不安を打ち明けるヘブン / ばけばけ 121回
2026/3/23(月)最終週/第25週「ウラメシ、ケド、スバラシ。」
あらすじ
1904年(明治37年)9月。トキとヘブンのもとにアメリカから大きな荷物が届きました。その荷物を解くと、トキとヘブンが一緒に作り上げた本『KWAIDAN(怪談)』が入っていました。トキが大喜びする一方、ヘブンは書評を読んでいました。
そん中、松野家の面々がベストセラーを祝うパーティーを開いていると、丈が訪ねてきました。丈はヘブンから『KWAIDAN』の日本語訳を託していたのです。『KWAIDAN』を日本語で読めることにトキは感激しました。
その日の夜、トキが読書に没頭する一方でヘブンは改めて書評を読んでいました。実は『KWAIDAN』は評論家たちに酷評されていました。失意のヘブンは、急に胸の痛みを感じ一人で苦しみ始めました。
明くる日、ヘブンはトキに告げました。病気になった。胸の痛みがひどくなれば死ぬだろうと医師に宣告されたと。ヘブンが遺言まで用意していることにトキはショックを受けるものの、ヘブンは昼寝をしたら痛みが治ったとトキを安心させました。
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感想
いよいよ最終週です。
そして最終週は二つのネガティブな出来事から始まりました。
二つのネガティブな出来事とは、
・『KWAIDAN』が酷評
・ヘブンさんの胸の痛み
です。
『KWAIDAN』が酷評
アメリカで出版された『KWAIDAN』が届きました。
トキちゃんとヘブンさんの共同作業によって生み出された初めての出版物。
トキちゃんにとっては、これまでのヘブンさんが手がけたどの本よりも特別な本です。
喜びも格別です。
トキちゃんは本を手にして夢心地。
そのときヘブンさんは荷物の中に入っていた書評を読んでいました。
真剣な眼差しで。
書評は英語なので家族は読めません。
なのでヘブンさんが書評の内容を家族に日本語で伝えました。
アメリカで大いに売れていると。
家族たちは大喜び。
でも書評の内容を日本語で伝えるヘブンさんの表情がどうも不自然。
案の定、ヘブンさんが家族に伝えた書評の内容は嘘でした。
実は評論家たちは『KWAIDAN』を酷評。
「残念ながら子供だましの民話集に過ぎない」
先週の金曜日の最後の場面、ヘブンさんから届いた『KWAIDAN』の原稿を読み始めたイライザさんの表情は歓喜から失望に一変しました。
こんな幼稚なものを書くなんてと失望を隠しきれいないイライザさん。
あのイライザさんの場面が回収されました。
トキちゃんとともに書き上げた『KWAIDAN』はヘブンさんにとっても特別な作品のはずです。
渾身の一作として仕上げたのでしょう。
それが散々な言われよう。
ヘブンさんの失望はどれほど深かったことか。
しかも、この失望を共有できる人は誰もいない孤独。
そんな中、ヘブンさんが発作を起こしました。
家族のいないところで。
ヘブンさんの胸の痛み
ヘブンさんが発作を起こした翌日、ヘブンさんは家族には行き先を告げないまま病院に行きました。
前の晩の発作、よほどひどかったのでしょう。
そして、医師からも状態はかなり悪いことを告げられたらしい。
遺言と骨壷ならぬ骨瓶まで用意したヘブンさん。
トキちゃんが冗談はやめてほしいと言っても、これは冗談ではないとキッパリ。
ヘブンさん、死を覚悟したらしい。
その後、ヘブンさんはお昼寝。
昼寝から目を覚ますと、昼寝したら胸の痛みが治ったと言い出す。
ヘブンさん、胸の痛みは本当に治ったのか。
これはトキちゃんを安心させる方便ではないのか。
そんな謎を残しながら、ヘブンさんの胸の痛みは早ければ明日には回収される見通しです。
次回作『風、薫る』
来週から放送開始の朝ドラ『風、薫る』の予習レビューを始めました。
『風、薫る』
今週の主なトピック
最終週/第25週「」の主なトピックは次の4つです。
