ばけばけ

ヘブンはイライザを思う / ばけばけ 55回

2025/12/12(金)第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」

あらすじ

ヘブンはアメリカにいるイライザに思いを馳せていました。

一方のトキは、訪ねてきたリヨの思いがけない言葉に動揺しました。

そんな中、錦織はヘブンにある質問をしました。

そしてヘブンの回答に落胆した錦織は、それ以来ヘブンを迎えに現れなくなりました。

そんな錦織のことをヘブンは理解できずにいました。

参考:Yahoo!テレビ

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、ヘブンさんがこれまでドラマの中で語れていなかった新たな過去を語ります。

そこで今回の本欄ではヘブンさんの過去の整理をしてみます。

これまで語られたヘブンさんの過去

ここで言う「ヘブンさんの過去」とは、トキちゃんと出会う前の過去という意味です。

ヘブンさんがドラマの中に初めて登場したのは第1回の冒頭の場面を除くと、アメリカで貧困の中で絶望している姿です。

拳銃で命を断とうとしたら弾がない。

そんな場面でした。

次の登場場面は新聞社の編集長として何人もの部下を従えている姿。

貧困の中での絶望から状況が一転していました。

これらの米国でのヘブンさんの姿の描写を経てヘブンさんが松江に到着。

ヘブンさんが松江にやって来てからドラマの中で語られたヘブンさんの過去は、少年時代に目を負傷して失明したエピソードでした。

また、アメリカからやって来たヘブンさんは実はアメリカ生まれではなかった。

そんな過去も語られました。

以上がドラマの中で語られてきた過去です。

新たに語られるヘブンさんの過去

今週、新たに語られるヘブンさんの過去は二つ。

まだ詳細までは明らかになっていませんが、ざっくりと以下の二つです。

一つ目。

ヘブンさんは親に捨てられた過去を持っているのだそうです。

アメリカ以外のどこかで生まれたヘブンさんが親に捨てられて渡米。

しかし仕事にありつけず貧困のどん底に。

これがドラマの中で描写があった絶望の場面だったのかもしれません。

二つ目。

ヘブンさんはバツイチです。

アメリカで結婚と離婚を経験しています。

ヘブンさんがイライザさんと出会う前に経験したことと思われます。

【史実】ラフカディオ・ハーンの場合

今週のドラマの中で新たに語られるヘブンさんの過去。

親に捨てられた過去。

離婚した過去。

それぞれの過去のモチーフとなった史実の過去は以下の通りです。

ラフカディオ・ハーンはアイルランド人の父とギリシア人の母の間で生まれました。

しかし母は夫の愛情を感じられなくなったことを理由に当時4歳のラフカディオ・ハーンを捨てて故郷に去ってしまいました。

その3年後、今度は父が再婚したのを機にラフカディオ・ハーンのもとを去りました。

ラフカディオ・ハーンは7歳で両親から捨てられたのです。

それから12年。

ラフカディオ・ハーンは19歳のときに移民船に乗って渡米。

渡米から5年を経てラフカディオ・ハーンは新聞記者の職を得ました。

そしてその頃に結婚。

結婚相手は白人と黒人の混血女性でしたが、当時は混血女性との結婚は非合法。

そのためラフカディオ・ハーンは解雇され、その直後に離婚も経験。

解雇と離婚の後、ラフカディオ・ハーンは餓死寸前の貧困も経験しているのですが、ドラマの中で描かれた「絶望」の場面はこの頃のことと思われます。

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