執筆に行き詰まるヘブン / ばけばけ 98回
2026/2/18(水)第20週「アンタ、ガタ、ドコサ。」
あらすじ
ヘブンの希望により、松野家の朝食がトーストになりました。
トーストを焼いた経験がない女中のクマは、人数分のトーストを焼くのに追われていました。
そして、朝食の準備に四苦八苦するクマに、丈は優しく寄り添いました。
そんなある日、ヘブンが作品執筆に行き詰まっていることをトキは知りました。
参考:地上波番組表
ばけばけ|感想あらすじネタバレトップページ
鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
寒さが大の苦手なヘブンさんは、松江より温暖であろう熊本に移転。
ところが熊本に対して違和感を感じるようです。
どのような違和感なのかというと
熊本への違和感その1
ヘブンさんが熊本の中学校に着任して早々、同僚の西洋人英語教師のロバートさんがヘブンさんに尋ねます。
熊本での暮らしは快適かと。
その質問に対してヘブンさんは次のように答えるんです。
熊本には日本の古き良きものが何もない。
これでは西洋と同じだ。
松江をこよなく愛していたヘブンさんですが、熊本に対しては松江とは正反対の感想を抱くようです。
なぜそのような違和感を抱くのか。
上記のヘブンさんの言葉への、同僚の日本人英語教師である作山くんの反応がすべてを物語っています。
ヘブンさんが口にした熊本への違和感に対して作山くんは言います。
日本の古き良きものがなくなり西洋と同じになることはいいことなのだ。
西洋諸国と肩を並べられてこそ日本の未来は明るいのだと。
作山くんのこの考え方が熊本では県としても推奨されているようです。
松江の若い先生方は松江は時代遅れみたいなことを何度か口にしていました。
そんな松江とは、熊本は正反対の状況にあるようです。
そして、そんな「正反対の状況」がヘブンさんは違和感を感じています。
熊本への違和感その2
ヘブンさんの『日本滞在記』を読んだ同僚の西洋人英語教師のロバートさんが、ある日ヘブンさんに尋ねます。
今は二冊目の執筆に取り掛かっているのかと。
その問いかけに対するヘブンさんの答えは、またして熊本への違和感を口にするものでした。
ヘブンさんは言い切ります。
松江とは異なり熊本には創作意欲をかき立てられるものがないと。
ヘブンさん、熊本では創作意欲が喪失。
文筆活動が滞っているようです。
ヘブンさん、ピンチです。
【史実】熊本への違和感
ヘブンさんが感じた熊本への違和感。
この違和感は、ラフカディオ・ハーンが実際に感じた違和感がモチーフになっています。
熊本にやって来たラフカディオ・ハーンは友人に次のような手紙を出しています。
「近代化されており、珍しい習慣がない」
当時の熊本の中心部は、古い街並みは西南戦争によって焼かれ失われていました。
また軍都として近代化が積極的に進められ西洋建築が増えつつありました。
ただしラフカディオ・ハーンは、自分がまだ土地に不案内なので日本の古き良きものを見つけられないとも考えていました。
そしてそのような違和感を感じる環境がむしろラフカディオ・ハーンの創作意欲をかき立てたようです。
熊本への違和感の中でますます価値を感じるようになった松江で感じた情緒。
それが代表作『知られぬ日本の面影』として結実したのは、熊本在住時のことでした。
ばけばけ|感想あらすじネタバレトップページ








