十年後、東京の大久保へ / ばけばけ 116回
2026/3/16(月)第24週「カイダン、カク、シマス。」
あらすじ
10年の歳月が流れトキとヘブンは東京に居を移していました。東京でトキとヘブンは、長男の勘太、次男の勲、そして司之介やフミらととも幸せな日々を過ごす毎日。その頃、ヘブンは帝大で教師をし、家では子供たちに英語を教えていました。
トキたちの暮らしは誰の目にも幸せに映るものでした。司之介とフミは、孫たちが遊ぶ姿を眺めながら東京での生活は桃源郷のようだと語り合っていました。トキもまた、家族で夕陽を眺めながら桃源郷のようだと感じていました。
その頃、ヘブンはベストセラーになる本を書こうと意気込んでいました。そんな中、ヘブンはイライザに宛てて手紙を書きました。この本が最後の一冊になっても、後悔しないものを書きたいのだと。
一方でヘブンは帝大への通勤に人力車を使っていたものの、いつも途中で人力車を降りていました。車夫には健康のために歩くと言うヘブンは、車夫の姿が見えなくなると帝大ではなくミルクホールに足を運んでいました。
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感想
本作『ばけばけ』の残すところ今週と次週の二週間のみ。
最終回に向けての最後の二週、物語の舞台は熊本から東京に移りました。
ナレーションによれば前週から10年が経過。
またヘブンさんが帝大で教師を始めてから6年半が経過しているとのことです。
すでに熊本よりも東京に長く住んでいる計算になります。
そして司之介さんは東京での生活を心から気に入っている様子。
トキちゃんも家の中から家族で眺める夕陽にうっとり。
まるで桃源郷のようだと。
そんな幸せいっぱいな日々の一方で不穏なフラグが立ちました。
不吉
今回、ヘブンさんが紛失したブードゥードールを探す姿からスタート。
家の中でブードゥードールを探しまわるヘブンさんと、何をしているのかと尋ねるトキちゃんとの会話の中で「不吉」という言葉が繰り返し使われました。
不穏な空気が「不吉」という分かりやすい言葉で説明されました。
そんな中で描かれたヘブンさんの通勤姿。
ヘブンさんは人力車で帝大に通勤。
しかしヘブンさんは途中で人力車を降りました。
車夫にはここから帝大まで歩いて行くと語るヘブンさん。
その理由は健康のため。
しかし歩く理由を車夫に語るヘブンさんの言葉の人は悪い予感しかしませんでした。
「53歳、命少ない」
平均寿命が今よりも短い当時ですが、53歳で命の短さを感じるものなのか。
車夫の男性も50歳との由。
ヘブンさんと同年代ですが、見るからに健康そうです。
肉体労働で体が鍛えられているのかもしれませんが。
そしてもう一つ、悪い予感しかしないセリフが。
それはヘブンさんがイライザさん宛ての手紙の内容です。
手紙の内容がヘブンさんの語りによって説明されましたが、その中に次のような言葉がありました。
「最後の一冊になっても・・・」
車夫の男性に語った言葉と合わせて見ると、ヘブンさんの心境が見え隠れしてきます。
ヘブンさん、自分の人生は先が短いと予感しているのかも。
そして今回の最後。
ヘブンさんは帝大には行かずミルクホールへ。
ミルクホールとは、牛乳とお菓子を出す飲食店のことです。
ヘブンさんがミルクホールに行くのも健康のため?
そしてミルクホールの後にヘブンさんは帝大に行っているのか?
