2025/6/24(火)第13週「サラバ 涙」
あらすじ
のぶに見守られる中、次郎が息を引き取りました。
次郎の初七日が過ぎ、のぶは朝田家に顔を出しました。
ふさぎ込んでいるのぶに蘭子が言いました。
そんな顔をしていると次郎さんが悲しむだろうと。
そして蘭子は、のぶを静かに抱きしめました。
朝田家からの帰り道、のぶが御免与駅で汽車を待っていると、そこに軍服姿の嵩が汽車に乗ってやってきました。
しかし、のぶも嵩も、お互いに気づかずにすれ違ってしまいました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
のぶちゃんが教師を辞める
今週は終戦の翌年の昭和21年(1946年)1月からスタート。
終戦から五ヶ月が経過するものの、食糧事情は厳しく朝田家も質素な食事を強いられる、登場人物たちはそんな状況です。
そして、そんな状況下でのぶちゃんが教師をやめる決断を下します。
今週のドラマの中では教育現場ではGHQ主導により軍国主義教育からの転換がはかられ、黒塗り教科書のエピソードも登場。
終戦をはさんで教える正義が正反対になり、それに悩んで教師を辞める人も少なくない。
のぶちゃんもその一人です。
のぶちゃんが教師をやめることを真っ先に報告するのはもちろん夫の次郎さんです。
でも、報告を受けて次郎さんは驚きません。
やっぱりそうか、そんな気がしたと応える次郎さん。
のぶちゃんが教師をやめることを次郎さんは予測していたようです。
さて、のぶちゃんが教師をやめるフラグは戦時中の場面でいくつも立っていました。
特に次郎さんと結婚してからののぶちゃんの教師という職業への迷いの描写はすべてがフラグでした。
ところでのぶちゃんは、終戦後の最初の登校日で今まで教えていたことがすべて間違っていたことを謝るのだそうです。
その時の子供たちの反応が脳裏から肩ときも離れなくなり、のぶちゃんは教師を辞めることを決意。
体操の楽しさを子供たちに伝えたいというのぶちゃんの夢は失われてしまいます。
次郎さんの病状
今週、次郎さんの病状がますます悪化します。
肺結核を患い呉の海軍病院に入院している次郎さんですが、薬が不足し治療も十分に受けられない、そんな状況下での病状の悪化です。
のぶちゃんは学校を休んで病床の次郎さんに付き添う日々。
そんな中で、次郎さんは新たに大きな夢ができたとのぶちゃんに語ります。
戦時中、戦争が終わったら世界中の人たちの人生を写真に収めたいと語っていた次郎さんですが、それよりも大きな夢ができたのだそうです。
でも次郎さんはその夢を口では語りません。
次郎さん、その夢をノートに書くんです。
しかも、日本語の普通の文字ではなく速記の記号で書く。
だからのぶちゃんは記号の羅列を読めない。
その数日後、次郎さんの容態が急変し、のぶちゃんの手を握りながら次郎さんは息絶えてしまいます。
のぶちゃん、次郎さんが見つけた大きな夢は分からないままです。
次郎さんを亡くしたのぶちゃんのその後
次郎さんを亡くしたのぶちゃんはこの後どうなってしまうのか。
それが今週、すなわち物語前半の最後の週の最大のトピックかもしれません。
のぶちゃんは教師をやめた直後に次郎さんを亡くしたことで収入が途絶えます。
なので、仕事を見つけなければなりません。
クラバアはしばらく朝田家にいてもいいと言ってくれるものの、羽多子さんは甘えるなと厳しい。
息子を亡くした義母をしっかり支えてやれというのが羽多子さんの考えです。
では、息子を亡くした義母の節子さんはどうなるのか。
実は節子さんには長男がいて、長男夫婦が大阪に住んでいるらしい。
その家には孫もいるので、節子さんは大阪の長男のもとへ。
そして節子さんは、のぶちゃんにこう言うみたいです。
のぶちゃんは若いのだから若松の家に縛られることなく、幸せになってほしいと。
この節子さんの気づかいで、のぶちゃんと嵩くんの結婚の道がひらけます。
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