2025/6/19(木)第12週「逆転しない正義」
あらすじ
岩男が村に住む少年・リンに銃撃されました。
しかし岩男はリンをかばい通しました。
そして岩男は、「リンはよくやった」とリンへの伝言を嵩に託すと息を引き取りました。
岩男が銃撃されたことを受け、八木は嵩に言いました。
リンは両親のかたきをうつために岩男を銃撃したのだと。
さらに八木は、岩男のかたきをうちたいかと嵩に問い、やり場のない怒りを爆発させました。
八木が感情をあらわにする姿を初めて見た嵩は、言葉を失いました。
その数日後、駐屯地の食糧難は限界に達し、嵩は栄養失調から倒れてしまいました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、岩男くんが最期を迎えます。
その話の前に、まずは岩男くんの近況から。
岩男くんの近況
前週の最後に嵩くんの所属する部隊が出動。
物語の部隊が中国福建省の奥地、嵩くんの駐屯地に移り、岩男くんが再登場しました。
蘭子ちゃんにプロポーズするものの、あえなくフラれてしまったあの岩男くんです。
ここでちょっとだけ岩男くんの近況のおさらい。
岩男くんは四国師団所属の工兵連隊に配属。
嵩くんがやって来る一年前に分遣され、この地にきました。
そして、野戦任務に当たっているという設定です。
なお、小学校のときもパン食い競争のときも、いつも嵩くんに対して上から目線だった岩男くん。
軍隊では幹部候補生試験に合格している嵩くんの方が階級が上で、しかも階級は絶対です。
なので、岩男くんは嵩くんに頭が上がらない。
ここまでが、前週のうちに明らかになっています。
今週、岩男くんについて新たな情報が追加されます。
岩男くんは入隊前に結婚しました。
結婚は入隊の直前のタイミングだったらしく、すでに男の子も生まれているものの、入隊後に生まれたのでまだ顔は見ていません。
岩男くんにはすでに子供がいる。
岩男くんはすでに父親になっている。
この二つの背景が効いて来ます。
リン少年
駐屯地に一年以上滞在している岩男くんに、リンという名の現地の少年がなついています。
男の子が生まれた岩男くんにとって、リン少年は自分の息子のように可愛い。
リン少年も岩男くんに父親のようになつくのでしょうか。
ところで今週は岩男くんが最期を迎えるのですが、なんと岩男くんはこのリン少年に撃たれて命を落とすのです。
朝ドラとは思えないほどの悲劇です。
どうしてそんな悲劇が起こってしまったのか。
実は、リン少年の父親は日本兵に射殺されてしまいました。
リン少年の父親はゲリラだったんです。
リン少年の父親が命を落とす際、リン少年の母親も彼をかばって撃たれてしまいました。
リン少年だけは無事でした。
しかし、その時、リン少年の家に乗り込んできた日本兵の一人が岩男くんだったらしい。
なので、リン少年は両親の復讐のために岩男くんに近づいた。
しかしリン少年は岩男くんを好きになってしまった。
リン少年が岩男くんになついたのは、本当に岩男くんのことが好きだったようです。
岩男くんの最期
岩男くんは息を引き取る直前まで、リン少年をかばい続けます。
自分を撃ったのはあの子ではないと。
そして最後の言葉は「リンはようやった」です。
これはブログ主の推測ですが、父親になった岩男くんはリン少年の父親を奪ってしまったことに苦しみ続けていた。
なので、自分が命を落とすことで、罪のつぐないができたような気持ちになったのかもしれません。
岩男くんの最期の気持ちは、実際にその場面の岩男くんを見ないことには正しく推測できません。
ただ一つ言えることは、岩男くんは「俺たちの岩男」という呼び名にふさわしい最期を迎えるようです。
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