話が前後しますが、今回の終わり近くで再びブードゥードールの話題が出ました。
ヘブンさん、まだブードゥードールを見つけられていない様子。
今週から東京編。
幸せいっぱいの暮らしぶりが描かれる一方で、ヘブンさんだけは不穏すぎる描写が続きました。
今週の主なトピック
第24週「カイダン、カク、シマス。」の主なトピックは次の5つです。
1:十年スキップ
2:東京の大久保
3:二人の子供
4:帝国大学講師
5:ヘブンさんの悩み
【その1】十年スキップ
熊本編は三週間で終わり、今週を含めた最後の二週間は東京編です。
本作第一回冒頭、夜のお屋敷で自分には学がないと卑下するトキちゃんに対して、トキちゃんのこれまでの貢献を讃えるヘブンさんの姿が描かれました。
この場面はおそらく東京の大久保の屋敷と思われます。
なので今週で本作第一回冒頭の場面にたどりつくことになります。
熊本から東京に移転した経緯がナレーションで語られるのかどうかは不明。
史実では、ヘブンさんの実在モデル・小泉八雲には以下のような出来事がありました。
・勤務する中学校の同僚との関係が悪化
・提案した新しい教科書のアイデアが却下
・上記のことがあり英語教師の契約更新をせず
・神戸の英字新聞社「神戸クロニクル」に就職
・新聞記者はやりたい仕事ではないと認識
・東京市牛込区市ヶ谷富久町に移転
・東京帝国大学の講師に就任
【その2】東京の大久保
前週から十年スキップ。
今週、トキちゃんとヘブンさん、そして司之介さんとフミさんは東京の大久保に住んでいます。
ところで史実では、ヘブンさんの実在モデル・小泉八雲が東京で初めて暮らしたのは大久保ではなく市ヶ谷でした。
市ヶ谷に住み始めた頃、近隣には杉や欅などの古木が立ち並ぶ寺院があり、小泉八雲はその場所をとても気に入っていました。
しかし寺院の住職が代替わりすると古木を伐採しそこに貸家を建てました。
それまで小泉八雲が愛した風情は失われ、一家は市ヶ谷から大久保に転居することになりました。
【その3】二人の子供
今週、すでに次男が誕生しています。
名前は勲くんです。
トキちゃんとヘブンさんは二人の男の子の親になったわけです。
史実では、小泉八雲は妻・セツさんとの間に3男1女の計4人の子供をもうけました。
小泉八雲の4人の子供たちは次のとおりです。
小泉一雄(長男):著書『父「八雲」を憶う』を発表。
稲垣巌(二男):稲垣家に養子に入る。
小泉清(三男):画家として活動した。
小泉寿々子(長女)
【その4】帝国大学講師
十年スキップして東京に移転したヘブンさんの職業は帝国大学の講師です。
史実では、ヘブンさんの実在モデル・小泉八雲は東京帝国大学の講師時代に、作家として充実した日々を送っていました。
当時、下記の著書が発表されています。
明治27年(1894年)『知られぬ日本の面影』
明治28年(1895年)『東の国から』
明治29年(1896年)『心』
小泉八雲の日本国内での作家としての評価が高くなったのもこの頃のことです。
【その5】ヘブンさんの悩み
今週、ヘブンさんは何かの悩みを抱えているそうなのですが、その悩みの正体はまだ明らかにされていません。
一方、史実では小泉八雲も帝国大学の講師時代にある不安を抱えていました。
それは健康への不安です。
小泉八雲は次のような言葉を口にしたと小泉セツさんが著書に記しています。
「(火葬場の煙突を指して)もうじき私、煙となるべき所です」
「私の体は冬を越すのが難しいです」
小泉八雲は自分の死を予感していたようです。
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おクマさん付いて着たではなく、連れて来たの間違いでしたすみません。
10年スキップ。紛失のブードゥー人形、何か良からぬ事が起きねば良いが。砂糖と塩まちがえて。「パパは羽ばたかないの?」出たくても出られない。帝大。ご存知、現東京大学。車夫との年齢あて。何か八雲さん自分の死期を計算したかのよう。一家でスキップ。クマさんも付いて来たんだ。桃源郷,ホケキョ。「また空耳アワー。」人力車を降りて謎の行動、一体何処へ来た?