NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2026年3月2日 〜 3月6日放送

あらすじ

フィリピン滞在記のオファー

イライザからヘブンに手紙が届きました。『日本滞在記』のヒットを受けてフィリピン滞在記を書いてみないかという提案がその手紙には記されていました。

ヘブンはロバートに相談。ロバートはフィリピンに行くべきだ。日本にいても、もう書くものは何もないのではないかとロバートはヘブンに言いました。

トキの妊娠が判明

一方、トキはランからヘブンがフィリピン行きを考えていることを聞かされました。ヘブンがフィリピンに一人で行ったら日本に戻らないのではないかとトキは心配でした。

そんな中でトキの妊娠が判明。しかし、フィリピン行きに迷い続けるヘブンの姿を見て妊娠したことを言い出せずにいました。

トキとヘブンの法律上の問題

ある日、トキがめまいで倒れたのを機にヘブンはトキの妊娠を知りました。トキの妊娠を心から喜んだヘブンはフィリピン行きをやめる決断を下しました。

その半年後、トキは男の子を無事に出産。しかしトキとヘブンが法律上の正式な夫婦ではないという問題が浮上しました。

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今週の展開

106: 3/2(月)
107: 3/3(火)
108: 3/4(水)
109: 3/5(木)
110: 3/6(金)

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、ヘブンさんはフィリピン滞在記を書くために日本を離れるかどうか迷いに迷います。

『日本滞在記』を完成させたヘブンさんには、すでに日本に書くものがなくなっていました。

ヘブンさんの周囲の人々も同じように考えていました。

なので、仮にヘブンさんがフィリピン行きを選ばなければ、それは作家としての死を意味することでもありました。

以上は創作ストーリーと思われます。

ところでヘブンさんは作家としての死を避けるために家族を日本において単身フィリピンに行ってしまうか。

それとも日本に残って家族を守るか。

二つの道の選択に迷いに迷うわけです。

このヘブンさんの「迷い」は史実のエピソードが反映されているようです。

史実ではラフカディオ・ハーンは「家族を守る」ということに下記のような葛藤を抱えていたと言われています。

日本で結婚した当時の西洋人男性の常識

家族が増えたラフカディオ・ハーンは、妻セツと長男一雄を守るため、結婚や国籍の問題について真剣に考えるようになりました。

家族を支える責任が日ごとに重みを増していく中、それらの問題は避けて通れないものとなっていったのです。

ラフカディオ・ハーンとセツは出雲大社で結婚式を挙げています。

しかし、この「結婚」は法律的に認められる結婚ではありませんでした。

形の上では夫婦になっても、法制度のもとでは夫婦として扱われないという現実がありました。

また、一雄の国籍をどうするかも重要な問題でした。

国際結婚の場合、父の国籍を選ぶか母の国籍を選ぶかで、子どもの未来は大きく変わります。

ラフカディオ・ハーンはそれを見極め決断する必要に迫られました。

そんな中、ラフカディオ・ハーンは友人のチェンバレンに助言を求めました。

ラフカディオ・ハーンの求めにチェンバレンは答えました。

英語がわからない妻子を連れて米国に帰国しても家族は幸せにはなれないだろう。

だから自分だけ米国に帰り、妻子には十分な金銭を残していけばいいとチェンバレンは助言しました。

これはチェンバレン個人の意見ではなく、当時の西欧人に広く見られた考え方でした。

つまり「日本に家族を残して自分だけが帰国する」という選択肢は、西欧社会では珍しくなかったのです。

経済的な保証を残せばよしとされていたため、家族と別れることに対する抵抗は比較的少ないものでした。

しかし、チェンバレンの助言はラフカディオ・ハーンには決して受け入れることが出来ない選択でした。

家族と別れる選択をしてしまっては父・チャールズと同じことをすることになる。

セツを母・ローザと同じ境遇にしてしまう。

一雄を自分と同じ境遇にしてしまう。

しかしラフカディオ・ハーンが日本に帰化した場合、外国人であることで得ていた高給は失われ、日本人と同じ給与水準になります。

また、イギリス人として受けていた保護もなくなります。

それでもラフカディオ・ハーンは日本で家族を守る道を選ぶ決断を下しました。

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