ごちそうさん 139話 め以子釈放

連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2014年3月17日(月)放送
第24週 第139話 「チョッコレイトな開戦」

『ごちそうさん』第24週 第139回「チョッコレイトな開戦」あらすじ

闇市への手入れで警察に逮捕されてしまっため以子は、罰金だけで釈放されることができました。しかし、何故自分が罰金を払わないといけないのかと腹の虫が収まないめ以子を、静はふ久の息子・大吉の写真を見せることでうまくなだめます。

明くる日、再び闇市で商売を再開しようと家を出るめ以子。しかし、香月が裏から手を回しめ以子が二度と闇市で商売しないことを条件に、罰金の増額だけで済ませてもらったことを初めて知らされるめ以子。

今回の手入れが進駐軍の差し金らしいという香月の言葉に、ますますアメリカへの憎悪を募らせるめ以子は、帰り道に米兵がチョコレートを子供達に投げつけている現場を見て激怒。しかし人の好さそうな米兵にチョコレートを無理矢理掴まされてしまいます。

家では、仕事の上でアメリカへの反感を募らせている希子とめ以子は意気投合。もらってしまったチョコレートは悠太郎と活男が戻るまで食べないと宣言。一方、希子の提案で、め以子は弁当をつくってラジオ局で売ることになりました。

<<前回138話 | 次回140話>>

『ごちそうさん』第24週 第139回 再放送レビュー

2017年3月13日(月)放送

闇市が摘発され、め以子が逮捕された騒動の黒幕は進駐軍。それがわかった直後の、動物にエサを与えるように日本の子供たちにチョコレートをばらまく進駐軍の軍人。

しかも逮捕がきっかけで進駐軍の軍人がいる目と鼻の先で、め以子は弁当売りをはじめることになる。

め以子の心の中の二つの葛藤のお膳立てが整い「チョッコレイトな開戦」です。

二つの葛藤とは、め以子の中にあるアメリカ軍憎しの心の葛藤。そのアメリカ軍に奪われた活ちゃんの死を受け入れる心の葛藤。

『ごちそうさん』全編の中で一二を争うつらい週がはじまりました。

『ごちそうさん』第24週 第139回 「チョッコレイトな開戦」感想

め以子が釈放されて戻って来た日の晩、蔵の外にいるめ以子を見守る泰介の眼差しがいつの間にか家長然としてきてぐっときました。そして、生前の正蔵さんが悠太郎のことを「13歳から家長をやっている男」と言ったのを思い出しました。

状況は違えど、泰介も父親不在の中で父親と同じ道を辿り始めたんですね。ただし、悠太郎の場合が父の不貞や義母と姉の諍いの中で自分の殻に閉じこもってしまったのに対して、泰介は仲間に恵まれてとても幸福ですが。

さて、そんな泰介が、お静さんが怒り心頭のめ以子をうまいこと落ち着かせるのを見て思わずつぶやいた言葉「上手い!」。お静さんの行動そのものが本当だったら笑うところなんでしょうが、泰介の反応にむしろ笑ってしまいました。

お静さんのめ以子の操り方の絶妙さを「上手い!」と評価できてしまうほどに、最早、泰介も母親より一枚上手(うわて)ですね。そしてこの「上手い!」があったからこそ、め以子を見守る泰介が家長らしく見えてしまったのかもしれません。

話し変わってチョコレートを米兵に無理矢理持たされため以子、チョコレートなんてもらったらうっかり許しそうになるとぼやくと、啓司さんが「許してしまいそうになったんやな」と鋭いツッコミ。

アメリカを許さないこと、憎むことが半ば義務と化しているみたいですね。アメリカを憎むことが活男くんへの責任、活男くんへの愛情表現とでも思っているのでしょうか。でも無理を重ねた憎しみも、美味しいものを前にしては揺らいでしまう。

そんな基礎が揺らいでいるような憎しみの心に、GHQの差し金による米没収というカンフル剤を与えられ、次回あたりから、め以子はいよいよアメリカ人と対峙することになるのでしょうか。

<<前回138話 | 次回140話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. hublog より:

    コメントありがとうございます。
    思えば父から褒められたあたりから泰介くんのしっかりした面がはっきり出てて来るようになりましたね。それでいて室井さんの「逢い引き」の時は男の子らしい一面も見せたりして、実にバランスのとれた人物造形だと思いました。

  2. 祥子 より:

    ブログを読み返しています。これまた楽しい作業。
    泰介くんは、本当に、魅力的な人間性を備えていますね。泰介くんが、いつか、父の悠太郎さんから、直にほめられたことありましたよね。すごいなぁって思いましたよ。