執筆の題材探しを始める / ばけばけ 103回
2026/2/25(水)第21週「カク、ノ、ヒト。」
あらすじ
トキとフミがヘブンの執筆の題材を探す中で、古い言い伝えに詳しい吉野イセという女性と出会いました。トキがイセに古い言い伝えを教えてほしいと頼んでいると、通りすがりの男性が注意しました。その女に近づくと呪われると。
その頃、熊本第五中学校では廃校の話が現実味を帯びてきていました。ヘブンは物書きとして生きていくことを決意。しかし、日本に書く題材はもうないのではないかという同僚のロバートの言葉にヘブンの心は揺れました。
一方、司之介は荒金と再び会いました。その日、司之介は荒金に預けた金が増えていることを信じていました。しかし荒金は、司之介から預かった金をすべて失っていました。帰宅した司之介は家族に頭を下げて詫びました。
そんな中、トキたちが集めた執筆の題材をヘブンに披露する日を迎えました。しかしフミが集めた本では題材が皆無。トキはイセを、丈と正木は村上という男を案内し古い言い伝えを語らせるものの、ヘブンを満足させることはできませんでした。
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感想
前回の最後に登場した幽霊画の中から出てきたような女性が再び登場。
今回「呪い」という言葉が初めて出てきました。
通りすがりの男性がその女に近づくなとトキちゃんに注意。
注意した理由は「呪われるから」。
しかし「呪い」という言葉に反応するトキちゃん。
そんなアバンタイトルの描写で今回がスタートしました。
題材発表会
いよいよ現実味を帯びてきた中学校の閉鎖。
ロバートさんは先手を打って東京に就職口を確保しているらしい。
さすがです。
一方のヘブンさんは物書きとしてやっていくと決めはしたものの相変わらず書けない。
ヘブンさんが書けなくなっていることをロバートさんはするどくツッコミ。
そんな中で、トキちゃんたちが集めた題材を発表する日を迎えました。
まずはフミさんが集めた書物から。
厚い本であれば何か見つかるだろうと安易に考えたフミさん。
その安易過ぎる発想はやはり通用しませんでした。
フミさんが集めてきた分厚い書物の中にヘブンさんは何も見出せず。
フミさん撃沈です。
これは予想できたことですが。
そしてトキちゃん。
トキちゃんはやっぱり呪いのイセさんを連れてきました。
イセさんが語り始めたのは「襖と死にまつわる話」すなわち音を立てて襖を開け閉めすると、音を立てた分だけ命が縮むという話です。
ヘブンさん、乗り気になりました。
ところが、どうして命が縮むのかというヘブンさんの問いにイセさんは答えられない。
思えばトキちゃんがヘブンさんに語った怪談には、恐ろしい事象の裏側に必ず悲しい人間の物語がありました。
ヘブンさんはいつもその物語に心を動かされていました。
イセさんが語る「襖と死にまつわる話」の背後にもそんな物語があるのではないか。
ヘブンさんはそこを期待していたのでしょう。
ヘブンさんはまた、本当に命が縮んだ人がいるのかとも尋ねました。
こちらもイセさんは答えられず。
イセさんも撃沈。
そして、イセさんは呪われているとトキちゃんに注意した男性が丈くんと正木くんに連れられてきました。
しかし、その男性・村上さんが話したことはクマちゃんが話したことと同一。
村上さんも撃沈です。
ヘブンさん、題材を見つけることができず。
これでは物書きとしてやってはいけない。
一方で中学校の閉鎖が現実味を帯びてきている。
そんな状況下で司之介さんがまたやらかしました。
司之介さん
司之介さんが荒金さんと再会。
ところが今度は金を失うことに。
司之介さんが荒金さんに預けたお金が増えた分だけだったのは不幸中の幸いでした。
司之介さんと荒金さんのエピソード。
回収されてこれでおしまいでしょう。
予習レビュー
新キャラ・吉野イセと村上茂吉
今週、二人の新キャラが登場します。
