2025/7/25(金)第17週「あなたの二倍あなたを好き」
あらすじ
嵩の存在の大きさに気づいたのぶは、かつて嵩にひどいことを言ってしまったことを反省していました。
一方の嵩は、蘭子が口にしたある言葉に心を動かされていました。
そして嵩は、黙々と表紙の絵を描き始めました。
その二日後、のぶがガード下にいると、人影がのぶに近づいてくるのでした。
参考:地デジ番組表
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週描かれるのぶちゃんの高知新報の退社。
そして上京。
のぶちゃんと嵩くんの関係をのぞいて、今週のエピソードは史実をモチーフにしたストーリーです。
そこで今回の本欄では、今週のストーリーのモチーフとなった史実をまとめてみます。
高知新聞の退社
ドラマの中では高知新報という社名になっていますが、リアルのぶちゃんが勤務してたいのは高知新聞です。
ある日、リアルのぶちゃんは高知県出身の代議士から頼まれます。
東京に来て、自分の秘書になってもらえないかと。
リアルのぶちゃんに秘書をやってほしいと頼んだ高知県出身の代議士は、もともとリアルのぶちゃんとは知り合いでした。
ドラマの中で描かれたように、東京出張の際に知り合った代議士というわけではありません。
ところで当時、代議士は速記のスキルを持つ秘書が必要でした。
演説の原稿を書く際に、当時の代議士は口述筆記を秘書にやらせていました。
この口述筆記で速記のスキルが求められるのです。
リアルのぶちゃんと旧知の知り合いの高知県出身の代議士にも、速記ができる秘書の存在が必要でした。
そこで、速記ができるリアルのぶちゃんに秘書をやってもらえないかと依頼。
リアルのぶちゃんはこの依頼を引き受けます。
これがリアルのぶちゃんが高知新聞を退社したきっかけでした。
なお、リアルのぶちゃんが高知新聞を退社したころ、リアルのぶちゃんとリアル嵩くんはすでに交際を始めていました。
交際相手がいるにも関わらず、リアルのぶちゃんはどうして上京を決めたのか。
それには、リアル嵩くんのある事情があったからです。
リアルのぶちゃんがリアル嵩くんを高知に置いて上京した理由
当時のリアル嵩くんには、ある望みがありました。
再びデザインの仕事をするという望みです。
そして、デザインの仕事をするなら、最先端のデザインに触れられる環境がある東京で仕事をしたい。
そんな望みもリアル嵩くんは持っていました。
しかし、リアル嵩くんは東京に行くべきかどうかずっと迷っていました。
ドラマの中でも再現されましたが、リアル嵩くんは製薬会社に就職して広告デザインの仕事を始めて間もなく軍隊に入隊。
デザイナーとしてのキャリアを積まないままの入隊でした。
しかも軍隊生活は五年に及び、デザイナーとして極めて重要な二十代の役半分を軍隊で過ごすことになりました。
つまりデザイナーとしてのキャリアに致命的な空白期間があるわけです。
なので、自分が今さら東京に行ったところでデザイナーとしてやっていけるのか、リアル嵩くんは不安だったわけです。
そんなリアル嵩くんの迷いをリアルのぶちゃんは知っていました。
そんな中での東京への誘いです。
リアルのぶちゃんは次のように考えたのでしょう。
自分が東京に言ってしまえば、リアル嵩くんも後から東京にやってくるだろうと。
そしてリアルのぶちゃんは次のような言葉を残して東京に旅立ちました。
「先に東京に行って待ってるわ」
リアルのぶちゃんが上京
リアル嵩くんの背中を押すつもりだったのか、リアル嵩くんより一足先に上京したリアルのぶちゃん。
当時の東京は住宅難だったこともあり、友人夫婦の家で間借りすることになりました。
場所は東急東横線の大岡山駅の近くです。
その家には、3歳の男の子と生まれたばかりの女の子がいました。
女の子は両親と同じ部屋で眠り、3歳の男の子は子供部屋で眠る、そんな暮らしをしていました。
リアルのぶちゃんは、3歳の男の子の面倒を見るという条件付きで、子供部屋に間借りすることになったのです。
やがてリアル嵩くんも上京し、この子供部屋とリアルのぶちゃんと一緒に暮らすことになります。
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