2025/9/5(金)第23週「ぼくらは無力だけれど」
あらすじ
嵩が不在中に、蘭子が草吉を柳井家に連れてきました。
のぶは草吉との再会を喜び、草吉もまたのぶと嵩が結婚したことを知り喜びました。
そのころ、嵩は手蔦治虫の事務所にいました。
そして手蔦治虫が手がける映画の主人公のことを考えながら草吉のことを思い出していました。
その一ヶ月後の8月15日。
嵩はある決意をしました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
蘭子ちゃんと八木さんの関係
今週、蘭子ちゃんと八木さんの関係に進展があるかもしれません。
あるいは蘭子ちゃんと八木さんの関係に変化が生じるきっかけだけが描かれて終わりかもしれませんが。
少なくとも何かが始まるのは確かなようです。
今週、蘭子ちゃんは姉夫婦と母が暮らしている四谷のマンションの階下の一室に引っ越してきます。
蘭子ちゃんがいよいよ引っ越しの日を目前にひかえ引っ越しの荷造りをしちえると、蘭子ちゃんのもとに八木さんがやってきます。
蘭子ちゃんが書いた宣伝文が載った雑誌を八木さんが届けに来るのだとか。
そのときに蘭子ちゃんは八木さんに唐突に言うんです。
もう八木さんの会社には行かないと。
何故、そんなことを蘭子ちゃんが言い出すのかは今のところ不明です。
八木さんはもちろん困惑します。
そんなこと言わないでくれと訴えるものの、どうやら蘭子ちゃんは黙ったまま何も答えてくれない。
一体、蘭子ちゃんの中で何が起こったのでしょうか。
「臆病にならないでほしい」
蘭子ちゃんと八木さんの間でそんなやりとりがあった数日後。
蘭子ちゃんが四谷のマンションへの引っ越し作業を完了し、のぶちゃんの部屋へ。
そのときすでにのぶちゃんは蘭子ちゃんが八木さんの会社に行くことを拒んだ事実を知っているらしい。
何故、のぶちゃんがその事実を知っているのかまでは今のところ不明ですが。
のぶちゃんが蘭子ちゃんに言います。
「蘭子に好きな人がいるなら臆病にならないでほしい」と。
のぶちゃんは蘭子ちゃんの恋心をかなり早い段階から気がついていました。
ところでのぶちゃんが蘭子ちゃんの恋心に気がついたころ、蘭子ちゃんにはまだ心の余裕がありました。
一生恋愛するつもりはないと言い切るほどの心の余裕が。
そしてその後も蘭子ちゃんはいつも通り八木さんの会社を訪ね、いつも通り八木さんと向き合って打ち合わせなどを行なっていました。
でも、蘭子ちゃんと八木さんの二人は仕事の関係とはいえ、あまりにもお互いの心の距離が近すぎる仕事の関係でした。
二人ともこよなく愛する「言葉」の仕事を一緒にやっていたので。
そして仕事の関係でありながら、心の距離が近すぎたことで蘭子ちゃんの心の中に芽生え始めた淡い恋心は、時を経るほどに本格的な恋心になってしまったのかもしれません。
ところで蘭子ちゃんには一生分恋したような相手を亡くした悲しい経験があります。
その経験が蘭子ちゃんを恋愛に対して臆病にさせているのでしょう。
再び大事な人を亡くすのが怖い。
そんな臆病な感情です。
のぶちゃんはそんな蘭子ちゃんの気持ちを鋭く見抜いたらしい。
「蘭子に好きな人がいるなら臆病にならないでほしい」
のぶちゃんのこの言葉で蘭子ちゃんの心が救われるといいのですが。
ちなみにその場に一緒にいた羽多子さんも蘭子ちゃんに言うんです。
「自分の気持ちに正直に生きなさい」と。
豪ちゃんのときに蘭子ちゃんの背中を押したのは羽多子さんでした。
羽多子さんのこの一言が、蘭子ちゃんの背中を再び押すことになるのかもしれません。
蘭子ちゃん振り返り
蘭子ちゃんと八木さんの関係が進展する気配でいっぱいの今週、蘭子ちゃんと八木さんの出会いの場面を振り返ってみました。
蘭子ちゃんと八木さんの出会いは、当時八木さんが雇われ店長として働いていた雑貨店でした。
その頃、作詞をすすめられながら気が乗らない嵩くん。
そんな嵩くんの秘めた才能を見抜いていたらしい八木さんが言いました。
あいつの言葉はすべてが詩だと。
そんな八木さんの言葉に蘭子ちゃんは反応しました。
そんなことを言うあなたも詩人だ、みたいなことを。
このときに蘭子ちゃんは八木さんに自分と同じ匂いを感じたのかもしれません。
一方の八木さんも、蘭子ちゃんの反応を見て蘭子ちゃんに自分と同じ匂いを感じたような気がします。
軍隊時代、八木さんは嵩くんに同じ匂いを感じたと言いました。
あの時の八木さんの言葉が蘭子ちゃんとの関係によって回収されるのかもしれません。
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