2025/12/4(木)第10週「トオリ、スガリ。」

あらすじ

リヨがヘブンの見舞いにやって来ました。リヨはヘブンのために湯たんぽを持参し、寒さが苦手のヘブンを喜ばせました。リヨはまた、ヘブンが回復したら江藤家で快気祝いを開くとヘブンに約束しました。

一方、トキをランデブーに誘った小谷は、トキのことをもっと知ろうとサワのもとに足を運びました。小谷は怪談以外にトキが好きなことを知りたかったのです。すると、小谷がトキのことをサワに尋ねているとそこにフミが姿をあらわしました。

フミは小谷とサワを松野家に案内。司之介と勘右衛門も加わり、面々の会話は松野家総出のトキの新たな婿候補面談会の様相を呈してきました。司之介と勘右衛門は小谷を松野家公認の新たな婿候補として応援することを決めました。

その数日後、松江から大寒波が去りヘブンの病気も回復。ヘブンの回復をトキは心から喜びました。そんな中、ヘブンがトキに尋ねました。自分が伏せている間、トキは小谷と何の約束をしていたのかと。

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感想

小谷くん

トキちゃんが知らないところで小谷くんが松野家の新たな婿の候補に。

「婿面談」に集まった面々の会話によれば、小谷家は松野家とは同格であるらしい。

かつて婿として迎えた銀二郎くんの山根家は格下。

それゆえに勘右衛門さんはいつも銀二郎くんを見下していました。

格下の家の倅を婿に迎えたことが勘右衛門さんはお気に召さなかったらしい。

しかし小谷家が松野家と同格と知って勘右衛門はもうノリノリです。

フミさんよりも司之介さんよりもノリノリ。

前週には春が到来していた勘右衛門さん、このところいいことばかりです。

しかし勘右衛門さんがノリノリになっているその一方で気になる点も多々あります。

そもそもトキちゃんがこの話を全く知らないこと。

しかし当時の結婚は家と家がするもの。

なので当時の価値観では、これについては全く問題はない。

もう一つの気になる点。

それは小谷くん自身の問題です。

小谷くんはトキちゃんのことを理解しようとして怪談を読んでいた様子。

でも、どうしても怪談が好きになれない。

ならば他にトキちゃんが好きなことはないだろうかと小谷くんは考えたのでしょう。

行動力のある小谷くんは早速サワちゃんのもとに足を運ぶと、トキちゃんは怪談以外に何が好きなのかと質問。

しかしサワちゃんの回答は怪談とその周辺のことばかり。

共有できる趣味が見つかりません。

それに加えて小谷くんはシジミが苦手。

司之介さんはその点に反応していました。

ただし結婚は家と家の間で行うことなので、小谷くん個人がシジミが苦手なことは問題ないとも司之介さんは言い切ってましたが。

そんなわけでトキちゃんは好きだけどトキちゃんとの共通点が見つからない小谷くん。

小谷くん自身のトキちゃんへの気持ちに種々問題が生じそうな空気がただよってきました。

トキちゃんの気持ち

松江から大寒波が去りヘブンさんも回復。

今回の前半まで薄暗かったヘブンさんの家の中も明るい日差しが差し込んできました。

家の外はきっと青空が広がっているのでしょう。

しかし前回からトキちゃんの心は晴れません。

ヘブンさんが口にした「通りすがりの異人」という言葉がトキちゃんの心にトゲのように刺さったままのようです。

さて、回復したヘブンさんがトキちゃんに尋ねました。

自分が伏せている間、小谷と何の約束をしていたのかと。

トキちゃんは正直に答えました。

今の言葉を使うなら小谷くんからデートに誘われたと。

しかしトキちゃんの答えに特段の反応を見せないヘブンさん。

このヘブンさんの乏しい反応にトキちゃんはガッカリしたようです。

トキちゃん、小谷くんとデートするなとヘブンさんに言って欲しかったのかな?

