あんぱん

三星百貨店に就職する嵩 / あんぱん 第88回

2025/7/30(水)第18週「ふたりしてあるく 今がしあわせ」

あらすじ

登美子にすすめられ三星百貨店の採用試験に挑んだ嵩は試験に合格。

三星百貨店に就職することが決まりました。

しかし就職しても嵩は漫画を描き続けるつもりだと言い、嵩の宣言はのぶを安心させました。

就職先が決まった嵩は中目黒に部屋を借りることになり、のぶに何か言いかけました。

そのとき登美子が姿をあらわしました。

登美子は、のぶと嵩の今後について話を始めました。

参考:地デジ番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、のぶちゃんに次いで今度は嵩くんが高知新報を退社します。

嵩くんの高知新報の退社は史実のリアルストーリーがモチーフになっています。

そこで今回の本欄では、ドラマの中の嵩くんの高知新報の入社から退社までの経緯と、史実のリアル嵩くんの高知新聞の入社から退社までの経緯を比較してみます。

【ドラマ:嵩くん】高知新報の入社から退社まで

入社動機
ドラマの中では嵩くんの高知新報への入社動機は語られませんでした。

しかし、入社試験を受ける前の闇市での嵩くんの浮かない顔がすべてを物語っているような気がします。

嵩くんは、ゴミを売るだけの商売にやる気を見出せなかったようです。

大好きな健ちゃんに誘われたから一緒にやることにしたものの、仕事そのものには興味を持てなかったようです。

そんな中でおそらく嵩くんは、高知新報が記者を募集しているのを見つけて、これならまともな仕事と言えるかもしれないと考えたのかもしれません。

高知新報に採用
嵩くんは入社試験の中の面接試験で大いにポンコツぶりを発揮しました。

自己紹介しろと言われて名前だけ告げる。

体力の話とか数学は得意とか他にできる話はないのかと問われ、体力はあまりなく数学は大の苦手と答える。

ほぼほぼ不採用が確定。

そんな状況下で翌朝の朝刊の紙面に穴が開きそうな緊急事態が発生。

その穴埋めをする漫画によって貢献できたこと、実は東京の美術学校を卒業しているという学歴が認められ、かろうじて嵩くんは採用されました。

高知新報での仕事
高知新報に採用された嵩くんは社会部に配属。

しかし、漫画の実績で採用されたので社会部では使い物にならなかったようです。

そんな中で「月刊くじら」の記事の一部が間に合わない事態が発生。

その穴を埋めた功績で嵩くんは「月刊くじら」編集部へ異動。

「月刊くじら」編集部に異動したことで東京出張の機会も得ました。

のぶちゃんの退社
薪先生に引き抜かれる形でのぶちゃんが高知新報を退社。

せっかくのぶちゃんの近く働けることになった嵩くんでしたが、再びのぶちゃんと離れ離れになってしまいかねない。

しかし、嵩くんはのぶちゃんに気持ちを伝えることができない。

そんな嵩くんの迷いがドラマの中で描かれます。

高知新報を退社
リアルのぶちゃんが退社し上京してしばらくしてから西日本で大地震が発生。

高知と連絡が取れなくなり、嵩くんを案じるのぶちゃんは東京で八木さんから嵩くんの戦地での様子を聞かせてもらう機会がありました。

そしてのぶちゃんは嵩くんを案じる中で嵩くんの存在が自分のどれほど大きいのかを認識。

その後、のぶちゃんと嵩くんはようやくお互いの気持ちを確かめ合うことができ、それからしばらくして嵩くんは高知新報を退社しました。

【史実:リアル嵩くん】高知新聞社の入社から退社まで

入社動機
リアル嵩くんは戦地からの復員後、戦友に誘われて米軍の駐屯地で回収した廃品を生活雑貨に再生し、それを売っていました。

リアル嵩くんが戦友の誘いに乗ったのはものを考えられなくなっていたからです。

軍隊で命令されたことだけを忠実に実行する毎日が、リアル嵩くんの思考力を奪ってしまったようなのです。

しかし戦友の仕事の手伝いをする中で思考力が回復。

もっと文化的な仕事がしたくなり、その時に募集しいていた高知新聞の記者募集に応募しました。

高知新聞に採用
リアル嵩くんが高知新聞の入社試験を受けた際、闇市で取材を行い記事にするという実技試験があったそうです。

取材して記事を書くだけではつまらないと考えたリアル嵩くん。

それまでいくつもの漫画を描き続けてきた経験を活かして、オチのある記事を書きました。

闇市で何人もの人を取材したが、取材した全員が高知新聞の入社試験の受験生だったというオチです。

そのユニークさが認められリアル嵩くんは高知新聞に採用されました。

高知新聞での仕事
高知新聞に採用されたリアル嵩くんは社会部に配属。

ほどなくして配属部署の異動がありました。

異動先は「月刊高知」編集部です。

そして「月刊高知」編集部員として東京出張の機会を得ました。

リアルのぶちゃんの退社
ドラマの中では、のぶちゃんが退社し上京することが決まって、嵩くんは自分の気持ちをのぶちゃんに打ち明けることができませんでした。

一方、史実ではリアルのぶちゃんの退社時には、リアルのぶちゃんとリアル嵩くんは交際を始めていました。

そして、そのころ上京してデザインの仕事をしようかしまいか迷っていたリアル嵩くんの背中を押すように、リアルのぶちゃんは上京を決意。

先に行って待ってるわ、という言葉を残してリアルのぶちゃんは東京に向かいました。

高知新聞を退社
リアルのぶちゃんが退社し上京した後に南海大地震が発生。

夜明け前に発生した大きな揺れにリアル嵩くんは一度は目を覚ますものの、戦場で爆音に慣れきったリアル嵩くんは二度寝。

そんな呑気な自分はジャーナリストには不向きであるとリアル嵩くんは自覚しました。

すでに交際を始めてからのリアルのぶちゃんの上京。

ジャーナリストには自分は不向きであるという自覚。

この二つのことが、リアル嵩くんの高知新聞退社のトリガーとなりました。

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