本放送:2022年2月25日(金)
再放送:2025年3月18日(火)
第17週「1983−1984」

あらすじ

五十嵐は、稽古をつけてほしいと改めて虚無蔵に頼み込みました。ひなたも五十嵐と一緒に頼むものの、虚無蔵は五十嵐とひなたの頼みを拒否しました。虚無蔵自身もオーディションに挑むつもりだったからです。

続けて虚無蔵は、自分が『妖怪七変化!隠れ里の決闘』に出演することになった経緯を語りました。先代と二代目の親子共演を拒否したのは先代でした。そして先代は、二代目への当て付けで虚無蔵を共演者に抜擢していたのです。

虚無蔵に稽古を断られた五十嵐はたった一人で必死の努力を続けました。その甲斐あって、予選を無事に通過。一方、五十嵐を応援したい一心から、ひなたは回転焼きを焼く練習を重ね、五十嵐のために回転焼きを焼くことができました。

そして迎えたオーディションの最終審査。その日、五十嵐は虚無蔵と組んで殺陣を披露することになりました。審査員をつとめる監督の轟やモモケンの前で、五十嵐と虚無蔵の殺陣が始まりました。

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予習レビュー

ひなちゃんと無愛想な男・五十嵐くんの恋バナのフラグが今回あたりに立つようです。

五十嵐くんは、『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のオーディションにチャレンジすることに。

しかしオーディション直前に自信を失い弱気になる。

そんな五十嵐くんを、ひなちゃんが励ますのだとか。

まるでトランペッターのコンテスト直前になって自信を失ったジョーと、そのジョーを応援したるいちゃんみたいです。

思えば、ジョーが自信を取り戻したのは『妖怪七変化!隠れ里の決闘』でした。

また、その頃からるいちゃんとジョーは、急速に距離を縮め始めました。

さて、ジョーが自信を取り戻した『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のリメイクのオーディションに五十嵐くんがチャレンジするもの自信を失い、それをひなちゃんが応援する。

このことがきっかけになって、次週あたりからひなちゃんと五十嵐くんの恋バナが始まるのかもしれません。

ジョーが自信を取り戻した『妖怪七変化!隠れ里の決闘』、そのリメイクのオーディションにチャレンジする五十嵐くん。

『妖怪七変化!隠れ里の決闘』はまた、モモケンと虚無蔵さんの因縁の作品でもあるらしい。

そして、どうやらそこにはあの算太くんも絡んでいる。

日本映画史上まれに見る『妖怪七変化!隠れ里の決闘』を中心にして、新たなストーリーが始まりそうです。

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感想

初代と二代目の親子の確執

虚無蔵さんとモモケンの因縁の真相(らしきもの)が初めて語られました。

『ちりとてちん』の草若師匠と、息子の小草若の関係を思い出さずにはいられない父と息子の確執。

しかし、『ちりとてちん』では父の草若師匠の存命中に、親子の確執は解消されました。

一方、初代モモケンはすでにこの世の人ではありません。

二代目は、初代の真意を知らないままです。

さて、虚無蔵さんが言いました。

初代は自分のことを息子のように可愛がってくれたと。

この虚無蔵さんの言葉から推測できること。

初代は本当は、二代目を可愛がってあげたかったのでしょう。

しかし、映画を捨てた二代目に対して振り上げたこぶしを、初代はおろす機会を失ってしまった。

そんな初代の気持ちを二代目はわからない。

この親子の溝を埋められるのは、もしかするとあの人?

親子の溝を埋められる人

真相を知っているのは、今は亡き先代、共演を拒否された二代目、二代目に代わって抜擢された虚無蔵さん、そしてサンタ黒須。

当事者の三人と、三人を第三者の立場から見ることができたサンタ黒須。

この中で、真実を正しく理解できているのは状況から言ってサンタ黒須なのかもしれません。

サンタ黒須の働きを期待せずにはいらません。

その一方で、サンタ黒須は安子ちゃんとるいちゃんの親子を引き裂くトリガーを引いた人でもあります。

ただし、サンタ黒須は安子ちゃんとるいちゃんの親子の悲劇を知らないはず。

見違えるほど立派な人物になったサンタ黒須が、安子ちゃんとるいちゃんの関係を知ったとき、サンタ黒須は母と娘の関係の修復に動き出すのでしょうか。

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