2022年3月8日(火)第19週「1992−1993」
あらすじ
桃太郎が誕生日を迎えました。その日、大月家では桃太郎の誕生日会を開き、五十嵐も呼んで一緒に食事することになっていました。しかし、誕生日会の時間になっても五十嵐は姿をあらわしませんでした。
ひなたが五十嵐のことを心配しているその頃、五十嵐は一人でやけ酒をあおっていました。五十嵐は、その店の中ですみれと凛太朗に遭遇。泥酔した五十嵐は、酔った勢いにまかせてすみれと凛太朗にからみ、騒ぎを起こしてしまいました。
その数日後。五十嵐が起こした騒ぎを聞きつけた轟監督は、五十嵐に言い渡しました。今後1年間、『破天荒将軍』への出演を禁止すると。そのことがきっかけで、五十嵐は役者をやめて東京の実家で働くことを決意しました。
そして五十嵐は、結婚して東京で一緒に暮らしたいとひなたに求婚。しかしひなたは、夢をあきらめる五十嵐の決意を受け入れることができません。ひなたの気持ちを察した五十嵐は、ひなたに別れを告げるのでした。
第19週
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予習レビュー
今週は五十嵐くんの苦悩が描かれる週なのでしょうか。
前回は、映画村の観客数を増やすためのひなちゃんの企画がヒットして、観客数が増加。
しかし、その一方で不本意な仕事ばかりが増えることへの五十嵐くんの複雑な気持ちが描かれました。
そして今回、五十嵐くんは荒れています。
やけ酒をあおってすみれさんにからみ騒動を起こす。
クールで自分にストイックした五十嵐くんからは想像もできないような姿をさらします。
しかも、からんだ相手が悪かった。
何かと面倒くさいすみれさんです。
そんな人を相手にトラブルを起こしたら、どんなことになってしまうかは容易に想像がつくはずです。
そんな想像すらできないほどに泥酔していた五十嵐くん。
かなり、追い詰められているものと思われます。
ついに轟監督から、騒ぎを起こした責任を問われてしまった五十嵐くん。
この騒動はどのように回収されるのか。
また、焦りを募らせる五十嵐くんの心に救いはあるのでしょうか。
感想
最もつらい回
ひなた編が始まって以来、最もつらい回になりました。
まさかこんな展開になるとは夢にも思っていませんでした。
しかし、救いが一つだけ残されていました。
ひなちゃんも五十嵐くんも、決してお互いを嫌いにはなっていないということです。
お互いのことを思うがゆえに、気持ちがすれ違ってしまったことに救われます。
ひなちゃんと五十嵐くんはこの先どうなるか・・・
それについては別のところで書いています。
ここでは伏せておきます。
一恵ちゃんと榊原くん
すみれさんの婚約によって失恋が確定し、傷心の榊原くんを一服のお茶で慰めてくれる一恵ちゃんの優しいこと。
傷つくのに人を好きになる。
達観したような言葉を口にする一恵ちゃんも、そんな経験があるのでしょうか。
それとも、安子ちゃんの親友だったきぬちゃんのように、生まれついて達観しているタイプなのが一恵ちゃんなのか。
きぬちゃんと一恵ちゃんが被って見えました。
そして、きぬちゃんが安子ちゃんを支えてくれたように、一恵ちゃんにも傷心のひなちゃんを支えてほしいものです。
それはさておき、傷心の榊原くんもまた男前です。
自分の恋心よりも、恋した相手の幸せを最優先に考える究極の忍ぶ恋に泣かされました。
当ブログにコメントをいただきましたが、これを機に一恵ちゃんと榊原くんが距離を縮めると嬉しいです。
ネタバレあり:次週の火曜日はついに・・・
ここからネタバレです。
