NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2025年10月13日 〜 10月17日放送
あらすじ
トキと銀二郎の新婚生活
松野家の婿になった銀二郎は武家の面子を捨てて荷運びの仕事に就き、トキも引き続き傳の織物工場で織子として働き続けていました。
そのころのトキのささやかな楽しみは、仕事を終えて帰宅した夜、銀二郎が語る鳥取に伝わる怪談を聞かせてもらうことでした。
トキの出生の秘密
ある日、借金取りの森山が松野家にやってきました。司之介と森山の会話から、松野家は多額の借金を抱えていることを銀二郎は察しました。
また銀二郎は、トキの実の両親は雨清水傳とタエであることを知ってしまうものの、勘右衛門は銀二郎に固く口止めしました。
傳の織物工場が経営悪化
そのころ、傳の織物工場は経営が傾き傳自身も重い病気を患っていました。三之丞は傳から工場の経営を任されるものの、状況はますます悪化。
そんなある日、三之丞はトキの前でトキは雨清水家に生まれたことを暴露。ほどなくして、トキの看病もむなしく傳はこの世を旅立ちました。
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今週の展開
11: 10/13(月)
12: 10/14(火)
13: 10/15(水)
14: 10/16(木)
15: 10/17(金)
予習レビューと史実のリアルエピソード
セツの結婚生活
明治19年(1886年)セツは18歳のときに結婚しました。
相手は鳥取藩の困窮士族の次男・前田為二。
為二は稲垣家の婿養子として迎え入れられました。
江戸時代の武家では、嫁をめとって子供をもうけられるのは家督を継ぐ長男だけでした。
よって、次男以降の男子は家督を継ぐ男子がいない家に婿養子として入ることができれば、幸運でした。
明治の世になってもそのならわしは旧武家の間には残っていました。
前田家の次男だった為二は、そのような理由から稲垣家に迎えられたわけです。
さて、セツと為二と初めて会った日。
その日がセツと為二の祝言の日となりました。
そんな形で始まったセツと為二の結婚生活でしたが、セツには為二との結婚で嬉しいことが二つありました。
為二は働き者でした。
それまで稲垣はセツと養母・トミの働きによって家計を成り立たせていました。
そのためセツは、為二の稼ぎによって、これまで働き詰めだったトミを楽にしてあげることが出来ると考えたのです。
嬉しいことのもう一つ。
それは為二はセツと同様に物語が大好きでした。
セツは仕事を終えた夜、為二とそれぞれが知っている物語を披露し合うことが楽しみとなりました。
為二が語る物語の中でセツが特に好んだのは近松門左衛門の『曽根崎心中』でした。
セツは為二との結婚に喜びを感じるようになりましたが、幸せな日々は長くは続きませんでした。
小泉家の没落
セツの生家・小泉家が経営する機織会社は経営悪化の末に倒産しました。
小泉家は機織会社だけでなく、セツが武家の娘のたしなみを身につけるために通った広大な屋敷も失うことになりました。
小泉家は屋敷を追われると、かつては家来を住まわせていた薄暗い番長屋で暮らすことになりました。
その後、小泉家は番長屋まで追い出さ縁者の家に身を寄せることになりました。
しかしほどなくして、その縁者の家からも転居を余儀なくされ、別の縁者を頼ってそこに間借りするほどに小泉家は没落しました。
小泉家の不幸はその後も続きました。
次男の武松が病死。
武松の死を深く悲しんだセツの実父の小泉弥右衛門湊もまたリウマチを発症しました。
さらに長男の氏太郎は町家の娘と駆け落ちして行方をくらましてしまいました。
小泉で残された男子は三男の藤三郎のみ。
しかし、一家の支えと期待された藤三郎は小鳥の収集に夢中で家族のことは一切顧みない有様。
三男・藤三郎の行状は小泉弥右衛門湊を激怒させ、小泉弥右衛門湊の病状をさらに悪化させることになりました。
そんな中でセツに縁談がありました。
相手は困窮士族の次男で名は前田為二。
為二は稲垣家に婿養子に入ることが決まりました。
そしてセツが為二と初めて会ったその日が二人の祝言の日となりました。
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