あんぱん

高知新報が月刊誌を刊行 / あんぱん 第69回

2025/7/3(木)第14週「幸福よ、どこにいる」

あらすじ

高知新報が、発行をやめた夕刊に代わって月刊の雑誌を出すことにしました。

夕刊の発行がなくなり時間を持て余していたのぶと岩清水は、その決定を心から喜びました。

そんなある日、メイコが家出したとの連絡がのぶのもとに入りました。

のぶはメイコのことが心配で、打ち合わせにも身が入らなくなりました。

そんなのぶを見るに見かねた東海林は言いました。

家出人の取材に行ってこいと。

参考:地デジ番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

嵩くんと健ちゃんが廃品回収始める

今週、嵩くんと健ちゃんの仲良し二人組みの一緒の姿が復活します。

終戦直後、世の中が大混乱する中で親友どうしの二人が始めるのは廃品回収と、回収した廃品の中から使えそうな雑貨を見つけて売る仕事です。

この廃品回収の仕事はその後の嵩くんの歩みにとって極めて重要な仕事となるはずです。

ただし、その詳細は今回の本欄では伏せておきます。

それにしても、嵩くんと健ちゃんが再び一緒に何かを始めるというのは本当に嬉しい。

振り返ってみると、嵩くんと健ちゃんはずっと一緒でした。

東京の美術学校の受験会場で一緒。

ドラマの中ではその場面はありませんでしたが、京都の美術学校の受験会場でも二人は一緒だったらしい。

そして、東京の美術学校時代には同じ下宿で共同生活。

卒業後、就職してもなお一緒に暮らし続け、健ちゃんが招集された際には涙の別れもありました。

その後、軍隊の中で再会。

駐屯地で倒れた嵩くんを介抱していたのは健ちゃんでした。

そんな仲良しの二人の姿が、今週から復活します。

【史実】リアル嵩くんも廃品回収をしていた

ドラマの中で嵩くんが廃品回収を手がけるエピソードは史実にモチーフがあります。

リアル嵩くんも終戦直後に廃品回収を行っていたのです。

リアル嵩くんが廃品回収を行うまでの経緯は次のとおりです。

戦争が終わり無事に帰国できたリアル嵩くんでしたが、これから先どのように生きていったらいいのか考えがまとまらずにいました。

というのも軍隊生活の5年間、リアル嵩くんは命令されたことを従順にやることを徹底。

自分の頭を使って何かを考えることを放棄してきたため、どれほど考えようとしても考えがまとまらなくなっていたようです。

そんなある日、戦友の一人がリアル嵩くんを訪問。

その戦友は叔父がやっている会社に入らないかとリアル嵩くんを誘いました。

考えることが面倒になっていたリアル嵩くんは、深く考えることもせずにいとも簡単に戦友の誘いに乗りました。

その戦友の叔父の会社が手掛けていたのが廃品回収でした。

【史実】リアル嵩くんがやっていた廃品回収の仕事

リアル嵩くんが実際にやっていた廃品回収の仕事の具体的な中身は次のとおりです。

廃品を回収する先は進駐軍です。

物資が極度に不足している当事、日本の民間人の家庭に廃品なんてなかったでしょうから。

リアル嵩くんはトラックの荷台に乗せられ進駐軍の兵舎を訪問し、そこに捨てられている廃品を回収。

古着は洗濯して繕って売り物にする。

空き瓶は水筒にする。

金属は一旦溶かして鍋や釜にする。

進駐軍の兵舎で出たゴミを集め、それを生活雑貨に再生して販売していたそうです。

そんな単純作業を繰り返すうちに、それまで物事を考えられなくなっていたリアル嵩くんの頭脳も少しづつ動くようになってきました。

そんな中でリアル嵩くんはあるものと出会います。

この「あるもの」との出会いがリアル嵩くんの人生を動かし始めます。

「あるもの」は次回の本欄に記します。

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