トキちゃん、そろそろヘブンさんへの自分の気持ちの変化を自覚しているかも。

一方のヘブンさんも、トキちゃんと小谷くんの会話が気になるほど、トキちゃんが特別な存在になってきたということなのでしょうか。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

トキちゃんとリヨちゃんの関係

前週、ヘブンさんに恋をしてしまったリヨちゃん。

お父上の江藤知事は娘の恋には反対です。

リヨちゃんとヘブンさんの関係を邪魔するようにと江藤知事はトキちゃんに協力を要請します。

ちなみに江藤知事はリヨちゃんに対してヘブンさんへの恋を直接反対されるのかは不明です。

一方のリヨちゃんはヘブンさんとの仲を取り持ってほしいとトキちゃんに協力を要請。

またヘブンさんに贈り物をするなどリヨちゃんは本気です。

ここまでが前週までのリヨちゃんまわりの状況です。

さて今週も前週に引き続きリヨちゃんはヘブンさんに対して恋心を持ち続けています。

前週に引き続きと書きましたが、もしかすると前週よりも熱を帯びているかもです。

というのも今週のリヨちゃんはトキちゃんに嫉妬心を持ち始めるようです。

リヨちゃんの目からはトキちゃんは女中に過ぎないわけですが、それでも嫉妬心を持ってしまう。

リヨちゃんのトキちゃんに対する嫉妬心はどのような形で描かれるのでしょうか。

リヨちゃんの嫉妬

今週もトキちゃんはタエさんから茶の湯や生花の稽古をつけてもらっています。

ヘブンさんをもてなすための茶の湯や生花の腕前をより一層磨くためです。

このトキちゃんの努力がリヨちゃんは気に食わないらしい。

リヨちゃんの目にはトキちゃんの努力がヘブンさんの歓心を買うように見えるのでしょう。

またヘブンさんがトキちゃんのもてなしを喜ぶことも悔しいのかもしれません。

そこでリヨちゃんがトキちゃんに言うんです。

茶の湯と生花の稽古をやめてもらえないかと。

リヨちゃん、ヘブンさんには自分だけを見てもらいたいと思うのでしょうか。

なのでヘブンさんには相手が女中であっても目を向けてほしくない。

そんな気持ちになるようです。

明らかに嫉妬です。

ところで稽古をやめてほしいというリヨちゃんの頼みをトキちゃんが受け入れるのかどうかは今のところ不明です。

しかしリヨちゃんが嫉妬心を抱くほどのトキちゃんの稽古の努力。

トキちゃんが稽古する動機は、稽古を始めた頃とは異なるものに変化していることが考えられます。

トキちゃんが稽古する動機

トキちゃんが茶の湯や生花の稽古を始めた動機は、女中としての未熟さを補うことにありました。

女中業の経験のないトキちゃんはヘブンさんから解雇されそうになることが何度かありました。

そんなヘブンさんの解雇を回避できたのが茶の湯や生花でした。

なのでトキちゃんは茶の湯や生花の腕を磨くことで女中としての未熟さを補い解雇のリスクを減らすことができると考えたようです。

それから数ヶ月が経過しトキ�ちゃんの女中業も板についてきました。

もう解雇の心配もありません。

そんな状況のトキちゃんにとって、女中業の未熟さを補うための稽古はもう必要ありません。

ではどうして稽古を続けているのか。

ヘブンさんに喜んでもらいたい一心からなのでしょう。

今週、遊女のなみさんがトキちゃんがいつも幸せそうな表情を浮かべていることに気が付きます。

どうやらトキちゃんの中でヘブンさんに対する特別な感情が芽生え始めるようです。

そんなトキちゃんにとって茶の湯や生花の稽古はヘブンさんへの愛情表現に近いものになるのかも知れません。

そしてそれ故にリヨちゃんの嫉妬の対象になるのかもですね。

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