2024/5/8(木)第6週「くるしむのか愛するのか」
あらすじ
のぶに背中を押された蘭子は豪のもとへ行きました。
しかし蘭子も豪もお互いの気持ちを告げることができませんでした。
そんな中で豪の壮行会が始まり、豪は朝田家の人々に感謝の気持ちを伝えました。
壮行会の席では朝田家の三姉妹が「よさこい節」を披露。
その様子を見ていた豪はたまらなくなり、席を外すと一人朝田家を出発しようとしました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
これまで一定の距離は保ちながらも、いつも心と心がつながっていたのぶちゃんと嵩くんのすれ違いの始まり。
それが、ブログ主の中での今週の二大トピックの一つです。
ブログ主の中での今週の二大トピックのもう一つ、それは次回の本欄でお伝えします。
今回の本欄では、のぶちゃんと嵩くんのすれ違いの始まりについて予習レビューをまとめます。
のぶちゃんと嵩くんのすれ違い
のぶちゃんと嵩くんの間にすれ違いが生じてしまう理由。
それは、二人が入学した学校の校風の違い。
そして二人の担任教師の考え方の違いにあります。
のぶちゃんが入学した女子師範学校では、のぶちゃんの受験の日から怖そうな先生がその後のフラグとして登場していました。
受験会場に閉門直前で迎えた、門を閉める眼光の鋭い先生。
面接試験では、のぶちゃんに対して厳しい言葉を次々に浴びせかけ、のぶちゃんが合格の自信を失う原因にもなった怖い先生。
あの怖い先生はまた、規律を愛し自由を嫌う先生です。
そんな先生の考え方が、入学後ののぶちゃんの考え方をじわじわと変えていきます。
一方、嵩くんが今週から通い始める美術学校の担任教師は、女子師範学校の怖い先生とは正反対のキャラです。
自由を愛し生徒たちにも自由にさせる、そんな先生です。
女子師範学校の先生は、生徒たちの卒業後の在り方まで決めてしまいます。
卒業後の在り方とは具体的には大和魂を持ったお国のために尽くす教師です。
それ以外の将来像は認めません。
一方、美術学校の先生はデザインを学んだからといってデザイナーになる必要なんてないとまで言い切る自由な考え方の持ち主。
卒業後、タップダンサーになったって構わない。
将来像は完全に生徒任せです。
そんな正反対の先生に学んだら、のぶちゃんと嵩くんがお互いに別世界の人になってしまっても不思議ではありません。
戦争の緊張感はまだない東京高等芸術学校
女子師範学校では、戦争が始まったことで戦争への女子としての心構えが訓示されます。
一方、美術学校では戦争の「せ」の字すら出ない。
戦争の緊張感はまだありません。
そんな中、嵩くんの目下の悩みは画力に自信を失いかけたこと。
自分のことで悩んでいられるほど平和ということです。
そして自信を失いかけているタイミングで、嵩くんは図案コンクールに応募して入選します。
賞金は50円。
賞金が大金なので、それなりの権威ある図案コンクールなのでしょう。
画力に自信を失いかけているタイミングだったこともあり、嵩くんは浮かれてしまうようです。
大金も入り気持ちが大きくなってしまう嵩くん。
高知の千尋くんに電話します。
当時、遠距離通話はかなりな高額になるはずです。
高知まで電話してしまうところに嵩くんの浮かれっぷりがよくあらわれています。
さて、嵩くんからの電話が来たとき、のぶちゃんは実家に帰ってきていました。
そこで千尋くんは気を利かせてのぶちゃんを柳井家に連れてきます。
嵩くんとの電話を一旦切って、のぶちゃんが柳井家に来たタイミングで、もう一回のぶちゃんに電話してもらうわけです。
ところで嵩くんが高知に電話した際、嵩くんの背後では浮かれた美術学校の学生たちが大騒ぎしています。
その大騒ぎを電話越しに耳にしたのぶちゃんが嵩くんに言います。
兵隊さんは命がけで戦っている、そんな時に嵩は何をしているのだと。
そしてのぶちゃんは、「ドアホ!」と一喝して電話を切ってしまいます。
のぶちゃんと嵩くんのすれ違いが顕在化する瞬間です。
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