あんぱん

メイコののど自慢の結果 / あんぱん 第93回

2025/8/6(水)第19週「勇気の花」

あらすじ

メイコは「のど自慢」の予選に挑み、のぶと嵩の応援を受けて順調に歌い始めました。

しかし、応援に駆けつけた健太郎の姿を見て緊張してしまい予選落ち。

深く落ち込むメイコを健太郎は励ましました。

しかしメイコは、健太郎が応援するかぎり自分は予選を落ち続けると健太郎本人に言いました。

メイコの思いがけない言葉に戸惑う健太郎。

そんな中、蘭子がメイコに問いかけました。

健太郎への想いをいつまで秘めたままでいるつもりなのかと。

参考:地デジ番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週登場する新キャラ・いせたくやの実在モデルは作曲家のいずみたくさんです。

今回の本欄では、リアルいせたくやとリアル嵩くんの関係についてまとめてみました。

リアルいせたくやとリアル嵩くんの関係

リアルいせたくやとリアル嵩くんの出会いは、昭和35年(1960年)に初演された永六輔さんのミュージカル『見上げてごらん夜の星を』での仕事です。

リアルいせたくやはミュージカル『見上げてごらん夜の星を』の劇中主題歌の作曲を担当。

リアル嵩くんは同ミュージカルの舞台美術を担当。

『見上げてごらん夜の星を』で出会い意気投合した二人は、その後、何度も一緒に仕事をするようになりました。

また、当初は売れなかった『アンパンマン』が大ヒットするきっかけを作ったのも、リアルいせたくやと組んだ仕事がきっかけです。

さて、リアルいせたくやは『見上げてごらん夜の星を』で意気投合したリアル嵩くんが作詞した『手のひらを太陽に』の作曲を行い、これが大ヒット曲に。

これを機にリアルいせたくやとリアル嵩くんの二人は、毎月一曲づつ歌を作ろうと約束。

リアル嵩くんがお気に入りの詩を作ることが出来ると、リアル嵩くんは電話でリアルいせたくやにそのことを報告し作曲を依頼。

そんな二人の仲の良い関係が続く中、リアル嵩くんは『アンパンマン』を生み出しました。

リアル嵩くんは『アンパンマン』をとても気に入っていました。

しかし『アンパンマン』は編集者などからの理解を得られず、まったく売れない状況が続いていました。

そんな中、リアルいせたくやは『アンパンマン』の暴力的ではないニューマンなスーパーマンというコンセプトをとても気に入りました。

そこでリアルいせたくやは『アンパンマン』をミュージカルにしようとリアル嵩くんに提案しました。

『ミュージカル 熱血メルヘン 怪傑アンパンマン』

リアルいせたくやが『アンパンマン』のミュージカル化を提案した当時、リアルいせたくやはミュージカルを専門に上演する劇団フォーリーズを旗揚げ。

そして、その劇団が上演するための客席数100席の劇場・アトリエフォンテーヌを作り、実験的な公演を行っていました。

『アンパンマン』のミュージカルもその劇場で上演されることになりました。

『アンパンマン』のミュージカルは『ミュージカル 熱血メルヘン 怪傑アンパンマン』というタイトルがつけられ昭和51年(1976年)に上演が開始。

ミュージカルになった『アンパンマン』には連日多くの子供たちが駆けつけ大盛況。

リアル嵩くんは舞台の袖から観客席の子供たちの反応を観察し、『アンパンマン』のストーリーに磨きをかけました。

「バイキンマン」というキャラが誕生したのもリアル嵩くんの観察の結果でした。

ある日リアル嵩くんは『アンパンマン』のストーリーには悪役がいないことに気がつきました。

そこで生まれたのが「バイキンマン」というわけです。

リアル嵩くんは観客席の子供たちの反応を観察しながら新たなキャラクターを次々と生み出しました。

そして新たに誕生したキャラクターのテーマソングをリアルいせたくは作曲しました。

リアルいせたくが作曲した『アンパンマン』のキャラクターたちの主なテーマソングは次のとおりです。

『私はドキンちゃん』
『ドキン・ドキン・ドキンちゃんードキンのうたー』
『ずっこけ!ばいきんまん』
『いくぞ!ばいきんまん』
『おなじみしょくぱんまん』
『とべ!カレーパンマン』

リアルいせたくやこといずみたく略歴

いずみたく氏の略歴は次のとおりです。

昭和5年(1930年)1月、東京市下谷区(現:東京都台東区)谷中生まれ。

リアル嵩くんが大正8年(1919年)2月生まれなので、リアル嵩くんより11歳年下です。

仙台陸軍幼年学校に在学中、終戦を迎えました。

仙台陸軍幼年学校とは、幼少時から幹部将校候補を養成するために設立された大日本帝国陸軍の全寮制の軍学校です。

終戦の翌年に東京府立第五中学校を卒業し、同年に鎌倉で開校した高等教育のための私立学校である鎌倉アカデミアに入学。

昭和25年(1950年)に舞台芸術学院演劇学科を卒業し、芥川龍之介の三男で作曲家の芥川也寸志に師事。

その十年後の昭和30年(1960年)に、永六輔のミュージカル『見上げてごらん夜の星を』の主題歌の作曲を担当。

同作品の制作現場で、舞台美術を担当していたリアル嵩くんを永六輔から紹介されました。

リアルいせたくやが作曲した主な楽曲は次のとおりです。

『ゲゲゲの鬼太郎』主題歌
『見上げてごらん夜の星を』(歌、坂本九)
『いい湯だな』(歌、ザ・ドリフターズ)
『手のひらを太陽に』(歌、宮城まり子)

リアルいせたくやは生涯に約15,000曲を作曲。

また、昭和61年(1986年)には第二院クラブから参議院比例区に立候補して落選。

平成元年(1989年)青島幸男の辞職により繰上当選しました。

任期途中の平成4年(1992年)に肝不全のため死去。

享年62歳。

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