次週の火曜日、またしても謎の振り付け師が登場します。
「るい」という名前を聞いて、逃げてしまったサンタのおっちゃんでしたが、再び回転焼き屋に姿をあらわします。
再びやって来るその目的は、るいちゃんに会うためです。
サンタのおっちゃんは、自分の素性をるいちゃんに話し、ひなちゃんはついにサンタのおっちゃんが自分の親戚だと知ることに。
いよいよ、安子ちゃんとるいちゃんの悲劇の回収が始まりそうです。
第19週
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五十嵐君、気持わかる。若いし、焦ってるし、目の前のことで頭がいっぱいなんだよね。
ひなたは五十嵐君のこと好きなら一緒に東京に着いて行ってあげたらいいのに。
少し時間をおいてもいいから、復縁して欲しいです。
短い人生、本当に好きな人と一緒になって。
ひなたも一秒でも多く、文ちゃんと一緒にいたい、って言ってた。悔いのない人生を。
「東映剣会」のドキュメンタリーで、会員の大部屋俳優、女優達が道場で、剣道着に着がえて一斉に素振りをする場面がありましたが、全員、気迫の籠った表情で凄い迫力がありました。正直あの中に本郷君が混ざる絵ずらが想像できませんでした。多分役柄のせいでしょう。仕事が無くても、その日に備えて厳しい鍛錬をする。まさに侍、五十嵐(本郷君)はそれに耐えられる強さが無かったのでしょう。だから心のどこかで実家をあてにしていた。惜しいけどね。
このひなたと五十嵐君のパターン、以前にもいましたね。「エール」に。五十嵐君がもっと暴力的だったら、環先生と破局した嗣人さんそのものだし、五十嵐君がもっと幼いと、華と別れた渉君になります。
轟監督「「ああいう気分の夜もあるやろ」…って凛太朗さんは言うてくれてはる…「自分の事だけだったら堪えたんやけど」って」
ネットニュースetc.の書き込みも含めて、すみれさんと結婚したもののやがて離婚する展開になるのでは?という外野の声(?)も少なからずあった“破天荒将軍”星川凛太朗&美咲すみれ夫妻。
「自分が悪く言われるのは笑って堪えるが、最愛の妻(すみれさん)が悪く言われるのは許せない」星川凛太朗さん、実は良い人なのでは?と、今日の放送で見直しました。(故にすみれさんも彼に惚れたのかな?^^)
プライベートで楽しんでいる時にサインを求められ、色紙以外のもの(仕事用の手帳・ビジネス用の封筒)にも気さくにサインをしたためる凛太朗さん…実は結構な苦労人でもあるのかな?という気もします。
(余談ですが、かつて同じお店「うちいり」でサインを求められた時に色紙じゃなきゃ嫌!とごねた奥様:若き日のすみれさんとの対比かな?(^^;)
凛太朗&すみれ夫妻には末永く幸せで居続けて欲しいものです。(^^)
個人的にはどうも最近まで放送されていた他局のドラマ(『愛しい嘘 優しい闇』)のバイアスがかかっていた状態だったので、凛太朗さんを色眼鏡で見てしまっていました…凛太朗さん、そして演者の徳重聡さん、本当にごめんなさい…!
良い意味で「21世紀の石原裕次郎」の枷が取れ、今では硬軟善悪多彩な役柄を演じておられる徳重聡さん…これからも引き続き楽しみに拝見します。(^^)
あかん、別れのシーン見たら昨夜放送ウルトラセブン最終回のダンとアンヌの別れのシーンがフィールドバックして涙腺がまた緩みそう
サラダ食って「この味がいいね」などとは一生言わない自信があるが、「美味しいなあ、ここの焼き味噌」と聞いたらどこの店だとソッコーでググる自信もある
涙のキッス
懐かしいな~、冬彦さん
サザン使えるんだ
1993年にエロチカセブン期待していいかな?
