2024/9/23(月)最終週/第26週「虎に翼」
あらすじ
寅子の名前を知っている少女の祖母・佐江子が寅子のもとを訪ねてきました。
そして佐江子は孫の美雪を助けてほしいと寅子に懇願しました。
一方、星家にやってきた朋一が裁判官をやめ法律の世界からも離れることを、航一と寅子に報告しました。
そのころ、よねと轟は大法廷での弁論のための練習を始めていました。
参考:Yahoo!テレビ
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
今週の主なトピック
今週、最終週/第26週で描かれるエピソードは主に3つ。
1つ目:美佐江ちゃんの回収
心にどす黒い闇を抱えいたサイコパス少女、美佐江ちゃんのストーリーが回収されます。
回収されると言っても、美佐江ちゃんの心の闇が救われるわけではありません。
残念ながら美佐江ちゃんの心の闇は救われないまま。
しかも、心の闇が救われないまま、美佐江ちゃんは自死の道を選びます。
今週、美佐江ちゃんはすでにこの世の人ではありません。
美佐江ちゃんが自死の道を選ぶ三年前に美佐江ちゃんが産んだ女の子。
すなわち美佐江ちゃんの娘によって、美佐江ちゃんのストーリーは回収されます。
美佐江ちゃんの娘・美雪ちゃんも心に闇を抱えています。
美佐江ちゃんとそっくりな心の闇を。
では、美佐江ちゃんの心の闇とは何だったのか?
美佐江ちゃんは自分を特別な存在だと信じていました。
三条編で美佐江ちゃんは、自分自身のことを名士の娘だから誰からも特別扱いされるみたいなことを言いました。
そんな環境の中で美佐江ちゃんは自分が特別な存在だと思い込んだようです。
しかし、それは誤った思い込みでした。
美佐江ちゃんは東京大学に入学し上京しました。
ところが三条という小さな田舎町では特別な存在扱いされていた美佐江ちゃんも、大都会の中では特別でもなんでもなかった。
そのギャップの中で美佐江ちゃんは苦しんだ。
そして、自分の中にわずかに残っている「特別な存在」の感覚が完全に消え去らないうちに自死の道を選んだ、というのが美佐江ちゃんの結末です。
そのギャップを引き継いだのが美雪ちゃんでした。
美雪ちゃんが母親譲りの心の闇とどのように向き合い、どのように闇を解消するのか。
それは見てのお楽しみとしましょう。
2つ目:尊属殺規定
穂高教授が退官する直前、最高裁の尊属殺規定の判決に対して異を唱えました。
尊属殺規定は違憲であると。
しかし穂高教授の主張は顧みられることなく、さらに理想を達成できなかったことをトラちゃんに責めたれられもしました。
あの尊属殺規定に、ついに違憲の判決が下されます。
ところで、尊属殺規定に違憲の判決が下されるきっかけになる事件は、ブログに書くのもはばかられるようなエグい事件です。
簡単にいうと、父親からの長年にわたる性暴力によって5人の子供を生まされた女性が、父親を亡き者にした事件です。
こんなエグい事件が朝ドラで真正面から扱われることになるとは驚きです。
また、この事件の裁判が進行する中で、よねちゃんがこれまで一度も語らなかったある過去も、よねちゃんの口から語られるようです。
よねちゃんの秘密の過去もまたエグい。
しかし、よねちゃんの秘密の過去はここでは伏せておきます。
3つ目:トラちゃんがいなくなった世界
最終回、あるいはその直前の回ではトラちゃんがいなくなった世界が描かれます。
トラちゃんが亡くなってから15年後が描かれるのです。
時は平成11年(1999年)です。
平成11年の場面の直前は、トラちゃんが女性初の裁判所長に就任したことを祝う集まりの場面。
トラちゃんのお祝いの場面に続いて描かれるのは、トラちゃんがいなくなった世界。
つまりトラちゃんの最期は描かれません。
なので、悲しいお別れは回避できそうです。
ところで、平成11年で優未ちゃんは50歳になっています。
もしかすると50歳の優未ちゃんを演じるのは語りを担当した尾野真千子さんが演じるのかも。
50歳になった優未ちゃんが母の人生を語っていた。
そんな設定が最後に明らかになるような気がします。
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いつも楽しく読ませていただいてます。
優未ちゃんの年齢で気になったのですが、
1943年12月生まれですので、
平成11年には55または56才ではないでしょうか。