2022年2月25日(金)第17週「1983−1984」
あらすじ
五十嵐は、稽古をつけてほしいと改めて虚無蔵に頼み込みました。ひなたも五十嵐と一緒に頼むものの、虚無蔵は五十嵐とひなたの頼みを拒否しました。虚無蔵自身もオーディションに挑むつもりだったからです。
続けて虚無蔵は、自分が『妖怪七変化!隠れ里の決闘』に出演することになった経緯を語りました。先代と二代目の親子共演を拒否したのは先代でした。そして先代は、二代目への当て付けで虚無蔵を共演者に抜擢していたのです。
虚無蔵に稽古を断られた五十嵐はたった一人で必死の努力を続けました。その甲斐あって、予選を無事に通過。一方、五十嵐を応援したい一心から、ひなたは回転焼きを焼く練習を重ね、五十嵐のために回転焼きを焼くことができました。
そして迎えたオーディションの最終審査。その日、五十嵐は虚無蔵と組んで殺陣を披露することになりました。審査員をつとめる監督の轟やモモケンの前で、五十嵐と虚無蔵の殺陣が始まりました。
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予習レビュー
ひなちゃんと無愛想な男・五十嵐くんの恋バナのフラグが今回あたりに立つようです。
五十嵐くんは、『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のオーディションにチャレンジすることに。
しかしオーディション直前に自信を失い弱気になる。
そんな五十嵐くんを、ひなちゃんが励ますのだとか。
まるでトランペッターのコンテスト直前になって自信を失ったジョーと、そのジョーを応援したるいちゃんみたいです。
思えば、ジョーが自信を取り戻したのは『妖怪七変化!隠れ里の決闘』でした。
また、その頃からるいちゃんとジョーは、急速に距離を縮め始めました。
さて、ジョーが自信を取り戻した『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のリメイクのオーディションに五十嵐くんがチャレンジするもの自信を失い、それをひなちゃんが応援する。
このことがきっかけになって、次週あたりからひなちゃんと五十嵐くんの恋バナが始まるのかもしれません。
ジョーが自信を取り戻した『妖怪七変化!隠れ里の決闘』、そのリメイクのオーディションにチャレンジする五十嵐くん。
『妖怪七変化!隠れ里の決闘』はまた、モモケンと虚無蔵さんの因縁の作品でもあるらしい。
そして、どうやらそこにはあの算太くんも絡んでいる。
日本映画史上まれに見る『妖怪七変化!隠れ里の決闘』を中心にして、新たなストーリーが始まりそうです。
感想
初代と二代目の親子の確執
虚無蔵さんとモモケンの因縁の真相(らしきもの)が初めて語られました。
『ちりとてちん』の草若師匠と、息子の小草若の関係を思い出さずにはいられない父と息子の確執。
しかし、『ちりとてちん』では父の草若師匠の存命中に、親子の確執は解消されました。
一方、初代モモケンはすでにこの世の人ではありません。
二代目は、初代の真意を知らないままです。
さて、虚無蔵さんが言いました。
初代は自分のことを息子のように可愛がってくれたと。
この虚無蔵さんの言葉から推測できること。
初代は本当は、二代目を可愛がってあげたかったのでしょう。
しかし、映画を捨てた二代目に対して振り上げたこぶしを、初代はおろす機会を失ってしまった。
そんな初代の気持ちを二代目はわからない。
この親子の溝を埋められるのは、もしかするとあの人?
親子の溝を埋められる人
真相を知っているのは、今は亡き先代、共演を拒否された二代目、二代目に代わって抜擢された虚無蔵さん、そしてサンタ黒須。
当事者の三人と、三人を第三者の立場から見ることができたサンタ黒須。
この中で、真実を正しく理解できているのは状況から言ってサンタ黒須なのかもしれません。
サンタ黒須の働きを期待せずにはいらません。
その一方で、サンタ黒須は安子ちゃんとるいちゃんの親子を引き裂くトリガーを引いた人でもあります。
ただし、サンタ黒須は安子ちゃんとるいちゃんの親子の悲劇を知らないはず。
見違えるほど立派な人物になったサンタ黒須が、安子ちゃんとるいちゃんの関係を知ったとき、サンタ黒須は母と娘の関係の修復に動き出すのでしょうか。
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モモケンさん親子と、ずいぶんと懇意な様子のサンタさん。
古い付き合いのようですね。
と言っても、知り合ったのは算太くんがお店再建のお金を持ち逃げして以降の事でしょう。
もしかすると、大阪で信用金庫に向かう途中にモモケンさん親子に出会った、とか?
お金は持ち逃げではなく、その時モモケンさん親子のために使った、とか?
まあ、持ち逃げは持ち逃げですが…。
もしかしてサンタさんは、モモケンさん親子の恩人?
何となく、そう思ってしまいました。
「サンタ 黒須」・・・
例えば、「賀来」さんが九州東北部に多いのと同様、「黒須」さんと言えば埼玉。
そして、埼玉県出身者も多い東京。
というわけで、
「算太はあの後、関東に逃げていた」
と妄想。
逃走先が大阪あたりでは知った顔に出くわす可能性ありますものね。
こわもての田中が現われたくらいだし。
さて、予告編でサンタが口にした「るい」、多分それは
「回転焼って、まるい」
とかなんとか言った言葉の一部を切り出したものと予想。
トンズラこいておよそ30年、いくらなんでもるいの顔を見て(その額の傷に気が付いたとしても)るいだとわかる濃密な時間を過ごしてはいないわけですから。
予告の最後に持って行かれました!
予告動画はあちこちつなぎあわせて視聴者の興味をそそるように編集しますから、算太の呼びかけにるいが振り向いたのかどうかは観てのお楽しみ!