ドラマ・悪魔のKiss主題歌
深津さん出世作のドラマ
五十嵐君、サンタさんに出会って弟子になって、一皮むけるとか、そんな展開あれば
いいんだけれどね。
相変わらず大部屋のままだし無愛想なままだけど、五十嵐くん、皆に認められてるし愛されてますね
そして、9年も付き合ってれば、職場でも近所でも公認カップル
ああ、それなのに…(;_;)
五十嵐くん、何で桃太郎くんの誕生日会に来なかったんかなぁ。そしたら、あんなに泥酔して絡んだりすることなかったし、あったとしても、大月家の中のことであれば仕事に支障をきたしたりしないのに。役者バカだからこそ、そこまでストイックになってしまうんでしょうね。逆にもっと肩の力抜いた方がいい役者になれるんじゃないかな。
それにしても3代にわたって、悲しいお別れのシーンがあるなんてね。安子ちゃんもるいちゃんもそのお別れを経て幸せな結婚してるんだから、このままにはならないのかもしれないけど。
そばに居るジョーさん、出番だよー!
基本的に予習はしないことにしているのですが、
それでも、ここ(このホームページ)とかで
どうも、ひなたと文ちゃんはお別れするらしい、
と知ってしまいましたが、
おお!?
なんだ、なんだ、
やっぱ、結ばれるのか!?
と思ったら、
やっぱ、お別れしちゃいましたか~
(T_T) (T_T) (T_T)
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
五十嵐、すさんでる。すみれ空気読めない。火に油を注ぐ。五十嵐駄目だよからんじゃ。そういえば、小林旭さんが「仁義なき戦い 代理戦争」の撮影前の歓迎会で酔っ払った川谷拓三さん、志賀勝さんに絡まれて危うく喧嘩になりそうになった時、慌てて松方弘樹さんが間に入って止めたそうです。でも川谷さん、志賀さんにお咎めはありませんでした。「榊原さんあほですねえ。」誰かを好きなったら誰でもそうなります。五十嵐とひなたさん、ジョーさんとるいさんの違い。一度は死を覚悟したジョーさんと、安易に逃げ出す、五十嵐この違いは大きい。五十嵐の言い分は言い訳に過ぎない。両親、異変に気付く。ジョーさん動くか?ひなたさんの為に。
昨晩、時代劇チャンネルで、東映の剣友会である「東映剣会(つるぎかい)」のドキュメンタリー番組を放映していました。1960年代前半に時代劇の衰退は、既に始まっていて、正義派のやくざを主人公とした任侠映画、任侠映画が頭打ちになると、リアルなやくざ社会を描いた実録路線へと舵をきります。その中にあって剣会は殺陣、スタントを現場で創意工夫を凝らして創造していきます。剣会は映画の内容は変化してもそれに対応してプロらしくより良い作品を作ろうと最大限努力していたのです。「カムカム」では条映は完全にフィクションとして描かれているので、ここら辺の経緯は描かれていません。「カムカム」で五十嵐が時代劇にこだわるのは、条映が実際の東映よりも遥かに長く時代劇を主軸として撮っていたからなのですが、ここらへんの時代の映画はそこそこたくさん見てきているので、どうしても現実の世界と比較してしまいます。五十嵐の時代劇へのこだわりにどうしても違和感が覚えてしまいます。それに、自分がやりたい仕事ができないからといって、ごねるのは、プロとしては駄目だろう。来た仕事を誠実にこなして実績を作りそれをベースに会社にアピールしかないだろう。伴さんと五十嵐の最大の違いはそこにある。
文ちゃんよ…。お前はアラカンの50分の1や!(怒)
まさかの日向の道が文ちゃんの足枷になってしまうなんて…。
いっちゃんは「恋する人間はアホ。傷つき傷つけ合いながらも好きになる」と言っていましたが、文ちゃんの「バカだな」とリンクしていますね。
好きだからこそ向き合えない。お互いが幸せになれないとは何という皮肉でしょうか…。
またいっちゃん→榊原さん→すみれさんの構図がハッキリしましたね。
新たなフラグが立ちましたがさてどうなるでしょうか?
轟監督は五十嵐くんの実力を昔から評価してました。だから、この騒ぎをきっかけに、映画村に固執せず、新しい道を切り開くように促したのかもしれません。
それこそ大河に出たりして(笑)。