2022年3月15日(火)第20週「1993−1994」
あらすじ
平成5年(1993年)のクリスマスイヴ。謎の振り付け師・サンタが、回転焼きの店先で働くるいの前に姿をあらわしました。そのタイミングでひなたも帰宅。そのとき、ひなたは算太が自分の親戚であることを初めて知りました。
その日の夜、錠一郎のすすめで算太は大月家に泊まることになりました。興味津々のひなたは、自分の祖父母のことや家族のルーツのことについて、算太に矢継ぎ早に質問を浴びせかけました。
翌日、算太は商店街で福引の手伝いをしました。そして、吉右衛門の顔を見たその瞬間、算太の中で岡山の記憶が蘇り、幼い頃の安子や橘家の家族と過ごした日々を思い出しながら、ダンスを披露しました。
しかしダンスを終えた算太はその場に倒れてしまいました。錠一郎は、算太が持っていた診察券の病院に尋ねると算太が病気であることが判明。余命がわずかしか残されていないことを悟った算太は、病院を抜け出し、るいのもとにやって来ていたのです。
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予習レビュー
謎の振り付け師・サンタのおっちゃんが再びやって来ました。
しかも、その日はクリスマスイヴの日で、サンタのおっちゃんが最初に姿をあらわすのはひなちゃんではなくるいちゃんの目の前です。
この事実だけでもう泣きそうです。
そして、ひなちゃんはサンタのおっちゃんが自分の大伯父であることを知り、るいちゃんはあの日のことを算太叔父さんに尋ねます。
ついに、安子ちゃんとるいちゃんの悲劇の回収が始まるのでしょうか。
ところで、昨日とあるネットニュースで安子ちゃんとるいちゃんの悲劇に関して興味深い記事を見つけました。
あくまでも推測で書かれた記事なのですが、ひなちゃんの初恋の相手・ビリーに関しての記事です。
その内容をざっくりと説明すると・・・
ビリーは安子ちゃんが40歳前後で産んだ息子ではないかという仮説。
なぜそんな仮説を立てられるのかというと、「ビリー」という名前にヒントがある。
ルイ・アームストロングに夢中になり、その後、歌手デビューを果たし、ルイ・アームストロングと並んでジャズの祖とまで呼ばれるようになったビリー・ホリデイ。
ビリー・ホリデイもまた1940年代に『On The Sunny Side of the Street』をカバーしている。
渡米した安子ちゃんは米国でビリー・ホリデイの存在を知り、るいのことを思いながら息子にビリーという名前をつけたのではないか。
るいもビリーも、男の子にも女の子にもつけられる名前である。
さらに推測は続きます。
そのビリーが、本作のナレーションの声の主なのではないかと。
以上が、その記事の概要です。
感想
神回
神回でした。
オープニング映像のクレジットは「回想」の二字のオンパレード。
オープニング映像のクレジットを見ているだけで、まるで過去の記憶が噴き出しているかのような感覚を覚えました。
そして、ついにるいちゃんの前に姿を現した算太さん。
十年間、姿を消した末に再びやって来たことを、算太さんはひなちゃんに「迷子になっていた」と説明。
『ちりとてちん』で草若師匠が高座に復帰した神回と重なりました。
高座に復帰した草若師匠が最初に発した言葉も、今日まで道に迷っていた、でした。
さて、算太さんは文字通り迷子になっていたのでしょう。
るいちゃんとの再会で動揺し、その場から逃げ出した算太さん。
それまでの人生の中で自分がしでかしてしまったことと向き合うことになり、今日まで迷いに迷っていたものと思われます。
しかし、病を患い、自分の死期を悟り、死ぬ前に掛け値を清算しようと思い立ったのかと。
今回は、るいちゃんからの鋭い質問から逃げてしまいましたが、いよいよ明日、算太さんは過去に向き合うことになるのかもしれません。
チビ安子ちゃんの幻
今週の予告映像の中で最も気になっていた点。
それは、音声だけが登場した「お兄ちゃん」と言う声。
本作のこれまでを振り返ってみたのですが、本作の中で「お兄ちゃん」がいるキャラクターは安子ちゃん一人しかいません。
兄がいるキャラクターは、本作の中で見事なまでに存在しません。
だから予告動画の中の「お兄ちゃん」という声は安子ちゃんに違いない。
しかし、声の主は子供です。
何故、今になってチビ安子ちゃん?
