おむすび

陽太が聖人を動揺させる / おむすび 第12回

2024/10/15(火)第3週「夢って何なん?」

あらすじ

結が家の門限に間に合わなくなってしまいました。結を心配していた陽太は、結と偶然に会ったふりをして結と一緒に米田家まで同行。そして結をかばうために、自分と結は付き合っている。そのために帰りが遅くなったと嘘を言って謝罪しました。

結と陽太が付き合っていると聞かされた聖人は激しく動揺しました。動揺する聖人に対して放った永吉の一言で聖人と永吉の口喧嘩が勃発。その時、自分の気持ちを結に告げようとした陽太の言葉は、口喧嘩によって妨げられてしまいました。

聖人は口喧嘩の末に怒ってスナック「ひみこ」へ。酔った聖人は、永吉との関係がこじれたきっかけを語り始めました。家業の農業を佳代と自分に任せきりにしていたこと。佳代が貯めてくれた学資を永吉が使い込んでしまったことなどを。

一方、愛子と佳代は陽太の魂胆を見抜いていました。結と陽太が付き合うなどあり得ないとまで言われた陽太は落胆。そんな中で陽太は、結がギャルと一緒にいる現場を目撃したことを告げ、結とギャルの交流は内緒にすると約束しました。

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感想

「俺たち、付き合ってるんです」宣言

前回最後の陽太くんの「俺たち、付き合ってるんです」宣言からの続きです。

陽太くん、結ちゃんをかばった勢いでそのまま告白して「俺たち、付き合ってるんです」宣言を既成事実化してしまおうと考えていたらしい。

その場の思いつきか、事前に考えていのか。

どちらなのかは不明。

しかし陽太くんのキャラを考えると、その場の思いつきのような気がします。

そして、いよいよ告白かという段になって思いがけない邪魔が入りました。

聖人さんと永吉さんの口ゲンカのことです。

この口ゲンカは陽太くんにとっては完全に想定外。

しかし聖人さんと永吉さんの口ゲンカのきっかけを作ったのは陽太くんの宣言です。

陽太くん、残念。

一方、いつもは家族のケンカが悩みの結ちゃん、今回ばかりは聖人さんと永吉さんの口ゲンカは救いになったかも。

かくして陽太くんの「俺たち、付き合ってるんです」宣言の既成事実化は失敗に終わりました。

永吉さんの過去

さて、口ゲンカによって気分を害した聖人さんはスナックへ。

そこで聖人さんと永吉さんの過去が初めて語られました。

永吉さん、長期間にわたって家を空けることがあったらしい。

家を空けている間、永吉さんは本人が語った場所に本当に行ったのかどうかは不明。

永吉さん、ホラ話ばかりなので、永吉さんの行き先はちょっと信じられない。

しかし、長期間にわたって家を空けていたのは事実。

聖人さんの学資を使い込んでしまったことも事実。

事実ですが、その目的が何だったのか、この点がブログ主はとても気になっています。

もしかすると「米田家の呪い」のせいで、誰かを助けるために長期間にわたって家を空け、誰かを助けるためにお金を使い込んでしまったのではないか。

聖人さんは「ギャンブルか何か」に使ってしまったと憶測の発言しかしませんでした。

確実にギャンブルではないらしい。

以上はブログ主の憶測ですが、そんな秘められた過去の事実が明らかになったら、聖人さんの永吉さんへの気持ちも変わるかもしれない。

そんな展開を期待しています。

結ちゃんの実在モデル?

