おむすび

ギャルマインドの伝道師 / おむすび 第116回

2025/3/17(月)第24週「家族って何なん?」

あらすじ

令和5年(2023年)。結は大阪新淀川病院の管理栄養士として9年目を迎え栄養科の科長補佐に。花は中学一年になりおしゃれに目覚めながらも相変わらずサッカーに夢中。翔也は2年前に理容師の資格をとり一人前になっていました。

一方の歩は動画配信で名前の知られた存在となり「ギャルマインドの伝道師」と呼ばれるようになっていました。その頃、聖人と愛子は月に二度、糸島を訪れていました。そして佳代の老後をめぐって聖人と愛子はすれ違いを続けていました。

そんなある日、結が勤務する病院に栄養失調で倒れた少女が入院しました。その少女は結に言いました。どうして自分を助けたのか。自分が死んでも悲しむ家族はいないのだと。彼女の名は田原詩。詩は亡くなった真紀にそっくりでした。

その数日後、愛子が思い詰めた様子で結と歩に相談したいことがあると言い出しました。愛子の相談の内容を聞かされた結と歩は驚きを隠せませんでした。愛子は聖人とともに糸島に移住することを希望していたのです。

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感想

本作『おむすび』も今週を含めて残り二週。

最終回に向けて二つの大きなストーリーが始まりました。

ストーリーその1:聖人さんと愛子さんの今後

今回の冒頭から描かれたのは聖人さんと愛子さんのすれ違い。

今回の最後、愛子さんは自分の希望を歩ちゃんと結ちゃんにだけ打ち明けました。

聖人さんと一緒に糸島に移住したいという希望です。

どうやら愛子さん、長らくそんな希望を胸に秘めていたらしい。

永吉さんが亡くなった後、愛子さんは佳代さんの様子を見るためにしばらく糸島の米田家に滞在していました。

その時に移住したいという気持ちが芽生えたのでしょうか。

その後、聖人さんと愛子さんは月に二度、糸島に足を運んでいるらしい。

糸島訪問を繰り返す中で、糸島への移住の気持ちは募るばかり。

今の愛子さんはそんな気持ちでしょうか。

しかし、聖人さんは相変わらず佳代さんを神戸に呼び寄せたいと考えている。

今の聖人さんの中には糸島への移住なんていう気持ちは皆無。

コロナで中断され、最近になって再開したらしい子供食堂の責任者を引き受けた聖人さん。

これが、神戸に出来る最後の恩返しとまで言いました。

「最後」ということは、神戸で最晩年を過ごすつもりでいることは間違いありません。

神戸に恩返しすることを最後のライフワークにしようと聖人さんは考えているのでしょう。

愛子さんなら、そんな聖人さんの気持ちは深く理解しているはずです。

それでもなお、聖人さんと一緒に糸島に移住したいと考えるのはどうしてなのか。

聖人さんの神戸愛を理解しながらも、その聖人さんを神戸から去らせて糸島に向かわせようとするのはどうしてたのか。

愛子さんの糸島への気持ち、これから語られることになるのでしょうか。

ストーリーその2:田原詩

最終回に向けて二つの大きなストーリーの二つ目。

そのストーリーの中心人物も月曜日から登場しました。

栄養失調で入院してきた詩ちゃんのことです。

詩ちゃんが、亡くなった真紀ちゃんとそっくりであることも月曜日の回のうちに判明。

そして、その事実も月曜日の回のうちに歩ちゃんに知らされました。

最終回に向けて二つの大きなストーリーの二つ目に、歩ちゃんも巻き込まれました。

巻き込まれたというか、最終回に向けて二つの大きなストーリーの二つ目の主役は歩ちゃんかなという気もしています。

なにせ真紀ちゃんを亡くしたことで人生が変わってしまたったのが歩ちゃんです。

その歩ちゃんが真紀ちゃんにそっくりな女の子と向き合うことになります。

前半に描かれた真紀ちゃんをめぐる歩ちゃんのストーリーには何度も泣かされました。

時間の経過とともに歩ちゃんの中の喪失感は癒えたようですが、また歩ちゃんの中で何かが始まるのかもしれません。

最終回に向けての二週間。

歩ちゃんの新しいストーリーという楽しみが増えました。

ところで・・・

詩ちゃんと歩ちゃんのストーリーに孝雄さんはからんで来ないのかなと、その点が気になっています。

チビひな

花ちゃん、中学生に。

そして中学生になった花ちゃんは、まさかのチビひな。

ブログ主の中で『カムカム』のチビひなの存在感は実に大きくて、あれ以来ブログ主は「熱海」を「ねっかい」と呼ぶようになりました。

それはともかく、チビひなとの再会に感激した月曜日の朝でした。

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今週の主なトピック

第24週「家族って何なん?」の主なトピックは次の4つです。

1:三年半が経過した変化
2:田原詩という名の入院患者
3:聖人さんと愛子さん
4:今週の結ちゃん

【その1】三年半が経過した変化

前週の最後が2020年5月。今週は2023年12月からスタート。三年半強がスキップして登場人物たちの状況は大きく変わっています。

以下に変化をまとめてみます。

結ちゃん
結ちゃんはその後も引き続き大阪新淀川記念病院に勤務。

今年で9年目です。

翔也くん
翔也くんがついに理容師の資格を取得しました。

プロの仲間入りです。

歩ちゃん
歩ちゃんはパンデミック直前に立ち上げたブランドも好調。

それに加えて今ではギャルマインドの伝道師とまで呼ばれるように。

花ちゃん
花ちゃんは中学一年生になっています。

そして今もサッカーに夢中です。

聖人さんと愛子さん
聖人さんと愛子さんにも今週から来週にかけて変化があります。

ただし今週から来週にかけて、二人は人生の転機ともいえる変化を経験します。

どんな変化は下記しました。

【その2】田原詩という名の入院患者

今週、新キャラが登場します。

田原詩という名前の女の子で、結ちゃんが勤務している病院の入院患者です。

この女の子は、最終週になって重要な役割を果たします。

というのもこの女の子は亡くなった真紀ちゃんにそっくりという設定。

そして、真紀ちゃんにそっくりな詩ちゃんと、真紀ちゃんの親友だった歩ちゃんのストーリーが今週と来週の二週にわたって描かれます。

【その3】聖人さんと愛子さん

聖人さんと愛子さんの気持ちのすれ違いが今週描かれます。

愛子さんは糸島への移住を希望します。

しかし聖人さんは神戸を離れることができない。

この二人のすれ違いが回収されるまでのストーリが描かれます。

【その4】今週の結ちゃん

今週は、聖人さんと愛子さんのすれ違い。

入院患者の詩ちゃんと歩ちゃんの絆の始まり。

これら二つのストーリーのうち、結ちゃんが特に関わるのは後者の詩ちゃんと歩ちゃんの絆の始まりです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    財務省解体デモに関するNHKによる偏向報道を見ていたらつくづくオールドメディアなんだなと逆に感心したわ、だからね「あんぱん」でも戦前は悪で戦後は善と描かれるんだろうね、むしろ戦後の方が偏向報道多いのに
    まあ「あんぱん」は見ますよ、個人的には「虎に翼」の時みたいな思想的な拒否感はないし序盤のヒロイン一家に「寺内貫太郎一家」を感じられるからね、ただしながら見スタイルにはなると思うけど

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    オープニングのバックに東京スカイツリーが映っているけど最後は東京に舞台移るのかなあ?まあええよ、ミャクミャクくんや木造リングが映るより全然オッケーだわという個人感

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