その謎がすべて判明しました。
金太さんが亡くなる間際、算太さんの幻を見ました。
算太さんもチビ安子ちゃんの幻を見ました。
算太さん、死が迫っていますね。
予告映像の中で、るいちゃんが大事そうに抱えていた骨壷らしき箱。
あの箱の中にいるのは、算太さんなのかもしれません。
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還暦のたつお様
私が高画質で見たいのは「京都買います」の方ですね、失意の岸田森さんが徘徊する美しい京都とエンディングで主題歌「恐怖の街」に乗せて映し出される全然美しくない京都という皮肉いっぱいの実相寺監督の演出
あと、ふたつほどカムカムに絡めたコメント
時代劇「子連れ狼」のオープニングは実相寺監督演出なのですが劇画と実写と主題歌「てでこ橋」が非常にマッチしている美しくインパクト強い演出だなあと今でも思います
それと、あくまでも私感ですが「子連れ狼」原作者の小池一夫さんは後年ノストラダムス思想に傾倒し始めてから作品があまり面白くなくなったかなと・・・
名前を名乗る程ではございません様。「帰って来たウルトラマン」と言えば「怪獣使いと少年」、「怪奇大作戦」と言えば「呪いの壺」、「京都売ります」がどうしても思い浮かびます。思いっきりベタな選択だけど。この三作は再放送があれば必ず見てしまいます。4Kの高画質で再見したいです。「呪いの壺」のラストで寺院が燃えるシーンは凄かったな。
本日の感想は他の方々にお任せして
取り敢えず「ウルトラセブン」「真犯人フラグ」ロス中である私からふたつほど
猫おばさんこと平田敦子さんを朝ドラで見たい
「まれ」出演時のエキストラ的な役ではなく主要人物として
「帰ってきたウルトラマン」もしくは「怪奇大作戦」の放送開始待ってんだけど、BSプレミアム様
以上
算太さんの死に際に妹の安子さんに会えることはなさそうだ。奇跡的にも安子さんが意外な形で店に現れてジェジェジェかびっくりぽんのようなことが起きないと、その後の展開の予想からいっても安子さんが店に来ること事態考えられない。明日95回は算太さんが簡単に過去を振り返って(わしが悪かったのじゃ)という言葉で息をひきとってからテーマソングに入ってさっそく家族で岡山へ帰省するのではるいさんは算太さんの遺骨が入った箱を持って。おそらく京都から岡山までの移動は新幹線ののぞみを使うのでは、ドラマの中でも新幹線が登場すると思う。(多分この頃にはのぞみは走っていたと思う)。夢や幻ではなくて安子さん本人の顔をみてから算太さんが旅立つことを私は願っていたけど残念ながらどうやらそれはなさそうだ。岡山のメンバーも算太さん同様高齢化して老けてしまってるから晩年役に代えて出場する人もいるのでは?
算太は何年も姿を消して或る日突然、姿を現す…浦島太郎みたいですね(父は金太で、妹の孫は桃太郎だけど)。借金.戦争.持ち逃げ.回転焼るい再会の4回消えた?
岡山が舞台で、ドラマ内に黍之丞や団五郎や桃太郎とか出てくるから、雉真家ってのは桃太郎のお供(イヌ.サル.キジ)から来てるのかなぁと思ってた。
ならば大月家と五十嵐家は、犬&猿に何か関係あるかなと考えたけど特に思い付かなかった。
今日の回で岡山編の回想シーンを見てたら、雉真ってのは…鬼ヶ島→鬼島(キジマ)って事なのかな?悪者の巣窟というより過去の因縁が封印されたパンドラの箱!?
色々な過去が出てきて、つらく哀しい事も有るかもしれないけど…最後には希望が残ってると良いですね。
ご無沙汰しておりました。m(_ _)m
さて。
神様の視点を持つ視聴者としては、今や愛おしい主人公達の切ないワダカマリや誤解が晴れるのをどうしても願ってしまう。
でも、現在の所は、そういう意味での回収はされていない。そうなんだけど、アンコの歌とか、惹かれるメロディーとか、チャンバラの剣技とか、それらから知らず知らずのうちに代々引き継がれた人柄や人情や思いやりや不屈の精神が、知らず知らずのうちにそれぞれの世代の人生を助け、彩っていく。そういうシーンが随所にある。
私は、その塩梅が、実は案外気に入っている。
実際の私達の人生は、そのように直接は知らない先祖や先人の物語を経て、知らず知らずのうちにその精神を引き継いで織りなされているんだな。それに気付かせ感じさせてくれる物語になっていると思う。
この後この物語がどうなるのか、私はまだ知らないけれど、それがどうであっても、百年に渡る物語でないと描けないこの感じが、私は好きである。
錠一郎がおもちゃのピアノを弾いている。以前、笹プロ社長とのやりとりで「ピアノ弾ける?」「少し」ってシーンがあった。なんでジョーはトランペットがだめならピアノをやらないのかなぁって思ってた。
音楽担当の金子さんがあさイチ出演時に突然サクソフォンが吹けなくなるジストニアになってしまい、それからピアノを弾きまくって今に至るみたいなことをおっしゃっていた。
ジョー復活の伏線?