1:『KWAIDAN』出版
2:ヘブンさんの死
3:イライザさん来日
【その1】米国で『KWAIDAN』出版
今週、ヘブンさんの最新作『KWAIDAN』がアメリカで出版されます。
『KWAIDAN』とは『怪談』のことです。
史実では『KWAIDAN』が出版されたのは明治37年(1904年)。
小泉八雲が松江在住時から小泉セツさんととも収集を続けてきた日本各地に伝わる伝説、幽霊話などを再話文学として編纂。
本作は小泉八雲の代表作となりました。
本作『怪談』はその後、日本国内で映画化、テレビドラマ化、テレビアニメ化されています。
なお『怪談』の「か」のローマ字表記が「KA」ではなく「KWA」なのは、出雲地方の方言で「か」を「くゎ」と発音する場合があるからです。
ドラマの中でも、正木くんが「怪談」を「くゎいだん」と発音する場面がありました。
【その2】ヘブンさんの死
米国で『KWAIDAN』が出版された直後にまさかの事態が起こります。
ヘブンさんが亡くなってしまうんです。
ここ数作の朝ドラでは主人公夫婦の永遠の別れは回避されていました。
しかし本作『ばけばけ』は主人公夫婦の永遠の別れと向き合わなければならないようです。
いつだったか髙石あかりさんが最終週の脚本を初めて読んだ時の感想をインタビュー記事か何かで語っていました。
その時「涙が止まらなかった」みたいな記述があったと記憶しています。
これを読んでブログ主は覚悟していました。
トキちゃんとヘブンさんの永遠の別れを最終週で見ることになるのだろう。
その瞬間が今週やってきてしまいます。
悲しすぎます。
【その3】イライザさん来日
ヘブンさんの死後、あのイライザさんが再び日本にやってきます。
イライザさんはヘブンさんのことを松江で断念しましたが、その後もイライザさんはヘブンさんに手紙を送って仕事の依頼をしていました。
イライザさんにとってヘブンさんは特別な存在だったのでしょう。
さて、再来日したイライザさんはトキちゃんに会い、ヘブンさんのことを書いて欲しいと依頼します。
このエピソードは史実をモチーフにしたものです。
史実では小泉八雲の死後、イライザさんの実在モデルであるエリザベス・ビスランドがラフカディオ・ハーンについての執筆を小泉セツさんに依頼。
小泉セツさんさんはこの依頼を引き受け『思い出の記』を著しました。
その後『思い出の記』は英訳。
エリザベス・ビスランドの著書『ラフカディオ・ハーンの生涯と書簡』に収録されました。
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英語が読めないおトキちゃんのために翻訳してくれた丈くん、グッジョブです。
みんなは大盛り上がりだけど、実はアメリカでは評判はイマイチ。
イライザさんの第一印象、そのままでした。
それでも「大評判だ」と言い、体調も「寝たら良くなった」と、ここでも家族のためおトキちゃんのための、ヘブンさんの優しい嘘が悲しい。
明日は見るのが辛いなぁ…。
ヘビとカエルの人間体出演はないのかな?
劇団東京乾電池在籍時の同僚だった岡部さんと一緒のシーンだと理想的なんだが
「怪談」完成。イライザさんの予想に反し売れ行き好調。網焼き炭火焼きのビフテキ、余分な脂が落ちて美味しい。学が無くても読める本、丈さんの翻訳でおトキさんも.読めるように。書評自体は酷評。八雲さん体調不良。悪いフラグが立った。妻に遺産相続って遺言じゃあ。八雲さんの言葉なんか「千の風になって」みたい。絵で語る演出ここでも効果的。「ナオリマシタ」嘘か小康状態か?「ベツノイミノイタイ」心の痛み。
怪談がkwaidanなのは、出雲方言だからではなく、元々の日本語では(全国で)そう発音していたからです。
歴史的仮名遣いでは、くわいだん、と表記します。なんでもかんでも方言で片付けてはいけませんよ。
ワイは関西学院大学出身だけどkwanseigakuinと表記されていたなあ、違和感や疑問感じることなく卒業したけど