NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』
2024年6月9日 〜 6月13日放送
あらすじ
八木信之介
昭和17年(1942年)夏。嵩は小倉連隊の内務班に配属されました。そこで嵩を待ち受けていたのは、理不尽な暴力による指導でした。
しかし、上官の一人・八木信之介だけは決して暴力を振るいませんでした。そして八木のはからいで幹部候補生試験を受けた嵩は、乙種幹部候補生になりました。
千尋が訪ねてくる
昭和19年(1944年)夏。嵩が伍長になったころ、千尋が尋ねてきました。千尋は京都大学を繰り上げ卒業し海軍予備学生に志願。海軍少尉になっていました。
千尋は嵩に言いました。子供の頃からのぶが好きだった。戦争が終わったら、のぶをつかまえる。自分は愛する人のために行きたいと。
小倉連隊に中国への出動命令
千尋が訪ねてきた一ヶ月、小倉連隊に中国への出動命令が下されました。出発前夜、八木は千尋に言いました。弱い者が戦場で生き残るには卑怯者になることだと。
ほどなくして嵩や健太郎が配属されている小倉連隊は中国福建省の駐屯地に到着。嵩たちは現地の治安維持に当たることになりました。
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今週の展開
46: 6/2(月)
47: 6/3(火)
48: 6/4(水)
49: 6/5(木)
50: 6/6(金)
予習レビューと史実のリアルエピソード
リアル嵩くんが入営した部隊
リアル嵩くんが入営した小倉の野戦重砲部隊(通称73部隊)は勇猛果敢であることで知られていました。
そんな部隊で、初年兵は殴られることが日常でした。
ミスをして上官から殴られるのは当たり前。
しかしミスの有無とは関係なく毎晩の点呼の際に「精神を鍛え直す」ことを目的としても殴られました。
初年兵同士が殴り合いをさせられることもあったのだとか。
しかし、殴られることが日常になると、殴られることに慣れてしまい、やがて殴られることをリアル嵩くんはなんとも思わなくなったそうです。
そんな中でリアル嵩くんはあることに気がつきました。
上官の中には安易に殴る上官もいれば決して殴らない上官もいる。
後者の「決して殴らない上官」が、妻夫木聡さん演じる小倉連隊の上等兵・八木信之介というキャラクターのモチーフになっているのかも知れません。
リアル嵩くん、幹部候補生試験を受ける
リアル嵩くんが入隊してしばらく経ったころ、幹部候補生の試験を受けることになりました。
初年兵は誰もが二等兵の階級からスタートしますが、一定以上の学歴のある者は四ヶ月の経験があると幹部候補生の試験を受けることができました。
幹部候補生には二種類ありました。
甲幹と乙幹の二種類です。
甲幹は、少尉、中尉、大尉と昇進する士官コース。
乙幹は、伍長、軍曹、曹長と昇進する下士官コース。
当時、幹部候補生試験の受験資格を有する者はほとんどがこの試験を受験しました。
リアル嵩くんも上官のすすめに従い幹部候補生試験を受験することにしました。
幹部候補生試験の試験結果
そして迎えた試験日の前日の夜。
厩舎で夜を徹しての番をしていたリアル嵩くんはうっかり居眠りしてしまいました。
そして、その居眠りが見つかってしまいました。
リアル嵩くんの試験の成績は、甲幹と乙幹の二種類のうち士官コース入りを満たしていました。
しかし居眠りを理由に、下士官コース入り。
士官になる道は閉ざされてしまいました。
しかし、軍隊内での出世に興味がないリアル嵩くんはこの格下げに落胆はしませんでした。
また、この格下げはリアル嵩くんにとって幸運なことでもありました。
士官コース入りになっていたら、リアル嵩くんは多くの戦死者を出した中国の前線に送られるはずだったのです。
リアル嵩くん、軍曹に
伍長、軍曹、曹長と昇進する下士官コース入りしたリアル嵩くんは伍長になり暗号班への配属が決まりました。
暗号の勉強が求められはしたものの、リアル嵩くんにとっては久しぶりに頭を使う仕事だったようです。
そして、入営した翌年の1942年(昭和17年)8月。
リアル嵩くんは軍曹に昇進しました。
軍曹となり、初年兵たちの教育もリアル嵩くんの任務の一つになりました。
ほどなくしてリアル嵩くんは初年兵たちの人気者に。
人気者になった理由は二つ。
まず何と言っても初年兵を決して殴らなかったこと。
そして、話が面白いと初年兵の人気を集め、リアル嵩くんが面倒を見た初年兵の家族からお礼の手紙が来たこともあったそうです。
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