その名は吉野イセと村上茂吉。
吉野イセを演じるのは芋生悠さん。
吉野イセは熊本のある田舎の村に住んでいる「呪われている女性」という設定です。
また、その村に伝わる様々な言い伝えにも詳しい女性でもあります。
吉野イセとの出会いは、トキちゃんとフミさんがヘブンさんの執筆の題材探しのために書店めぐりをしているときのこと。
暗い雰囲気の吉野イセに関心を持ったトキちゃんが話っかけるのが出会いのきっかけです。
そして、トキちゃんと吉野イセが話していると二人の会話に割って入ってくるのが村上茂吉というキャラ。
村上茂吉が言うには吉野イセは呪われた女だ。
だから離れた方がいいと言うらしい。
村上茂吉の余計なおせっかいによって吉野イセが呪われた女であることが説明されます。
では、吉野イセはどのような呪われた女なのか。
呪われた女・吉野イセ
吉野イセが住んでいる村には次のような言い伝えがあるのだとか。
一軒の家で一年のうちに二人が亡くなると、すぐに三人目が亡くなる。
このような不幸が続いた家では、四人目から先は仮に生き延びても呪われた一生を過ごすことになる。
しかし、わら人形を入れた小さな墓を作れば四人目から先が呪われることは避けられる。
こんな言い伝えです。
さて、吉野イセは幼少の頃、四人家族でした。
しかし吉野イセが10歳のとき両親が相次いで死亡。
村の言い伝えは迷信だと思っていたところがその年のうちに兄も死亡。
吉野イセはあわてて人形の墓を作るものの手遅れでした。
その後、吉野イセは大病を患い、借金を抱えて呪われたような人生を生きて来たのだとか。
吉野イセは村の言い伝えどおりに呪われた人生を送ることに。
そして、そのことをよく知る村上茂吉が、トキちゃんに対して吉野イセと話をするなと言ったわけです。
呪いへのトキちゃんの反応
村上茂吉から吉野イセに近づくなと言われたトキちゃん。
しかしトキちゃんはオカルトオタクです。
呪いと聞いて、じっとしていられなくなるようです。
ところで今週の前半、さりげなくもう一つの熊本の言い伝えが描かれます。
それは松野家でのこと。
女中のクマちゃんがそれまで座っていた場所に、書生の丈くんが座ろうとすると、クマちゃんがあわてて丈くんを制止します。
人が座っていたぬくもりが残っているところに座ると、その人の不幸が移る。
そんな言い伝えがあるのだと言ってクマちゃんは丈くんを止めるわけです。
この言い伝えが吉野イセの呪いエピソードで回収されます。
吉野イセの呪いに興味津々のトキちゃん。
吉野イセが座っていた場所に率先して座ってしまいます。
ちなみに、この後からトキちゃんに異変が生じ始めるのですが、その異変についてはまた別の機会に記します。
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イセさんの不穏な雰囲気と「呪われる」の言葉に、おトキちゃんニンマリ。
始めてヘブンさんを見て「天狗だあ…」と嬉しそうな顔をしたことを思い出します。
久しぶりに怪談好きの血が騒いだかな。
でもちょっと尻すぼみ。
イセさんの話も、ヘブンさんにちょっと追及されるとしどろもどろに…。
これは言い伝えと言っても、躾や行儀作法を教えるための戒めですね。
襖を強く締めるとうるさいし、行儀も悪い、建具も痛む。
それを戒めるために「寿命が縮む」と言ったのでしょう。
それはそれで「日本らしい」のだとは思いますが、ヘブンさんの求めていたものではなかったよう。
司之介さん、取り敢えず増えた分だけ持ち出していたのは、ちょっとは成長した、のかな?
正直と言えば正直な、荒金九州男さんでした。
「呪われた。」この言葉に喜んで反応するおトキさん。荒金さんの告白、正直に話したのは良かったが大失敗。すっちゃった。ヘブンさん怒らないかったけど、司乃介さんが調子にのったらやっぱりキレた。おイセさんと村上さん。言い伝えを語る。参考には余りならない気が。重複あり、不確かな情報あり。