2025/6/26(木)第13週「サラバ 涙」
あらすじ
生前に次郎が使っていた速記の本によって、次郎が遺したメッセージを読み解いたのぶは、速記の勉強を開始しました。
そして速記の練習のため、闇市に出向いたのぶが行商人と客のやり取りを速記でメモしていると、泥酔した見知らぬ男性が声をかけてきました。
東海林という名のその男性は、新聞社「高知新報」の名刺をのぶに渡すと、のぶを「高知新報」に採用すると言い出しました。
一方、柳井家に思いがけない人物が姿を表しました。
健太郎が嵩を訪ねてきたのです。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
のぶちゃんと嵩くんの再会
今週、のぶちゃんと嵩くんが4年ぶりの再会を果たします。
二人が再会するのは焼け野原となった高知市内。
嵩くん、どうやらカマジイからのぶちゃんの居所を聞いて高知市内にやってきたらしい。
嵩くんと再会したのぶちゃん、教師を辞めたことを嵩くんに自ら報告します。
のぶちゃんは続けます。
子供たちに取り返しのつかないことをしてしまった。
子供たちを戦争に仕向けてしまった、と。
のぶちゃんと嵩くんの関係に深い亀裂が入ったときとは正反対の苦悩を背負うのぶちゃん。
そんなのぶちゃんに対して嵩くんは相変わらず優しい。
のぶちゃんは迷っていたのではないかと言って、決してのぶちゃんを責めたりはしないようです。
のぶちゃん、戦時中の本当の気持ちを次から次へと嵩くんに打ち明けます。
大きい波に逆らうのが怖くて波に流されてしまった、などなど。
あのとき、自分はどうすればよかったのかと?と問うのぶちゃんに対して、嵩くんもずっと考えているがわからないと応える。
二人はこれから答え合わせをする中で関係を再構築するのかもしれません。
嵩くんの戦後のフラグ
のぶちゃんとの再会によって嵩くんの戦後のフラグが立ちます。
まだまだ抽象度の高いフラグの立ち方ではありますが。
嵩くんがのぶちゃんに言います。
以下がその概要です。
・正義なんか信じちゃいけない。
・正義は簡単にひっくり返るから。
・もし逆転しない正義があるのなら、それを見つけたい。
・死んだ千尋のためにできるのはそれだけ。
・何年かかっても、何十年かかっても、みんなを喜ばせたい。
・そう思ったら生きる希望が湧いた、絶望なんてしてられない。
アンパンマン誕生の瞬間・・・とまでは言いませんが、アンパンマンの正義感が誕生した瞬間と言えるのは確か。
そして、戦後の嵩くんの活動のフラグが立つ瞬間です。
のぶちゃんの戦後のフラグ
のぶちゃんと嵩くんの再会直後、のぶちゃんの戦後のフラグも立ちます。
ある日、節子さんが次郎さんが生前に使っていた速記の本をのぶちゃんに渡します。
その本のおかげで、のぶちゃんはようやく次郎さんが亡くなる間際に書いた日記を読み解くことができるように。
次郎さんが見つけた「もっと大きな夢」が明らかになるわけです。
次郎さんが書いた速記の記号を読み解くと、そこにはこんなことが書いてありました。
「のぶへ 自分の目で見極め 自分の足で立ち 全力で走れ
絶望に追いつかれない速さで それが僕の最後の夢」
次郎さんの「もっと大きな夢」が、そのままのぶちゃんの戦後のフラグです。
そして、その日からのぶちゃんは次郎さんの本で速記の勉強を開始。
新しい人生を歩み始めます。
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