実は算太はずっと以前からるい一家のことを知っていた?おちょやんの継母のように?なんてね。
次週予告、サンタさんが店にやって来て、「るい!」と言ってましたね。
30数年会ってないのに、よくわかりますね。ご都合主義でしょうか。
たしかに一恵ちゃん、五十嵐は眼中に無い感じでしたね。見込み違いでしたすみません。
一恵ちゃんが映画村でバイトを始めた理由、何と無く分ったような気がします…。
二人だけに任せていては一向に進展しないであろう、ひなたちゃんと五十嵐君の仲を取り持つ役割…、
つまり、安子編に於ける豆腐屋のきぬちゃん、るい編に於ける自身の母親であるベリーちゃんこと一子さん的な役割を果たすのでは…。
進展してもしなくても、それはそれでひなたちゃんと五十嵐の絡みは夫婦漫才みたいで面白いですけどね…。
それに一恵ちゃん、最初から家業を継ぐと決めて遊ぶのは短大卒業まで、と割り切っていた一子さんと違って、未だ家業を継ぐかどうか迷っているようで…。
なので一恵ちゃん、家業を継ぐなら短大卒業後に親の決めた相手とお見合いで結婚して、継がないなら多分京都を離れるのでは…。
だから、ひなたちゃんと五十嵐君を奪い合う事にはならないでしょう…。
次週予告の続き
テレビで「空から恐怖の大王・・・」と言っている人って次作ナレーション担当のジョン・カビラさん?
う~ん、笑い飯の西台さんとジョン・カビラを見間違えるとは・・・
疲れてんだな、週末は取り敢えず寝て過ごすか
次週予告より
あと7年で地球は滅亡するんやで・・・
このハルマゲドン思想があの日本史上最悪テロ事件の根底にあるからね、大予言ブームはかなり罪深いものだったのだと思う
バンキョムさんとモモケンさんの殺陣にはすごい期待しますね、デカイ身体のバンキョムさんの迫力対モモケンさんの華麗な身のこなしみたいな
どうしたら映画村の集客を増やせるか・・・
個人的には以前にもコメントしましたがニャンまげが必要かと、ただこのドラマの効果で映画村も回転焼きも収益は増えているのでは?
知らんけど
るい・・・
一気に収束に向かいそうですね
「今、現代語喋った!」
「そこかよ!」
ナイス、ボケとつっこみ。
川栄の殺陣が見られるかと思ったら、ド素人役でした。
回転焼き、短期間の練習でも焼けるんだ。まあ、素直になれば
それくらいはできるのだろうが。
初代の「安子」編は、
やっぱ、戦争という悲劇があって、
しかも、親子の誤解→別れという決定的な事件があって、
暗くなっちって、
2代目「るい」編は、
大阪のクリーニング屋の、
おじちゃんおばちゃんもおかげもあって
結構明るい、
と思ったら、
ジョーの病気があって、
結局、少し暗くなっちって、
3代目「ひなた」編は、
これは川栄李奈ちゃんの好演もあって、
明るい!
感じで、ずっと進むといいですなあ
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
文四郎が回転焼きを買いに来て、
るいも交えて、ひと悶着あって、
結局、文四郎は回転焼きを注文し、
ひなたが焼いているシーン、
全く思いがけず、
私、泣いちゃいました。
この恋、実れよ!
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
芸事にまつわる親子の確執はよく聞く話ですよね。
存命中にやり合って和解出来たら良かったのに。
二代目桃剣も、虚無様も、過去に縛られて笑顔が見られないですもんね。虚無様に辛く当たっているけれど、二代目桃剣は桃太郎くんの出産の時にはあんなに優しかったんだから、元々嫌な人ではないと思うんです。
二代目を虚無様に替えた初代桃剣の思いはわからないけど、もっと深い意味があるような…。
その鍵を握るのがサンタおじさんなら、早くそれを解消して欲しいです。
安子ちゃんとるいちゃんの仲を引き裂いた元凶(?!)なんだから、このあたりで名誉挽回しないとー。
五十嵐くんの為に回転焼き焼く練習したひなたちゃん、素直にお礼を言う五十嵐くん、いい感じです!
「初代モモケンと二代目モモケンはもう一つの安子とるい」といったコメントが見られました。
片や生き別れ、片や死に別れ。
状況も酷似しています。
さらに朝蔵さんのコメントにあったように、二つの「I hate you」を解いてあげられそうな共通の人物はまさかのサンタ黒須。
前半かき回しまくった分、最後は後片付け役に徹してもらいたいものです。
「現代語しゃべった。」「そこかよ。」ボケるなあ。伴さんの語る事の真相。先代の意地悪。伴さんはとばっちり。最終選考に残る師弟。五十嵐の為に焼き立ての回転焼焼けるようになったの。五十嵐の事かなり好きになってるじゃん。果たして弟子は師を越えられるか?「アラカンの五十倍」言いやがった。
噂話は尾鰭が付くもの。真実は逆でしたね。
先の二代目モモケンさんの虚無蔵さんへの発言に違和感が感じていましたが、これなら合点がいきます。
初代と二代目の軋轢を経て初代を超えるリメイク作を作りたいという二代目の思惑が伺えます。
そして回転焼が焼けないひなたとそれを馬鹿にする五十嵐の伏線を回転焼を焼き、弱気になる五十嵐を励ますひなたで回収。
いや〜。藤本先生のフラグ回収能力は凄いものがあります!しかもただ回収するだけでなく感動をしっかり生み出す。「ちりとてちん 」が名作だったのも納得です。
来週、ひなた編が最初の山場になりそうです。
ひなたと五十嵐の恋の行方、五十嵐のオーディション、二代目モモケンvs虚無蔵さんと初代vs二代目の軋轢。それぞれである程度の着地点が見えてきそうです。