NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2026年2月23日 〜 2月27日放送

あらすじ

第五高等中学校が閉鎖?

松野家に衝撃が走りました。ヘブンが勤務している第五高等中学校の閉鎖が帝国議会で議論されていることが新聞で報じられたのです。

ヘブンが勤務している学校が閉鎖され仕事を失えば、大所帯の松野家は生きていくことができなくなります。面々は不安を募らせました。

イライザから帰国を勧められる

教師の仕事を失ったら執筆活動で生活費を稼ごうと考えるヘブンに、トキは錦織がやっていたようにヘブンの執筆活動を助けようと動き始めました。

一方で『日本滞在記』のアメリカでの評判は極めてよく、イライザから帰国を勧められていました。帰国すればヘブンには人気作家の道が開けるのです。

第五高等中学校の存続が決定

帝国議会での審議の結果、第五高等中学校の存続が決定。ヘブンは同僚のロバートの家に招かれともに祝杯をあげました。

その日の夜、トキはヘブンととももにロバートの家から帰宅。家に帰ってきたトキは、妙な眠気があることを訴え始めました。

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今週の展開

101: 2/23(月) 第五中学校閉鎖の可能性
102: 2/24(火) 執筆に本腰入れるヘブン
103: 2/25(水) 執筆の題材探しを始める
104: 2/26(木) 呪われた女・イセの過去
105: 2/27(金) リテラシーアシスタント

予習レビューと史実のリアルエピソード

【史実】熊本での違和感

ドラマの中でヘブンさんの勤務する学校が閉鎖される噂が広まるエピソードは創作であると思われます。

史実ではそのような記録は残されていません。

一方、史実ではラフカディオ・ハーンが熊本での生活に違和感を感じていたようです。

松江と比較して近代化されゆく街並み。

松江で日々楽しんでいた古い寺社などの日本の原風景のような風景。

そのような風景が見当たらない熊本に対してラフカディオ・ハーンは違和感を感じ、その違和感を友人たちに宛てた手紙の中に書き残しています。

熊本での生活の中で日々感じていた違和感。

しかし、その複雑な感情がラフカディオ・ハーンの創作意欲を失わせることはありませんでした。

むしろ、それら葛藤が刺激となり熊本を題材とした多くの作品が生まれていきます。

ドラマの中では学校閉鎖の噂が、ヘブンさんが執筆活動に力を入れるトリガーとして描かれています。

しかし史実では、熊本での生活で感じていた違和感がラフカディオ・ハーンの執筆のトリガーになっていたようです。

さて、ラフカディオ・ハーンが熊本を題材とした作品として知られているのが、『夏の日の夢』『石仏』『停車場にて』などです。

これら作品は、日本と西洋を比較する視点から生み出されました。

熊本という土地の中でラフカディオ・ハーンが感じた違和感が文学作品へと昇華されました。

その一方で、ラフカディオ・ハーンの文学には別の視点もありました。

マルティニークで植民地の姿を見てきた経験から、西洋のやり方を取り入れなければ日本は国際社会の中で生き残れないこともラフカディオ・ハーンは理解していました。

そのためラフカディオ・ハーンは日本が西洋化を進める状況にも理解を示していました。

熊本では重要な出会いもありました。

重要な出会いの一つは柔道の大家である嘉納治五郎との邂逅です。

嘉納治五郎が語る「敵の力を利用して敵を倒す」という柔道の姿勢にラフカディオ・ハーンは深く共感しました。

それは日本人が異文化に屈するわけではなく、受け入れつつも自分たちの力に変えていく柔軟さを象徴していると感じたのです。

ラフカディオ・ハーンは熊本を完全に受け入れることはできなかったものの、その土地での体験が多くの作品と思想を生み出す源となりました。

熊本への複雑な思いが考察を深める土壌となり、文学者としての視野を豊かに広げていったのです。

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