2025/6/10(火)第11週「軍隊は大きらい、だけど」
あらすじ
一人で靴磨きをしている嵩の前に健太郎が姿をあらわしました。
健太郎は一年前に嵩と同じ部隊に配属されていたのです。
思いがけない健太郎との再会で、軍隊生活に不安しかなかった嵩は救われる思いをしました。
そんなある日、嵩は島中隊長の前で『軍人勅諭』の暗唱する機会を得ました。
八木に命じられて『軍人勅諭』を暗記していた嵩は、スラスラと暗唱することができ、それがきっかけとなって島の推薦で陸軍幹部候補生試験を受けることになりました。
八木は嵩に試験に受かるしか道はないと発破をかけました。
そして迎えた試験の前日の夜。
嵩は徹夜で勉強するために厩舎での不寝番を申し出るものの・・・
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
小倉連帯の人々
昭和17年(1942)、嵩くんは当初入隊した高知連隊から、勇猛果敢で知られる小倉連帯に転属。
それが前週の最後の場面。
今週は小倉連隊での日々が描かれます。
そして、小倉連隊に物語の舞台が移ることで登場する新キャラ、そして思いがけないキャラも再登場します。
最初に登場する新キャラは、正確に言うと新キャラではなく再登場キャラ。
小学校時代に嵩くんの弁当を横取りしていた康太くんです。
続いて嵩くんの天敵のような存在、古兵の馬場さん。
この人は新キャラです。
ただし、朝ドラヒロインの天敵の場合、その後にヒロインの味方になったりもしますが、馬場さんに関してはずっと天敵のままのようです。
また、嵩くんと康太くんと同じ新兵の加畑くんと目黒くんという二人の新キャラも登場。
そして、今週だけでなく今後も重要なキャラとなる八木さん。
前週の最後にもちょっとだけ登場しますが、今週に入って本格的な登場です。
八木さんが本格登場
上官が新兵を殴るのが日常となっている環境の中で、八木さんは新兵を決して殴らないことで知られている存在です。
しかし、優しい人ととして認識されているわけではありません。
新兵を殴りはしないけど何者なのか正体がよくわからず、皆から恐れられている存在。
八木さんよりも上の階級の者ですら八木さんにペコペコする。
そんな複雑なキャラが八木さんです。
複雑でちょっと不気味なキャラは大好きなので、ブログ主の今週の一番の楽しみは八木さんの登場です。
さて、今週の八木さんが初登場するのは、嵩くんが馬場さんに殴られる場面です。
嵩くん、入隊するための荷物の中に井伏鱒二の詩集を入れてきたらしい。
それを知った馬場さんが激怒して嵩くんを殴打。
その時に八木さんが登場します。
そして、馬場さんが破り捨て足で踏みつけまでした詩集を八木さんは拾い上げる。
馬場さんに無言の圧力をかけるようです。
さらに八木さんは、、嵩くんに『軍人勅諭』を明日までに暗証するよう命じてその場を立ち去る。
この『軍人勅諭』を暗唱せよという命令。
実はこれ、嵩くんを救うためです。
なぜそれが嵩くんを救うことになるのか。
その理由については本欄では伏せておきます。
健ちゃんが再登場
今週、なんとあの健ちゃんが再登場します。
健ちゃんは、嵩くんが転属する半年前に小倉連隊に配属されていたらしい。
健ちゃんとの再会に嵩くんが喜んだのも束の間、なんと嵩くんはかつての明るさを失いまるで別人のよう。
嵩くんとの再会の健ちゃんの第一声がこれです。
「こら!そこの新兵!たるんどるぞ!」
しかもこの第一声は冗談ではなく本気の言葉。
健ちゃん、軍隊に入ってすっかり変わってしまったらしい。
それでも親友思いは変わってません。
健ちゃん、嵩くんにこんなアドバイスをします。
軍隊は、頑張らない奴には死ぬほどつらいが、頑張ればそれなりに良いところだと。
そんな健ちゃんとの再会ですが、それでも嵩くんは救われた気持ちになるようです。
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