NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2025年10月6日 〜 10月10日放送
あらすじ
トキの初めての見合い
恋占いの結果に落胆するトキに、母のフミは見合い相手を見つけると約束しました。その頃、雨清水家のタエもなたトキの見合い相手を探し始めていました。
その半年後、雨清水家でトキの見合いが行われました。トキと見合い相手の中村守道はお互いに良い印象を持ったものの、中村家側が縁談を断ってきました。
トキの二度目の見合い
ほどなくしてトキの二度目の見合いが行われました。見合い相手の山根家は旧鳥取藩士で、父の鉄作、息子の銀二郎ともにまだまげを結っていました。
トキと銀二郎は揃って怪談が好きなことから意気投合しました。無事に縁談はまとまり、銀二郎はまげを落として松野家の婿になりました。
レフカダ・ヘブン
同じ頃の米国ニューオーリンズ。新聞社の文芸部長のレフカダ・ヘブンは、部下たちから特集記事のテーマを募っていました。
すると女性記者の一人イライザ・ベルズランドがアイデアを提案しました。日本をテーマにしたらどうか。神秘的で興味深い国だと。
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今週の展開
6: 10/6(月)
7: 10/7(火)
8: 10/8(水)
9: 10/8(木)
10: 10/10(金)
予習レビューと史実のリアルエピソード
八重垣神社の占い
ある日、織子の仕事の休みを取れたセツは二人の織子仲間と一緒に、縁結びの神様で知られる八重垣神社に良縁の祈願に行きました。
八重垣神社の境内には「鏡の池」と呼ばれる澄んだ水の池があり、そこでは良縁の占いができることで有名でした。
紙で小さな船を作りそれに一厘銭硬貨を乗せて岸辺から流す。
その紙の船が岸辺のすぐ近くで沈んだ娘は近所で良縁が見つかり、岸辺から遠いところで紙の船が沈んだ娘は遠方で良縁が見つかる。
そのような占いです。
二人の織子仲間ヨシとキクが流した紙の船は岸辺から近いところですぐに沈みました。
その後ほどなくして、ヨシは近所に住む青年に嫁ぐことになりました。
キクは隣家に嫁ぐことになりました。
一方、セツが流した紙の船は池の中ほどまで行っても沈む気配はなく、池の中ほどを通りすぎてからようやく沈み始めました。
セツは自分が遠いとこからやってくる男性と結ばれるのか。
あるいは自分が遠いところに行って嫁入りするのか。
セツには皆目見当もつきませんでした。
さて、実際にはセツは遠いところからやってくる男性と結ばれることになるわけですが、遠かったのはその男性の住んでいる国への物理的な距離だけではありませんでした。
セツが遠い異国からやってくる男性と結ばれるまでに、遠い回り道をすることになるのです。
二人の織子仲間ヨシとキクに続いてセツの縁談も決まりますが、セツの縁談は一年足らずで破綻し、セツは離婚を経験することになります。
イライザ・ベルズランドの実在モデル:エリザベス・ビスランドとの出会い
1869年、ロンドンで貧窮生活を送っていたラフカディオ・ハーンは移民船に乗って渡米。
下働きを経て新聞社に採用されるものの、混血女性との結婚とその結婚が理由による解雇。
それに続いての離婚。
失意の中、シンシナティからニューオリンズへ移住したのが1877年。
移住地でも貧困生活を経験しましたが、1879年には地方紙『アイテム』に入社。
ラフカディオ・ハーンはニューオリンズで最も有名なジャーナリストの一人とまで呼ばれるようになりました。
そして1881年、ラフカディオ・ハーンは『タイムズ・デモクラット』の文芸部長に迎えられました。
『タイムズ・デモクラット』は南部一の発行部数を誇る一流紙。
しかもラフカディオ・ハーンは自分の好きなテーマで執筆する自由まで与えられました。
そんなある日、エリザベス・ビスランドという女性が『タイムズ・デモクラット』に入社。
エリザベス・ビスランドは、今週の終わりに少しだけ登場するらしいイライザ・ベルズランドの実在モデルと思われます。
エリザベス・ビスランドはラフカディオ・ハーンの記事の大ファンで、それゆえに『タイムズ・デモクラット』に入社することを決めました。
ラフカディオ・ハーンとエリザベス・ビスランドは意気投合。
ラフカディオ・ハーンのエリザベス・ビスランドに対する友情はやがて愛情に変化しました。
しかしラフカディオ・ハーンが気持ちを告げられぬまま月日が経ったある日。
エリザベス・ビスランドはキャリアアップのためにニューヨークに行ってしまいました。
エリザベス・ビスランドがいなくなり、ラフカディオ・ハーンは落ち込みがちになりました。
しかしエリザベス・ビスランドとの別れが、ラフカディオ・ハーンの人生の転機になるのでした。
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