2024/9/5(金)第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
あらすじ
桂場が最高裁判所の判事の一人に任命されました。そんな中、梅子のつくったアンコがようやく桂場に認められました。梅子は晴れて「竹もと」を引き継ぐことになりましたが、店を一人で切り盛りすることに対して不安を抱いていました。
一方、道男が店を畳むことになったと寅子に報告しました。道男は店を経営することに自信がなかったのです。それを聞いた梅子が提案しました。一緒に店をやらないか。道男が苦手なことはすべて得意だからと。
昭和38年(1963年)秋。汐見は「原爆裁判」の原告に損害賠償の請求はできないと結論を出しました。しかし寅子は請求棄却で終わらせたくはありませんでした。そこで寅子は文献を読み込み、請求棄却で終わらせない方法を探し求めました。
12月、「原爆裁判」の判決が下される日。汐見は判決主文を後回しにし、判決理由から先に述べるという異例の対応をとりました。裁判は国側の勝訴で終わりましたが、判決の中で原爆投下は国際法から見て違法な戦闘方法であると断じられるのでした。
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感想
道男くん
いつだったか猪爪家にやってきた道男くんが、はるさんの写真を見つめながら思い詰めた表情を浮かべていた理由が回収されました。
そして、笹寿司の大将の出番がなくなってしまった理由も回収されました。
笹寿司の大将、寝たきりなのでもう何も出来ないらしい。
それでも、しばらく前までは立ち歩かなくても済むお金の勘定なら出来たのかな?
それすらも出来なくなり道男くんがすべてを任されることに。
でも、仕入れて、寿司を握って、お客さんに届ける、ということ以外は道男くんは何一つできないらしい。
だから店をやりたくても出来ない。
今の道男くんがあるのは、道男くんを受け入れてくれたはるさんのおかげです。
だから、店を続けられなくなって、はるさんに合わせる顔がない。
律儀な道男くんの性格ならそう考えても無理はない。
それが、猪爪家にやってきた道男くんが、はるさんの写真を見つめながら思い詰めた表情を浮かべていた理由でした。
しかし、思いがけないところから助っ人が現れました。
梅子さんです。
梅子さん
梅子さん、おめでとう!
ようやくこの日を迎えました。
ブログ主はこの日を待ち続けていました。
桂場さんが梅子さんのアンコを認めるとき、どんな認め方をするのだろうと。
桂場さんは小さくうなずき静かに拍手。
いかにも桂場さんらしい賞賛のしかたでした。
そして桂場さんらしいから喜びもまた深くなる。
竹もと創業者の老夫婦も、この瞬間を心から喜んでくれました。
しかし、老父婦に対して梅子さんが素直に喜んではいない様子。
その理由は道男くんへの提案によってすぐに明らかに。
アンコが作れるというだけで店を一人でやっていくのは無理がある。
すこぶる頭のいい梅子さんなら、そのことが誰よりも分かっていたのでしょう。
しかし、梅子さんが一人では出来ないことを、全部やってくれそうな青年が目の前にあらわれました。
しかもその青年は、梅子さんが得意とすることができないと言っている。
梅子さんと道男くん、二人の物語はこれで終了なのでしょうか。
原爆裁判
原爆裁判の原告は国に損害賠償請求は出来ない。
汐見さんは結論を出しました。
どれほど苦しい結論だったことか。
トラちゃんも汐見さんの出した結論に異論はない。
しかし、そこで終わらせたくはなかった。
判決理由の中で、原爆投下は国際法から見て違法な戦闘方法であると断じ、判決理由から読み上げるという異例の対応によって、トラちゃんは爪痕を残すことに成功。
敗訴に涙を流したよねちゃんでしたが、トラちゃんが残した精一杯の爪痕をどのように受け止めたのかな?
