銀二郎とイライザの反応 / ばけばけ 64回
2025/12/25(木)第13週「サンポ、シマショウカ。」
あらすじ
清光院でトキと銀二郎、ヘブンとイライザが遭遇しました。
銀二郎はヘブンに握手を求めるものの、ヘブンは手を差し出そうとはしませんでした。
一方、トキとイライザも挨拶をかわすものの、二人の間には気まずい空気が流れました。
そんな中、清光院の大亀にまつわる怪談について尋ねるヘブンにトキが答えました。
トキが清光院の大亀の怪談にも詳しいと知りヘブンは興奮。
トキも怪談語りに夢中になりました。
トキとヘブンの様子を見て、銀二郎とイライザは二人の会話に入っていけないほどでした。
参考:Yahoo!テレビ
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、トキちゃんと銀二郎くんの関係に大きな変化が生じます。
変化が生じるというよりは関係に終止符が打たれると言った方が適切かもしれません。
そこで、トキちゃんと銀二郎くんの関係の振り返りから今回の本欄を始めます。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第一フェーズ
言うまでもありませんがトキちゃんと銀二郎くんは夫婦でした。
銀次郎くんは第二週から登場。
トキちゃんの幼少期が終わった翌週からのかなり早いタイミングでの登場でした。
トキちゃんと銀二郎くんは見合い結婚。
二人とも怪談が大好きという奇妙な趣味を共有していることがわかり意気投合。
お見合いのその日に一気に心の距離が縮まりました。
結婚してからはトキちゃんも銀二郎くんも仕事に追われる日々ではありましあが、一緒に怪談を楽しむなど幸せな日々が続きました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係は極めて良好でした。
しかし、銀次郎くんと松野家の家族、とりわけ勘右衛門さんとの関係は大きな問題を抱えていました。
勘右衛門さんは銀二郎くんの生家を格下と見下していました。
そして松野家の格式にふさわしい当主にしようと銀二郎くんを鍛えました。
これはブログ主の憶測ですが、銀二郎くんに厳しく当たることで勘右衛門さんは武士の誇りをかろうじて保っていたのでしょう。
今でいうマウント取りというやつです。
しかし、マウントを取られっぱなしだった銀二郎くんはストレスを溜め込んでいました。
そしてついに松野家を出奔してしまいました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第二フェーズ
ある日の夜、銀二郎くんはトキちゃんに言いました。
どこか遠くで二人きりで暮らさないかと。
あのときの銀二郎くん、そうとう追い詰められていたのでしょう。
松野家にはこれ以上居られない。
しかし大好きなトキちゃんとは別れたくない。
そんな引き裂かれるような気持ちでトキちゃんに上の言葉を告げたのだと思います。
ところで銀二郎くんは察しのいい性格なので、トキちゃんが家族をとても大事にしていることは深く理解していたはず。
だから、どこか遠くで二人きりで暮らさないかと言ったところでトキちゃんがその話に乗ってこないのも分かっていたような気もします。
それでもダメ元で言ったのでしょう。
そしてやっぱりダメでした。
銀二郎くんのそのときの失意の深さ、どれほどのものだったか。
そして失意の中出奔。
その後、トキちゃんが上京したことで銀二郎くんはトキちゃんと再会できました。
銀二郎くん、嬉しそうでした。
そして、トキちゃんのことが大好きであることを改めて銀二郎くんはトキちゃんに告げました。
そして銀二郎くんは東京で二人で暮らそうとトキちゃんに提案。
しかしトキちゃんはその提案には乗らず一人で松江に帰ってしまいました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第三フェーズ
トキちゃんと東京で二人で暮らすことはできませんでしたが、その後も銀二郎くんはトキちゃんのことを片時も忘れなかったものと思われます。
これはブログ主の憶測ですが、銀二郎くんはトキちゃんと復縁するという願いだけを支えにして今日まで努力してきたのでしょう。
そしてトキちゃんと復縁するには松野家の多額の借金を清算し、トキちゃんの家族も養う必要があることを理解していた銀二郎くん。
そのためには人力車を引いているだけでは無理だと判断したのでしょう。
格式が高いが故に世間知らずで育った三之丞くんが実力もないのに雇われ社長になろうとしたのとは対照的に、銀二郎くんは創業社長を目指しました。
格式の低い家に生まれたからこそ世間のリアルも熟知していたのでしょう。
そして創業社長ぐらいにならなければ松野家の借金も返せないし、トキちゃんの家族を養うこともできない。
そう考えた銀二郎くん、血のにじむような努力をしたはずです。
ところが、松江に戻ってくるとトキちゃんの心はすでに自分の方に向いていないことを鋭く察する銀二郎くん。
しかし銀二郎くんはそんなときでも男前でした。
大好きなトキちゃんの幸せを最優先にして自ら身をひく。
銀二郎くん、武士の真の誇りを最後まで捨てない男でした。
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