本放送:2011年10月25日(火)
再放送:2014年4月28日(火)
再々放送:2024年10月15日(火)
第4週「誇り」
花言葉の花「アマリリス」
あらすじ
根岸良子のミシンの実演販売の現場に遭遇した糸子は、意を決して根岸に洋裁を教えてほしいとお願いしました。翌日から心斎橋で開くミシン教室を開くと聞かされ、その案内状を根岸から手渡され大喜びの糸子。
明くる日、心斎橋のミシン教室に足を運ぶ糸子でしたが、そのミシン教室はミシンを買った人だけが対象で、しかもその内容は、糸の通し方だけで一日が終わってしまうなど糸子には物足りません。更にこれ以上のことは教えられないと断られてしまいます。
がっかりしながら心斎橋の街を歩く糸子は祖母の貞子とばったり会いました。糸子を高級パーラーに誘った貞子はミシンを買ってあげると言いますが、父に許しを請わないと買ってもらうわけにはゆかないと糸子。
その高級パーラーには人気の若手歌舞伎役者、中村春太郎が来ていました。女たらしで有名な春太郎が同伴する娘を、どうせすぐに泣かされると気の毒がる貞子でしたが、その娘は糸子の幼馴染み、奈津だったのです。
感想
ミシン販売員の美貌に目がくらんだのか善作さん、普段であれば洋服を着ている人間なんてこれでもかと言うくらいに罵り倒すはずなのに、根岸良子さんの洋服は不問に。
一方でよそ様のことについて、これまでそんなに悪く言ったためしのないおばあちゃん、今回は不思議と根岸さんのことを品のない女だの、本来であれば善作さんの言いそうな罵詈雑言を連発。
普段から人の悪口を言うのが趣味のような人の罵詈雑言なら、またいつものことと聞き流すところですが、決してそんな悪趣味はなさそうなおばあちゃんが珍しく言いたい放題なだけにちょっと気になります。
おばあちゃんの眼には一体何が見えていたんでしょうか。それとも善作さんの言うように単なる「ひがみ」?それだけではなさそう。とても気になりました。
さて、糸子、ミシン教室まで足を運んだものの、
- ある日は、糸の通し方だけで終わり
- 次の日は、ペダルの踏み方で終わり
- また別の日は、直線縫いだけで終わる
パッチ屋で修行を積んだ糸子にはこれでは話しにならない。
そして職探しでおじいちゃんに頼らなかった糸子でしたが、心斎橋でおばあちゃんと遭遇。孫が欲しがるものを買ってあげたくて内緒で街まで出て来るなんで、子供の頃、こんなおばあちゃんが欲しかった。
糸子にも、ミシンなんてなんぼでも買うたる。個人教師をつけたらええ。さすが、大富豪夫人、太っ腹です。それにしても糸子、いいおじいちゃん、おばあちゃんに恵まれてますね。お父ちゃんだけはちょっとばかり難ありですが。
今回、最後に歌舞伎の若手役者、中村春太郎。糸子のおばあちゃんによれば女たらし。その日春太郎が同伴していた近々泣かされることになるであろう女の子は、奈津だった。えっ!?と思わせたところで終わりになりました。