おむすび

翔也が投手生命絶たれる / おむすび 第61回

2024/12/23(月)第13週「幸せって何なん?」

あらすじ

翔也が肩を壊してしまい、まともな投球が出来なくなってしまいました。翔也は診断結果を監督と部長に報告。報告を受け、監督は翔也に告げました。肩をこれだけ壊したピッチャーをドラフト指名するプロ球団はないと。

翔也は一部始終を結に報告。星河電器で野球は続けられないのかと尋ねる結に対して翔也は言いました。野球が出来てもプロにならなければ意味がないのだと。程なくして翔也は栃木の実家に帰りました。

それから二週間、翔也から結への連絡が途絶えました。結は不安な気持ちを忘れようと仕事に没頭。そんな結を気づかう立川は、社員食堂の献立を栄養士の観点から作り変えるよう指示を出しました。

ようやく翔也から連絡が入り、結は翔也と会うことが出来ました。翔也は結に告げました。プロ野球選手になって結を幸せにしたかった。それが出来なくなったので別れてくれと。翔也の言葉に立腹した結は、翔也と別れることにしました。

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感想

翔也くんの夢が途絶える

前週の最後、肩を壊したことを結ちゃんに報告した翔也くん。

前週の最後の時点では、翔也くんはこう言ってました。

「もう野球が出来ないかもしれない」と。

かもしれない、すなわち野球が出来なくなることが確定したわけではありませんでした。

一縷の望みが残っていました。

しかし、望みはまったくなくなったらしい。

精密検査の結果が出て、手術してリハビリしても、もう元には戻れない。

翔也くん、あまりにも残酷な診断を受けました。

翔也くんはそのことを監督と部長に報告。

すると監督はきっぱりと言い放ちました。

そこまで肩を壊した投手をドラフト指名する球団はないと。

翔也くんの夢が絶たれた瞬間です。

今回の後半に翔也くんが言いました。

高校時代、甲子園の夢は絶たれたけれど、ゴールへの道筋が一つ途絶えただけ。

「人生は思い通りにはいかない、何度だって失敗する」

でも、今はあの時とは状況が違う。

「ゴールの道筋ならいくらでも書き換えられる、そのゴールがなくなった」

翔也くんの言うとおり、ゴールに至る道筋ならいくらでも変更が可能です。

でも、ゴールの書き換えは不可能ではないですが、かなり難しい。

翔也くんの絶望、深過ぎます。

大人たちの対応

そんな翔也くんの気持ちを察する大人たちの反応が優しい。

とりわけ聖人さんの反応は大人ならではの反応です。

「あいつの気持ちが落ち着くまでそっとしておいてやれ」
「やけっぱちになっているだけ」

かつては翔也くんと結ちゃんの距離を一番警戒していた聖人さんが、今ではある意味で翔也くんの一番の理解者。

愛子さん、特に言葉はありませんでしたが、翔也くんの気持ちも結ちゃんの気持ちもわかるのでしょう。

立川さんも今回は優しかった。

結ちゃんまで落ち込まないよう心を配る繊細さ。

社員食堂の献立の見直しの指示を出したのも、結ちゃんが仕事に没頭できるようにしてあげたかったからなのか。

結ちゃんが半ばムキになって休みもせずに仕事に没頭する気持ち、立川さんは察したのでしょう。

しかし、結ちゃんは翔也くんの言葉に怒ってしまいました。

夢を絶たれた翔也くんの絶望、少しは分かってあげて欲しかったなというのがブログ主の率直な感想です。

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今週の主なトピック

今週の主なトピックは次の4つです。

1:翔也くんの夢が絶たれる
2:その後の孝雄さん
3:久しぶりの糸島
4:翔也くんの心の再生

【その1】翔也くんの夢が絶たれる

前週の最後、肩を壊したことを結ちゃんに打ち明けた翔也くん。

今週はその続きです。

翔也くん、以前からずっと肩に違和感を感じていたのだそうです。

でも、はじめのころはその違和感を疲れのせいだと考えていました。

これがまずかった。

すぐに監督に相談するなりすれば、取り返しのつかない状態になる前に手を打てていたかもしれません。

翔也くん、残念ながら取り返しのつかないところまで行ってしまいました。

取り返しのつかないところ、それはプロ野球選手断念ということです。

プロどころか野球そのものも選手として出来ないかもしれない。

本年の最後の週は、こんな重いストーリーです。