次週予告:桂場さん
今回、最高裁判事の一人になった桂場さんが、次週はついに最高裁長官に。
予告映像の中のトラちゃんのセリフでも暗示されていましたが、桂場さんは最高裁長官になって人が変わってしまうらしい。
竹もと、あらため笹竹にも来なくなってしまうらしい。
次週、桂場さんの変化が心配です。
次週は心配ごとがもう一つ。
多岐川さんが入院しているらしい映像もありました。
今回、梅子さんと道男くんの歩んできた道がゴールにたどり着きました。
次週は桂場さんと多岐川さんが、ゴールかそれに近いところまでたどり着くのでしょうか。
予習レビュー
本作も最終月に入り、残り3週となりました。
ところで本作の制作統括の尾崎氏によれば、物語のクライマックスに向けての一番の注目キャラは桂場さんなのだそうです。
桂場さんはこれから組織のトップにのぼりつめて行くのだとか。
組織のトップという言葉が具体的に何を指すのかは今のところはっきりと示されてはいません。
しかし裁判官のトップといえば最高裁長官です。
桂場さんなら、それくらいの高みにのぼりつめることも十分に考えられます。
では、組織のトップにまでなる桂場さんがどうして一番の注目のキャラになるのか。
本作ではこれまでも2名の最高裁長官が登場しました。
航一さんのお父上と、その次の長官です。
しかしお二方とも注目のキャラというわけではなかった。
トラちゃん目線からは雲の上の存在、あまりにも遠い存在なので注目のキャラにはなり得ませんでした。
しかし、よく考えてみると法律の世界でトラちゃんが初めて会った人物が桂場さんでした。
優三くんのお弁当を届けるために明律大学に行った際、トラちゃんが覗き込んだ教室で講師をしていたのが桂場さん。
トラちゃんは穂高教授より先に桂場さんに会っています。
そして、その後も桂場さんがいつもトラちゃんの近くにいました。
そんな桂場さんが組織のトップに。
そして組織の高みにのぼるにつれ、これまでとは違う顔を桂場さんが見せるようになるのだとか。
変わっていく桂場さんではなく、変わってしまう桂場さん。
そんな変化がこれから描かれるのだとか。
竹もとで甘いものにうっとりする桂場さんの姿は、もしかすると梅子さんへの合格通知が最後になるのかもしれません。
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梅子さんと道雄さんの課題、一挙解決。「私、頭は。」梅子さん逞しくなったな。桂場さん昇進。久々のはて?判決文に加える文言とは。百合さん認知症演技リアル過ぎ。判決。司法は行政にボールを投げた。来週久々にあの人が。
「おむすび」の主題歌、ついにB’z決定!
(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ
失われた30年といわれたりする平成だけど平成に出現して最初から最後まで音楽シーンのトップを走っていたのはB’zだけなんじゃないかな?小室サウンド、あゆちゃん、国民的アイドルグループ、Eグループ、秋元アイドルと平成時代は経由したけどB’zは代らずにトップにいたからね
これほど平成を描くドラマの主題歌にふさわしいグループはないわ
二人とも還暦越えたし少しおとなしめになったけど(これはエアロスミスなんかと同じ流れ)妙な歳を重ねたテクを時折入れてくるのがホント面白い
というワケで今月末日から朝ドラ視聴に復帰します、うるとらそ~る♪ハイッ!!!
追記
主題歌はパワフルと公式コメントより
(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ
スカーレットの主題歌がSuperflyさんに決まった時に「朝っぱらからキツイなあ」という呟きが目立っていたこと思い出しましたわ、あの頃のSuperflyさんは魂レボリューションのイメージだったからね
実際にはフレアという非常にソフトなメロディだったんだけどね
B’zだってドラマ「ビューティフルライフ」「ガラスの仮面」や映画「海猿」の主題歌はバラードだってし(Callingの出だしと締めパートは除く)、今回のイルミネーションもバラードかなと思っていたら上記公式コメント、その瞬間からwo wo wo~バッドイルミネーション hey~♪という勝手なフレーズが脳内リフレインしとります
個人的には朝から松本さんの超絶ギターソロと稲葉さんの高音シャウト聴きたい派だからね、それが平日エビデイならば最高じゃん!
とうとう来ましたねB’z ♡⃛
今からワクワクが止まりません!
バラード系ならマジェスティックみたいな感じが朝には合いそうだ!とか
Okayなんて流れたら毎朝泣くわ(あれは稲葉さんリリースだけど)とか
幸せな脳内妄想中
トラちゃんロスもこれで乗り切れますっ!
史実では桂場のモデルは最高裁長官に就任し、定年退官後、新憲法を否定し、改憲を目的とする日本会議を創設することになるそうです。『虎に翼』では桂場はずっとポジティヴな役割でした。桂場のこの変節がドラマでは描かれるのか? あるいはドラマではそこまでは描かれないのか? もし描かれるとすると、どのように描かれるのかに非常に興味があります。
最近の朝ドラの多くに共通することですが,終盤に入ってから,あまりにも歳月を早く進めすぎる傾向があります。今回も一度に5年ほど経過した様子ですし、あと少しですが,薄っぺらにならないことを望みます。認知症,原爆裁判、、など大きな課題をあまり詰め込みすぎないようにして欲しいです。 同性婚,事実婚も,その後何も触れていないですよね、、かえって組み込まない方が良かったようにも思います。 結婚後のお二人だけのシーンがないのも不自然です。、寅子ちゃんが「のどか」と呼んでいましたね。時が随分経ったのでしょう。