ばけばけ

ばけばけ 第1週「ブシムスメ、ウラメシ。」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2025年9月29日 〜 10月3日放送

あらすじ

松野トキ

明治30年代後半の東京市大久保。この物語の主人公トキが、夫のヘブンに怪談『耳なし芳一』を語り終え、ヘブンははトキの語る物語に感嘆の声をあげました。

トキが生まれ育ったのは明治初期。武士の時代が終わり、士族だった父の司之介、母のフミ、祖父の勘右衛門たち松野一家は貧しい暮らしを強いられていました。

司之介が多額の借金を抱え込む

トキは、松野家の遠縁で松野家より格の高い雨清水家に茶の湯や三味線の稽古に通っていました。雨清水家の当主は傳。妻のタエはお姫様育ちでした。

ある日、父の司之介が一家を支えるためにウサギを販売する商売を始めました。しかし程なくしてウサギの相場が崩れ、司之介は多額の借金を抱え込むことになりました。

18歳になったトキ

10年ほどが過ぎた明治19年(1886年)。18歳になったトキは司之介が背負った借金を返すため傳が営む織物工場で織子として働いていました。

借金がなかなか減らない中、トキは織子仲間と縁結びで有名な八重垣神社に参拝し恋占いをするものの、トキだけは恋の成就はずっと先になりそうでした。

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今週の展開

1: 9/29(月) 主人公松野トキは小学生
2: 9/30(火) トキが将来の夢を決める
3: 10/1(水) 司之介が商売をはじめる
4: 10/2(木) 姿を消してしまう司之介
5: 10/3(金) トキが機織り工場で働く

予習レビューと史実のリアルエピソード

トキの実在モデル・セツの誕生

慶應4年(1868年)2月4日、この物語の主人公・トキの実在モデル「セツ」は松江城近くの小泉邸で産声をあげました。

セツの父親・小泉弥右衛門湊(やえもんみなと)は当時31歳。

セツ誕生の前年に小泉家の家督を継いだばかり。

セツの母親・チエは30歳。

14歳で小泉家に嫁ぐまで、30人もの奉公人にかしづかれる「姫」で、ご家中一番の美女と言われるような女性でした。

ところでセツが生まれる前、セツの生家である小泉家と遠縁の親戚にあたる稲垣家の間では、小泉家で次に生まれた子供は稲垣家でもらい受けるという約束が交わされていました。

小泉家にはすでに5人の子供が生まれていたのに対して稲垣家は子宝に恵まれていなかったからです。

そのためセツは誕生七日目を祝った翌日に稲垣家の養女となりました。

セツの養父・稲垣金十郎は当時26歳。

実際に体験した鳥羽伏見の戦いの様子を子供たちに面白おかしく語るような明るい好青年。

セツの養母・トミは24歳。

無学ながら働き者で愛情豊かな女性でした。

またセツが養女として引き取られた頃の稲垣家の当主は、金十郎の父・万右衛門。

当時50歳だった万右衛門は武士の誇りを決して捨てない人物であった一方、無類の子供好きであったためセツを喜んで迎え入れました。

セツは数えで4歳の頃には自分がもらい子であることを認識していました。

そして実父が「小泉様」と呼ばれ誰からも敬意を払われていたことはセツの誇りでした。

一方で稲垣家の養父母も深い愛情をセツに注いでいたため、セツの養父母への愛情は生涯にわたって揺らぐことはありませんでした。

セツが誕生した時代

セツが誕生した当時は激動の時代でした。

セツが誕生した年の前年、慶應3年(1867年)に江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜が「大政奉還」を行い政権を返上。

同年12月に「王政復古の大号令」。

しかし幕府の親藩だった松江藩は幕府方と新政府方のどちらにつくのか政治姿勢が曖昧だったため、新政府から不信の目を向けられることになりました。

年が明けて慶應4年(1868年)、セツが誕生した年。

1月に鳥羽・伏見の戦いが勃発し、旧幕府軍と薩摩・長州軍が激突し旧幕府軍は敗北。

同年9月8日(グレゴリオ暦1868年10月23日)に明治に改元。

明治3年(1870年)に松江藩で家禄の削減が実施。

それまで家によって大きな格差があった家禄は一律32石に引き下げられました。

そのため稲垣家は従来比で20%減。

セツの生家である小泉家にいたっては73%減となりました。

また明治3年(1870年)には、松江藩は士族で編成される軍隊をフランス式に調練することが決定し、ヴァレットという名の下士官がその任にあたりました。

その調練には多くの人が見学に押し掛け、その中には3歳だったセツもいました。

ヴァレットは好奇心の目を自分に注ぐ子供たちに近寄るものの、子供たちが「異人」に驚き逃げ出すか泣き出すかする中、セツだけはヴァレットを見つめ続けていました。

ヴァレットから年齢を尋ねられたセツは指で自分の年齢を示し、それに喜んだヴァレットは虫眼鏡をセツにプレゼント。

セツはその後、この虫眼鏡を大切にし続けました。

また、「異人」を目の前にしても動じなかったことは、その後のハーンとの出会いと結婚を暗示するかのようでした。

その翌年の明治4年(1871年)。

廃藩置県により松江藩は松江県となり、その後島根県に編入されました。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗るほどの者ではない より:

    「もうすぐばけばけ」
    電気のない時代、陰翳礼讃が非常に美しい
    欲を言えば宍道湖の陰翳礼讃も見たいが
    主題歌が聞き取れる、覚えやすい
    ワイが好きなタイプの曲
    さとうほなみさん、相変わらずエエオンナだ
    北川景子さん、相変わらずキレイだわ
    北川景子さんの旦那って島根県選挙区から立候補したら選挙日の20時代には当確でると思うんだ、竹下という名前は圧倒的だから
    個人的には世襲議員って好きじゃないけど彼は別だわ、性格良さげで品もあるし華もある
    なんか「構文」並べそうだけどブレーン辺りがしっかりしていたらチームとして良い議員になりそうだとね
    あくまでも個人感ですせ、ウィッシュ!

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