ばけばけ

リヨとヘブンが出かける / ばけばけ 45回

2025/11/28(金)第9週「スキップ、ト、ウグイス。」

あらすじ

八重垣神社での恋占いの結果で自信を深めたリヨは、ヘブンとのランデブーの約束を取り付けることにも成功。

リヨの恋を止められるのは錦織ただ一人となりました。

そして迎えたリヨとヘブンのランデブーの日。

錦織は陰から二人を見張ることにしました。

一方、トキはツルや梶谷とともにリヨとヘブンのランデブーの行く末がどうなるかを話し合っていました。

すると梶谷はある情報をトキに知らせました。

梶谷の話を聞いたトキは、ランデブーはうまくいってしまうのではないかと不安になるのでした。

参考:Yahoo!テレビ

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週はリヨちゃんがヘブンさんに恋をします。

しかしヘブンさんはリヨちゃんの気持ちにはまったく気づかず、ヘブンさんが思うのは米国でヘブさんの帰りを待つイライザさんのことばかり。

リヨちゃんの恋心によって、今週はヘブンさんのイライザさんへの恋慕の情がより明確に描かれるものと思われます。

そんなタイミングで、ヘブンさんとイライザさんの関係。

二人の実在モデルであるラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドの関係。

二組の関係の対比を行ってみみようと思います。

ヘブンさんとイライザさんの関係

今週までのドラマの中で、ヘブンさんとイライザさんの関係はそれほど深くは描かれていません。

二人の関係が初めて描かれたのはヘブンさんがまだアメリカにいる頃の描写です。

そのころヘブンさんは新聞社の編集長でした。

そして、特集記事の企画会議で編集長のヘブンさんが部下たちに企画のアイデアを求めました。

ヘブンさんの求めに応じて真っ先に「日本」を提案したのがイライザさんでした。

そのときイライザさんは日本を提案しただけで終わりませんでした。

日本に私も一緒に連れ行ってほしいとさりげなく一言を付け加えていました。

この一言がヘブンさんとイライザさんの関係が、単なる上司と部下の関係を超えていることを暗示していました。

その後、ヘブンさんが松江に着いた直後に、ヘブンさんがイライザさんの写真に語りかける場面。

ヘブンさんが一時期滞在していた花田旅館の女将がイライザさんの写真を見つけ、それがヘブンさんの大事な人であると察する場面。

また錦織くんがイライザさんをネタにしてクイズを出題しようとしてトキちゃんに制止される場面。

これらを通じて間接的ながらヘブンさんとイライザさんの関係が描かれてきました。

そして今週、ヘブンさんは「いつか君と一緒に(松江の街を)歩きたい」というセリフを口にします。

ヘブンさんにとってイライザさんがどれほど大事な存在なのか。

そして二人の関係がどのようなものなのか。

間接的ではありますが、今週に至るまで少しづつ描かれてきました。

ラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドの関係

一方、ヘブンさんとイライザさんの実在モデルであるラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドの関係はどうだったのか?

以下に簡単にまとめてみました。

10代の頃より詩の投稿などによって文筆活動を初めていたエリザベス・ビスランドは、20歳のときに『ニューオーリンズ・タイムズ・デモクラット』に入社。

当時『ニューオーリンズ・タイムズ・デモクラット』では、ラフカディオ・ハーンが文芸部長として働いていました。

そしてラフカディオ・ハーンの著作に魅了されたエリザベス・ビスランドは、ラフカディオ・ハーンの下で働きたくて『ニューオーリンズ・タイムズ・デモクラット』に入社。

ラフカディオ・ハーンもエリザベス・ビスランドのことを気に入りいつしか恋をするように。

しかしラフカディオ・ハーンは告白できずにいました。

そんな中、エリザベス・ビスランドはさらなるキャリアアップを目指してニューヨークへ。

エリザベス・ビスランドがニューヨークに行く前、彼女はラフカディオ・ハーンにニューヨークでのキャリアアップのことを相談したそうです。

しかし自分の気持ちを伝えられないラフカディオ・ハーンはニューヨーク行きを賛成。

ラフカディオ・ハーンに背中を押される形でエリザベス・ビスランドは文筆家としてのキャリアアップを目指してニューヨークへ。

以上の別れがある点が史実とドラマの大きな違いの一つです。

ラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドの再会

ラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドが別れてから数年後。

ラフカディオ・ハーンにはニューヨークを訪ねる機会がありました。

ラフカディオ・ハーンはエリザベス・ビスランドにアポをとり再会する段取りをつけました。

ラフカディオ・ハーンは今度こそ自分の気持ちを打ち明けると心に決めていました。

そしてラフカディオ・ハーンはようやくエリザベス・ビスランドと再会。

その頃、エリザベス・ビスランドは近づくのも難しいほどの売れっ子になっていました。

そして売れっ子になっていたエリザベス・ビスランドは、ラフカディオ・ハーンとの再会の数時間後には世界一周旅行に旅立つことが決まっていました。

ラフカディオ・ハーンはまたしても告白できませんでした。

世界一周旅行に旅立ったエリザベス・ビスランドはその後日本に二日間滞在。

その時の様子をラフカディオ・ハーンに手紙で知らせたことが契機となり、ラフカディオ・ハーンはその後訪日することになりました。

ラフカディオ・ハーンの訪日のきっかけもまた、ドラマの中で描かれたヘブンさんの訪日ときっかけと大きく異なるところです。

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