いつもおちゃらけの算太さん、今日はシリアスでしたね。老け役にしても生気がないと思っていたらもう余命いくばくもないとは…。
るいちゃんの問いかけもはぐらかして、算太さん、あの世まで事実を持って行ってしまうのかな。
可愛い安子ちゃんとるいちゃんの為に、そして何より算太さん自身の為に、心の澱を吐き出してしまおうよ。
わだかまりを持つ算太さんとるいちゃん、察するジョーさん、その中でただただ明るいひなたちゃん。さすが光の塊だけのことはある。
その光がみんなの隅々まで照らしてくれますように。
ダンサーになりたかった算太くん、でもどんなホールよりも、最後の最後に行きたかった場所、会いたかった人は「たちばな」でした。
今や橘家の血をひく唯一のるいちゃんとその子供達に最後に会いたくて、病院を命懸けて抜け出して来たんでしょうね。
ところで、幼かった吉右衛門ちゃんは仕方ないとしても、吉兵衛未亡人の清子さん、何か覚えてないかなあ?
清子さんの活躍をひそかに期待しております。
(そう言えば、清子さんは算太くんより年上ですよね
)
チビ安子ちゃんが抱き着いてきたあたりから、
多くの視聴者が思ったことでせう、
「算太、死ぬのか!?」
今日は死ななかったけど、
死期は近いんでせうなあ。
算太! 安子の所在、知っているんだろ?
算太の元に、安子、駆けつけてくるのか?
(/_\;) (/_\;) (/_\;)
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
今週のキーワードは「ワシが悪いんじゃ」。この言葉を言ってもらうまでは
死なせませんよ。
ジョーさん、キーボードで復活か?ペットはあの少年が受け継ぐのかも。
吉右衛門一家、算太さんを見て思い出すだろうか、すべては明日。そしてナレ死になるのか、
臨終まで描くのか。
浜田岳、老け役も巧い。「誰が?」一人しかおらんやろ。住所不定ってまるで寅さんや。桃太郎レギュラー返り咲き。おめでとう。雉真とは、敢えて縁切ったんだね、るいさん。あっ、またチャップリン「黄金狂時代」の再現。るいさん、ジョーさんは関西弁に変わったのに算太さんだけ未だに岡山弁。彼にとって安住の地は存在しなかったのね。ラジオの件、吉右衛門さんで思い出し。安子の幻覚。こういうシーンが出ると危ないぞ。なんか岡山のエピソードと繋がってきた。ジョーさんピアノはひけるじゃん。倒れた。やっぱり算太さんもう長くない。切ない。
気になって、ネタバレを見てしまいました。あっ結局そうなるんだ。でも詳細までは分からない。流石にここでは先の粗筋は書けません。さて先般、元東映社長の高岩淡さんが亡くなられました。ちょうどこのドラマの当りで第一線で活躍されていました。「宇宙からのメッセージ」「鉄道員(ぽっぽや)」「柳生一族の陰謀」「男たちの大和」などを作られました。ドラマの中の条映とは違い東映はいろんなジャンルの映画を作っていたことがわかりますが、
ドラマの条映にも現実の東映の動きも多少反映してほしかった気がします。(映画「北陸代理戦争」を見ながら。)
いよいよ安子編、るい編の積み残しが本格スタート。
算太が大月にカムバックしますが、やはり肝心なところははぐらかしたまま。
恐らく全てを話すか、墓場まで持っていくかギリギリのどころまで悩んだことでしょう。
動機は死ぬ前に数少ない家族に会いたいという算太なりの終活くらいの感覚でしょうね。
本作は登場人物が亡くなる間際に幻覚を見ることが良くありますが、算太は幼い日の安子。
算太にとっては安子のイメージはやっぱりその時の頃なんですね。
「ワシが悪いんじゃ…」
明日、いよいよ逃げ場がなくなった算太が全てを語ると思われます。私の予想がまた当たることとなりましたね。
今日のカムカム、涙無くしては見れませんでした。
サンタのダンス、いろいろな意味で切なすぎる・・・
「大伯父さん?キャンディキャンディみたいやわぁ!」
ひなたは私と同世代なので多分こう思うんじゃないかと。
もし安子とロバートの子なら、なんだかなあ。ロバートは幼い頃のるいとも会ってるんだし、安子がるいから絶縁宣言された時、ロバートの性格なら仲直りするよう尽力すると思うんだけどなあ。仲直りさせるでもなく、安子をアメリカに連れ帰ったのなら幼子から母親を引き離したクズじゃないですか
サンタがクリスマスイブにやってきた。
いち度目は受けたけれど、二番煎じは冷めてしまいますよ。
細かいことで申し訳ないですが、対象の祖父母より年上なら、大伯父なんです。大叔父は年下ですわ。