠慮もあるのでしょう。頃合いを見計らっては長屋に戻ろうとする正蔵を、お静さんがあの手この手で引き留めにかかります。

お静さんから引き留められる度に嬉しそうな顔を見せる正蔵。さすがはお静さん、正蔵との駆け引き、というか手玉にとるのは手慣れたものです。

さて、西門の家族ひとりひとりが抱えていた心の問題が解決された大正12年大晦日。め以子には長女・ふ久が生まれ、大正13年の元旦をめでたく迎え『ごちそうさん』前編は本日をもって終了。年内の放送も終了です。(総集編の放送はあります)

いよいよ年明けの第14週から『ごちそうさん』は後編に入ります。大正12年(1923年)大晦日に生まれた長女のふ久が8歳となっている昭和7年(1932年)から後編の物語ははじまります。

<<前回77話 | 次回79話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ごちそうさんファン より:

    初めまして。
    以前から「ごちそうさん」の先のあらすじを読ませていただいています。
    主人がどうなるんだろう・・・?と観終わった後呟くので、
    大丈夫これこれしかじかとなるから、と安心させています。
    あまちゃんは個人的に馴染めなかったのですが、ごちそうさんには深みがあって、見ごたえ満載だと感じています。

    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      当ブログがご主人様のお役に立てているようで幸いです。
      今月下旬には『ごちそうさん』後編のほぼすべてのあらすじを掲載できる見通しです。
      本年もよろしくお願い致します。
      ありがとうございました。

  2. はしこ より:

    毎週楽しみに見ています。あらすじもこと細かく書いてくださっているので、この先どのような展開になるか楽しみです。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      平成25年放送分は間もなく終了しますが、来年も引き続きエントリーを続けてまいりますので、よろしくお願い致します。