あんぱん

あんぱん 第25週「ばいきんまん誕生」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』
2025年9月15日 〜 9月19日放送

あらすじ

絵本『あんぱんまん』

のぶが心から気に入っていたキャラクターを絵本にした『あんぱんまん』がようやく出版。

しかし、絵本『あんぱんまん』の販売部数は伸びませんでした。

それでものぶは『あんぱんまん』が人気キャラクターになる日を信じ、子どもたちに読み聞かせを続けていました。

『詩とメルヘン』

一方、八木の会社が出版する雑誌『詩とメルヘン』の編集長を嵩がつとめることにりました。

刊行された雑誌『詩とメルヘン』の売れ行きは好調。

嵩は『詩とメルヘン』の編集長としてますます忙しくなってきました。

ミュージカル『怪傑アンパンマン』

ある日、のぶはたくやに「怪傑アンパンマン」への想いを語りました。

のぶの話を聞かされたたくやは感激し、たくやの提案により『怪傑アンパンマン』はミュージカル化されることになりました。

そして『怪傑アンパンマン』の舞台は大成功。しかし嵩は何かが足りないと感じていました。嵩が足りないと感じたもの、それは悪役でした。

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今週の展開

121: 9/15(月)
122: 9/16(火)
123: 9/17(水)
124: 9/18(木)
125: 9/19(金)

予習レビューと史実のリアルエピソード

『詩とメルヘン』創刊

昭和48年(1973年)、リアル嵩くんは雑誌『詩とメルヘン』を創刊しました。

リアル嵩くんの詩集『愛する歌』を出版した「山梨シルクセンター」は、この年に「サンリオ」に社名を変更し経営も安定。

そんな中、リアル嵩くんは「サンリオ」の辻信太郎社長に「詩の雑誌を出したい」と相談。

編集員は自分一人で無報酬でいいというリアル嵩くんの提案を受け、辻信太郎社長は雑誌の出版を即決しました。

「サンリオ」が出した制作費は120万円。

仮に全く売れなくても120万円の赤字はかまわないというのが辻信太郎社長の考えでした。

新たなに創刊された『詩とメルヘン』に掲載する詩は、リアル嵩くんが同人誌などから自ら選定し、一件につき3000円の掲載料を支払いました。

また宣伝する予算がないため売れるための工夫も行いました。

例えば編集後記ならぬ編集前記を表紙の裏側に記載し、売れなければ創刊号で廃刊、完売できれば次の号も出せると手の内を明かすなどしました。

『詩とメルヘン』発売

『詩とメルヘン』が発売されたのは昭和48年(1973年)4月。

同人誌などから集めて掲載された詩にプロがイラストを添えるというこれまでにない雑誌を、雑誌業界の人々は三号も持たないと予想しました。

リアル嵩くん自身も、売れるとは思っていなかったの初版は1万5千部のみ。

ところが初版は1万5千部はあっという間に完売。

売れないと予想されていた中で雑誌としては異例の5刷。

不定期刊として創刊された『詩とメルヘン』はすぐに月刊化されることになりました。

その後の号も売れ行きは好調。

他社がよく似た雑誌を創刊するほどの人気を集めました。

そして、リアル嵩くんが編集長をつとめた『詩とメルヘン』は休刊まで30年間にわたって刊行を続けました。

『詩とメルヘン』でのリアル嵩くんの仕事

『詩とメルヘン』でのリアル嵩くんの仕事は多岐にわたりました。

編集者として、毎月読者から届く膨大な量の詩の選定、選定した詩への寸評。

またイラストレーターとして、全357号の表紙のすべてを手がけるだけでなく、通常なら新人が手がけるような豆カットまでリアル嵩くんが自ら手がけました。

リアル嵩くんは連載エッセイを執筆し、メルヘン作家として作品をほぼ毎号執筆。

漫画の連載も続けていました。

また、読者が詩を自由に楽しむための企画のアイデアをいくつも発案。

地方の方言で書かれた詩を集めた「方言詩」のコーナーや、三行だけで仕上げられた詩を集めた「ほんの三行詩」のコーナーが人気に。

それらコーナーでは、読者によって自由な形式で書かれた詩が掲載されました。

『いちごえほん』創刊

昭和50年(1975年)、リアル嵩くんは雑誌『いちごえほん』を創刊。

『詩とメルヘン』への投稿作品に子供たちの詩が増えてきたことに応える形で、子供向けの詩の雑誌として同誌は創刊されました。

昭和57年(1982年)には、アーティストやイラストレーターを目指す人々向けの『イラストレ』も創刊。

『詩とメルヘン』から、新たな雑誌が二つ誕生しました。

しかし『いちごえほん』は昭和57年(1982年)に休刊。

『イラストレ』は昭和60年(1985年)に休刊。

『詩とメルヘン』が平成15年(2003年)に休刊したのに対して、『詩とメルヘン』から派生した二誌は短命に終わりました。

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