NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2026年3月9日 〜 3月13日放送

あらすじ

長男・勘太の戸籍

トキとヘブンの子供は「勘太」と名付けられました。早速、トキとヘブンは熊本市役所に足を運ぶものの前例のない家族構成のため手続きができませんでした。

市役所の担当者はトキとヘブン、そして勘太が一つの戸籍に入る方法を複数提案。松野家の面々はその選択をヘブンに委ねることにしました。

トキが雨清水家に復帰

戸籍の手続きのためトキたち一家は本籍地の松江へ。その際、戸籍に銀二郎がトキの夫として残っていることが判明。トキは雨清水家に復帰することになりました。

一方、ヘブン帰化の認可を江藤が渋りました。江藤はヘブンが松江を捨てたと恨んでいたのです。トキとヘブンが直談判しても江藤は首をタテに振りませんでした。

雨清水八雲が帰化

トキに雨清水家への復帰に合わせ、ヘブンは雨清水の姓を名乗ることになりました。そして勘右衛門はヘブンの日本名を「八雲」と名付けました。

トキたち一家が熊本に戻って数日後、手紙が届きました。そこには八雲の帰化が認可されたこと、トキ、八雲、勘太の三人が一つの戸籍に入ることができたと記されていました。

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今週の展開

111: 3/9(月)
112: 3/10(火)
113: 3/11(水)
114: 3/12(木)
115: 3/13(金)

予習レビューと史実のリアルエピソード

長男「一雄」誕生

ラフカディオ・ハーンは熊本でも日本的な暮らしを選び、洋風宿舎の提供を辞退し日本家屋を借りて住んでいました。

その家には、家主の養父母である金十郎とトミ、さらに養祖父の万右衛門、そして島根から来た女中たち数名が暮らす大所帯。

家の中には常ににぎやかでした。

そんな中、1983年1月17日、ラフカディオ・ハーンの家に大きな喜びが訪れました。

小泉セツが長男を出産したのです。

ラフカディオ・ハーンは知人に宛てた手紙で、子どもの誕生についてこう書いています。

「とても丈夫で黒い目をしています。鼻は私に似ていますが、母の容貌がいろいろな点で混じりあっています。(中略)こんな幸福を授けてくれた不可思議の力に心から感謝します。」

自分とセツ、双方の特徴を受け継いだ子どもを抱いたラフカディオ・ハーンがこれまでにない幸福を感じたことは容易に想像が付きます。

一方、小泉セツもこの経験を記録に残しています。

子供との初対面の瞬間、ラフカディオ・ハーンは全く無言で、声を発することさえできなかったといいます。

あまりの感動にすっかり固まってしまったのだそうです。

その後、ラフカディオ・ハーンは我が子に「一雄」と名付けました。

ラフカディオの「カディオ」にちなみ「カディオ=かずお=一雄」としたのです。

一雄の誕生は、ラフカディオ・ハーンの心に大きな変化をもたらしました。

これまで以上に強く家族を守りたいという思いが芽生え、自分の父のように身勝手で無責任な行動を決して取らないと誓いました。

一雄の誕生は父としての覚悟が生まれる大きな転機となったのです。

なお、ドラマの中のトキちゃんとヘブンさんの間に生まれた男の子の名前は「勘太」。

「勘太」の「勘」は勘右衛門の「勘」が由来。

「勘太」の「太」はレフカダの「ダ」が由来なのだそうです。

長男誕生後の問題

長男・一雄の誕生はラフカディオ・ハーンにとって大きな喜びでした。

しかし、その喜びのすぐあとには、現実的で複雑な問題が待っていました。

ラフカディオ・ハーンは自分の父のように家族を不幸にしないと誓い、具体的な手続きや制度について本格的に調べ始めました。

そしていくつもの難題に直面したのです。

まず取り組んだのが出生届の提出でした。

同時に、妻である小泉セツとの入籍についても市役所に申し出ました。

しかし、結婚届は松江市役所に提出する必要があると言われ入籍の手続きは拒絶。

手続きは一筋縄では進みませんでした。

さらに厄介だったのが、一雄の国籍に関する問題でした。

父と同じイギリス国籍を選ぶか、母と同じ日本国籍を選ぶか。

どちらの国籍を選ぶかで、一雄の将来は大きく変わることになります。

さらに問題は発生しました。

セツと一雄がイギリス国籍を持たなければ、ラフカディオ・ハーンの財産を相続できないという事実も突きつけられました。

もしイギリス国籍を取得しない場合、ラフカディオ・ハーンの財産は死後に消滅。

遺された家族は路頭に迷う可能性があると言うのです。

これは、ハーンにとって大きな不安要素でした。

彼は自分の母ローザのようにセツが苦しんだり、幼い頃の自分のように一雄が不幸な境遇になる事態だけは避けたいと強く願っていました。

こうした現実的な問題に直面したラフカディオ・ハーンはある覚悟を固めました。

自分自身が日本に帰化するという覚悟です。

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