多くの人はすでにご存じと思いますが、米田結というキャラクターを作るにあたり、実在の栄養士に取材をしたそうです。

そして、米田結というキャラクターは取材をした栄養士を参考にしているらしい。

実在モデルとまでは言わないまでも、かなりな部分をモチーフにしてキャラ設定を行ったようです。

結ちゃんのキャラ設定の参考として取材された栄養士は松丸奨(すすむ)さん。

本作の後半以降の展開が見えてくるかもしれないので、松村さんについて本欄にまとめておきます。

松村さんは昭和58年(1983年)千葉県生まれ。

結ちゃんが平成元年(1989年)生まれなので6歳年上です。

松村さんは専門学校卒業後、栄養士として千葉県内の市立病院に就職。

本作では専門学校での結ちゃんのクラスメイトの一人が栄養士として病院に就職します。

一方、結ちゃんは専門学校卒業後は民間企業の社員食堂に栄養として就職。

なので松村さんの最初のキャリアは、結ちゃんの仲間に反映されるようです。

その後、松村さんは文京区立の小学校に給食を調理する栄養士として転職。

その際に、実際に教育現場で提供されている給食を競う「全国学校給食甲子園」で優勝。

2013年のことでした。

この優勝は東京都の小学校で初、男性の学校栄養士としても初の記録となりました。

2014年にも「全国学校給食甲子園」で準優勝。

同年、著書『日本一の給食レシピ 子どもがすくすく育つ』を出版。

2015年『若大将のゆうゆう散歩』への出演を機にメディア露出の機会が増加。

2016年にはテレビドラマ『Chef〜三ツ星の給食〜』で給食の監修・調理指導を担当。

メディアでの活躍の場が増える中で、「詳しくは言えないけど、栄養士についてある番組を作りたいので協力をしてほしい」とNHKから依頼が入りました。

もともとは栄養士の仕事はどのようなものかを取材することだけが目的だったようです。

ところで、松村さんはもともと、給食のために自宅にスチコンを設置したり、揚げパンを100個も試作するなど、キャラとして面白いエピソードが満載の人。

しかし、NHK関係者はそれ以上に松村さんの給食への熱い想いに打たれ取材の路線変更。

「人物像のモデル」として取材することになったのだそう。

松村さんは男性なので、松村さんの人生をそのままドラマの中で再現することはないでしょう。

しかし松村の熱い思いがいずれ結ちゃんに反映されるものと思われます。

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結ちゃんの変化

今週、結ちゃんの中のギャルたちへの評価、お姉ちゃんへの評価が大きく変化します。

言うまでもないですが、主人公の心の変化が今週のメインテーマです。

変化する前の結ちゃん

前週の最後にパラパラを教えてくれと言った結ちゃん。

そうは言ったものの練習に乗り気になれません。

結ちゃんは、そもそもどうしてパラパラを教えてくれと言ってしまったのか。

母子家庭で苦労しているスズリンや、家庭崩壊で居場所がないルーリーの境遇を知って、米田家の呪いが発動。

悩みを抱える二人を放っておくことができず、衝動的にパラパラを教えてくれと言ってしまったわけです。

パラパラを教えてくれと言った動機は米田家の呪いです。

ギャルにもパラパラにも興味はない。

興味はないどころか、嫌いなはずです。

だから、やる気が出ない。

こんな状態からスタートする結ちゃんのギャル文化への評価が、どのように変化していくのかが今週のメインのお題です。

米田家での練習

今週、諸事情からギャルたちは米田家でパラパラの練習をすることに。

もちろんギャルが大嫌いな聖人さんが不在のときにです。

佳代さんと愛子さんは手料理でもてなしながらギャルたちを歓迎します。

そして、見た目は派手だけどみんな素直でお行儀もいいと佳代さんと愛子さんは思うらしい。

佳代さんと愛子さんがギャルたちを「いい子」と評価することが、結ちゃんの中のギャルへの評価の最初のきっかけになるのかもしれません。

なお、米田家でパラパラの練習をさせてもらったギャルたちは、米田家の居心地の良さを絶賛。

居心地がないギャルたちにとっては、家族の愛でいっぱいの米田家は、ずっと欲しいと思っていた居場所の理想形だったに違いない。

そんなギャルたちの米田家への反応を見て、結ちゃんが自分はいかに恵まれているかを理解できるといいのですが・・・。

恐喝事件の犯人

今週、天神周辺で恐喝事件が多発しています。

派手な身なりの複数の女の子が男性を恐喝してお金を巻き上げる事件です。

真っ先に疑われるのはハギャレンのギャルたちです。

事件の詳細は本欄では伏せておきますが、この騒動を通して結ちゃんは理解します。

ハギャレンのギャルたちは曲がったことを決してしないことを。

そして、ハギャレンのギャルたちが決して曲がったことをしない根拠になっている、歩ちゃんがつくったハギャレンの掟を結ちゃんは思い出します。

結ちゃんがついに「ギャル」を理解する瞬間です。

でも、結ちゃんはそのままギャルまっしぐらになるわけではないらしい。

結ちゃんがギャルになるまでは、まだしばらく時間がかかりそうです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    北村さんのロン毛に「あの時代にあれだけロン毛にしてるのは武田鉄矢ぐらいだ」という呟きを見たけど
    あのさ~福岡で言えば財津さんも甲斐さんもロン毛で「虹とスニーカーの頃」や「HERO」歌ってヒットしていた時代だぜ、ワイは大阪だけど鶴瓶師匠や阿倍野の財閥のボンボンだった桑名さんにいたってはアフロだった時代だぞ
    まあその後ロン毛も一気に廃れたけどね、数年後ロン毛だった有名人ってJourneyのボーカルと長州力さんぐらいだったわ

  2. せんせい より:

    太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズ 懐かしい 

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    永吉さんのライオンズ帽子が太平洋クラブ→クラウンライターと変わるのがなんかツボに入ったわさ、そう言えばピカピカに光った宮崎さんがカメラのCMで一気に日本国民に見つかったのもこの頃だっけ
    因みに猪木さんに寝て戦えと教えたのは自分だと永吉さんが言っていたけど当時からしたらとんでもない罪なこったぜ、世紀の大凡戦を延々見せられた国民から大顰蹙かうだけだぞ(後年再評価されている猪木アリ戦だけど個人的にはつまんねえ試合という感想には変わりなし)

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