【その2】その後の孝雄さん

孝雄さんのその後が今週チラッとだけ描かれるようです。

渡米した歩ちゃんに頼まれていた中古の靴のカスタム。

孝雄さんはその仕事を黙々と続けたようです。

すると、ギャルからカスタムたちが店に集まるように。

しかし、孝雄さんはあの性格なので最初はギャルなんて相手にしない。

ところがギャルは好きなことにはものすごいこだわりを見せる。

この好きなことへのこだわりが、職人気質の孝雄さんに響いたようです。

孝雄さんはギャルからのこだわりの強いカスタムの注文を、ギャルの期待以上の仕上がりで納品します。

その仕上がりにギャルは喜ぶ。

ギャルが喜ぶ姿を見て孝雄さんも嬉しい。

そんな好循環が生まれているようです。

【その3】久しぶりの糸島

翔也くんの夢が絶たれたことをきっかけに結ちゃんとの間で別れ話が浮上。

翔也くんを応援するために栄養士になり、翔也くんを支えるために星河電器に就職したものの、結ちゃんはやってきたことの目的を喪失。

そんな結ちゃんに、聖人さん、愛子さん、そしてハワイから戻った歩ちゃんが糸島行きをすすめます。

そして結ちゃんは糸島へ傷心旅行。

糸島では思いがけないことも起こっていますが、詳細は今回の本欄では伏せておきます。

【その4】翔也くんの心の再生

夢を絶たれ失意の翔也くん。

なんとギャル男になってしまいます。

しかし歩ちゃんからギャル道を叩き込まれ立ち直る翔也くん。

心が再生した翔也くんが向かった先は・・・

以上が今週の主なトピックです。

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POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

    えっ、立川さんの方針転換。翔也君の事が影響?彼の居場所は?別れ?

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    終わった、何もかも
    翔也くんのセリフは「あしたのジョー」力石最後のセリフ

    早おむすびからのこころ旅
    松村雄基さんを見たら脳内で「東京流れ者」が流れてくるワイは「スクールウォーズ」世代

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    X等では病院に行かなかった翔也くんの自業自得という呟きが目立ちますが
    翔也くんは球速があまりなく食事で体調にすぐ影響が出て変化球投げたら肩壊す等といつかは壊れるガラスのエースだということを自覚してたんじゃないかな?
    簡単に病院行けというが、その前にすごい葛藤があったし覚悟してたんじゃないかな
    滅びや敗者の美学というモノもあるよと「巨人の星」「あしたのジョー」等の梶原作品(ハッピーエンドで終わった代表作って「空手バカ一代」ぐらいじゃないか?)や沢木耕太郎さんの「敗れざる者」「一瞬の夏」(ワイにとって沢木さんの代表作は「深夜特急」ではなく上記二作品)を愛読していたワイは思うんだけど、当たり前だけど負けてからの方が人生長い、「勝っている時友達いっぱい、負けたらみんないなくなる、その時に味方するのが私の仕事」というエディタウゼントさんの名言

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    巨人に行った裏切り者
    このフレーズがやたら取り上げられますが元木さん・KKコンビ・上原さん等大阪出身選手が阪神ファンからそのような扱いされているのを見たことないけど、むしろ阪神を出ていった選手が同情的に見られていたけどな、江夏さんとか田渕さんとか掛布さんとか岡田さんとか、それに阪神ファンを公言していたゴジラ松井さんに至っては阪神ファンが巨人球団をドロボー扱いしていたぐらいだった(ドラフトやっちゅうねん)
    それに私が知る限り一番の裏切り者扱いされたのは広島から阪神に移籍した時の新井さんかな、本日立川さんの会話に出た金本さんの時はあまりそんな扱いされなかったかな?まあ、今では新井さんも広島の監督になり金本さんは阪神ファンの中では生え抜き扱いになっていますが(真弓さんも同じように生え抜き扱い)

    長々と野球コメントすいません

     
     

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