本放送:2012年3月31日(土)
再放送:2014年9月27日(土)
再々放送:2025年3月22日(土)
最終週/第26週「あなたの愛は生きています」
花言葉の花「カーネーション」
あらすじ
平成22年(2010年)9月。だんじり祭りの日。二階のサロンには優子、直子、聡子の三姉妹や孫たち。オハラ洋装店の従業員など、生前の糸子と縁のある人たちが大勢集まり賑やかに過ごしました。
斎藤源太に憧れて洋裁の道に進んだ浩二は源太と話しをすることが出来て感激。末期癌患者だった加奈子は奇跡的に回復していました。そして優子には糸子の生涯を朝ドラにしたいとテレビ局からオファー。そんな様子を糸子の遺影が見守もります。
平成23年(2011年)10月。ますます多忙を極める優子、直子、聡子はそれぞれの場所で糸子を思い出し涙ぐみました。そんな三姉妹に寄り添う糸子の心は「泣かんでいい、泣くほどのこととちゃう。うちはおる」と語りかけます。
平成23年(2011年)10月3日。退屈した糸子の心は面白いものを探しに病院へ。病院のロビーのテレビでは糸子の生涯を描いた朝ドラ『カーネーション』第一回が始まり、テレビ画面を見つめる奈津の姿がありました。
感想
イタリアの巨匠、ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画のようなエンディングに酔いました。『ラスト・エンペラー』『シェルタリング・スカイ』坂本龍一さんが楽曲を提供したこれら名作の主人公は、様々な試練を経た後、懐かしい冒頭の場所に戻るのです。
それまでの試練をいたわるような優しさに満ちあふれたベルナルド・ベルトルッチ監督の映画みたいに、天国に行った糸子の魂を再び人生の原点・だんじりの日の懐かしいあの頃に戻ってゆきました。
ところで、病院のロビーで朝ドラ『カーネーション』第一回を見ていたおばあちゃん。婦長から絶対見せてやれと言われていたそうですが、「絶対」とまで言うからにはあのおばあちゃんはきっと、奈津ですね。
『カーネーション』全151回。心豊かな体験を有り難うございました。
前回の再放送を後半から観始めて、素晴らしさを感じていましたが
今回のBSの再放送で全編観ることができました。
改めて、素晴らしすぎるドラマですね!
最終回まで私の魂を激しく揺さぶり続けてくれました。
夏木マリさんの糸子も素晴らしすぎで大好きでした。
渡辺あやさん、役者の皆様、制作スタッフ等の方々
10年以上経過した、今更ながら、感謝、感謝、お疲れ様、ありがとうございます。
はじめまして。
素敵なサイトですね。
私も朝ドラファンです!
またお邪魔させていただきます。
BSでの再放送の最終回が先ほど終わりました。
ブログ主さんのコメント通り、確かにベルトルッチ監督の映画のような終わり方で、観ている我々に人生は巡っていて、繋がっていることを思い出させてくれました。
多くの方々が、カーネーションを朝ドラ最高傑作と評価していますが、強く同意します。
またこういう朝ドラを制作してくれることを、NHK制作陣には期待します。
この作品は朝ドラ中でも突出した出来でした。傑作ですね。
今回、初めてカーネーションをみました。
面白すぎて、続きが気になり、UーNEXTで一気みしました。
1話、1話の内容が濃く、また主役の尾野真千子が素晴らしかったです。
合わせて、こちらの感想も読みました。このころからやっていてくれたんですね。
おかげさまで2倍楽しめました。最後のおばあちゃんは、やっぱり奈津ですよね。