2024/7/19(金)第16週「女やもめに花が咲く?」
あらすじ
弁護士の杉田が、高瀬のトラブルを穏便に済ませようと提案。しかし寅子は杉田の提案に反対し、高瀬を書記官として厳正に処分すると告げました。高瀬もまた、処分を受けると心を決めました。
その日の夜遅く、高瀬が令状を取りに寅子の家に来ました。高瀬は兄から大学進学を譲ってもらった思い出を寅子に告げました。一方、高瀬の訪問で優未が目を覚ましました。そのため、寅子は優未と向き合うことができました。
寅子は優三との思い出を優未に語りました。優未と向き合いながら寅子は考えました。一度できてしまった溝は簡単には埋まらない。それでも諦めずに、優未との心の溝を埋めようと寅子は心に決めました。
翌月、新潟市にある本庁の欠員を埋めるため週に一度本庁で仕事することになった寅子は、初めて本庁に足を運びました。その日、寅子は航一がお気に入りの喫茶店に連れて行ってもらいました。その喫茶店の店主は涼子でした。
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感想
今週から新潟編。
新しいドラマの舞台でいくつもの人間模様が描かれ始めました。
今週の振り返り:航一さん
亡くなった星長官の著書の手伝いの際には、トラちゃんに対して心を開いたのか、少しづつ何を考えているのかが見えるようになっていた航一さん。
久しぶりの登場で、再び何を考えているのかわからない人に戻ってしまいました。
しかし、一方でそれまで描かれていなかった意外な一面が。
意外な一面とは、人の心の痛みへのするど過ぎるほどの洞察力です。
心を閉ざしているようにも見える航一さんは、心を閉ざしているが故に他者に対しても無関心なのだろうとブログ主は思い込んでいました。
しかし実際には無関心どころか他の誰よりも他者を理解できる人物でした。
これだけ人の気持ちを理解できるのなら、その能力を前面に押し出せば人気者になれるのに、それをしない。
そもそも人気者になるつもりなんてないのでしょう。
この航一さんの人並み外れた能力が、今後ドラマの中でどのように活かされていくのか。
今週に入り、航一さんの今後がますます楽しみになってきました。
今週の振り返り:トラちゃんと優未ちゃんの関係
ブログ主が予想していたトラちゃんと優未ちゃんの関係は、母娘の確執みたいなレベルのこじれにこじれた関係でした。
そこまでにはならなかったので安心しました。
優未ちゃんも母親との二人暮らしが苦痛になるほどこじらせているわけではない模様。
お互いに上手に会話ができないだけ。
親子なのによそよしい関係、そんなレベルでした。
しかし、それだからこそ余計に優未ちゃんの寂しさが伝わってくる。
猪爪家で花江ちゃんや花江ちゃんの子供たちの前で見せていた笑顔はすっかり消失。
三条に引っ越してからゆみちゃんが心からの笑顔を見せたのは、東京の猪爪家からの手紙が届いた日のみ。
あとはお利口さんの笑顔、あるいは「すんっ」の微笑。
緊張するとお腹にくる自分とお父さんの共通点を初めて知ったときだけ、にわかに笑顔を取り戻したかに見えました。
しかし、トラちゃんが優三さんのことを語りたがらなかったために再び「すんっ」に。
優未ちゃんの「すんっ」は簡単になおりそうもありませんが、予告を見る限り次週は明るい兆しが見えるのかな?
今週の振り返り:三条の人々
三条の人々、新潟編の初週からクセの強さやワケアリ感が全開。
トラちゃんの初登庁時の杉田弁護士の熱烈歓迎ぶり、その直後の航一さんへの舌打ち。
このギャップで裏表のある人だということはすぐに分かりましたが、単純に偽善者と言い切ってしまえない人情味もある複雑なキャラ。
どこまでが本心でどこまでが算段なのか、まったく読めない。
航一さん以上に読めないキャラかもしれません。
書記官の高瀬くんも大人しそうに見えていたのがいきなりキレる。
しかもキレた相手は三条市の名士。
さらに仕事の立場上、安易にキレることは許されない状況でもありました。
それでもキレた高瀬くん。
それほど深い心の傷を負っているのか。
そして、今週はセリフは少なかったもののワケアリオーラを発していたのが女性事務員の小野さん。
いつもなにか言いたげな表情といい、暗い目つきといい、ワケアリキャラが大好物なブログ主としては、これからが楽しみでならないキャラの一人です。
ちなみにちょっとだけネタバレですが、小野さんは翌々週にワケアリな過去が語られるようです。
次週予告
今回の最後に登場した涼子さまの姿に涙が止まりません。
予告では涼子さま、そして玉ちゃんまで。
稲さんもいました。
そういえば稲さんは新潟の人でしたね。
次週は号泣回が繰り返される予感でいっぱいです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
トラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした母娘関係
トラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした母娘関係のフラグが立ったのは7月の最初の週でした。
6月の放送以前の優未ちゃんは、まだ幼すぎてお母さんと一緒に過ごす時間が短いことに対して無自覚だったようです。
無自覚だったけれど、無意識のうちに寂しさを感じていたのかもしれないな。
そんなことにふと気がつきました。
それは、猪爪家が道男くんを居候させたときのこと。
今にして思えば、優未ちゃんが道男くんになついたのは、道男くんだけが自分専用の存在にできたからなのかもしれません。
本来なら自分専用の甘えられる存在としてお母さんがいるはずです。
ところがお母さんは仕事で忙しい。
花江ちゃんも可愛がってはくれますが、花江ちゃんには子供が2人もいるので、自分専用の存在にはできない。
生前のおばあちゃんも、他にも孫がいるから自分専用にはできない。
直明くんは大学に通っているのでお母さんと同様に一緒に過ごす時間は少ない。
そんな中で、家の仕事を手伝わされて1日中家にいた道男くんは、遠慮なく自分専用にできる。
身寄りのない道男くんもまた、自分に懐いてくれる優未ちゃんが可愛い。
だから優未ちゃんは、ますます道男くんに懐いてしまう。
道男くんになついた優未ちゃんが、第一のフラグ。
そして7月の最初の週から、繰り返し描かれるようになった優未ちゃんの寂しそうな表情。
それが第二のフラグ。
それらのフラグが前週に入ってから、ついに回収されてしまいました。
そして、今週からはトラちゃんと優未ちゃんの関係のギクシャクっぷりが誰の目にも明らかに。
今週描かれ始めたトラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした母娘関係は、今後もしばらく描かれ続けるようです。
落とし所がどこになるのかいつになるのかは今のところ不明。
また史実では、リアルトラちゃんは再婚相手の継子との関係がギクシャクしていたらしい。
継子とのギクシャクした関係がドラマの中で再現されたなら、これからしばらくはプライベートで悩みを抱えるトラちゃんの姿が描かれ続けることになるのかもです。
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高瀬くん、トラちゃんにちょっと心を開いてくれたようですね。
「持ちつ持たれつ」は、時に貸し借りやそこからくる上下関係、しがらみに繋がっていきます。
それを断ち切るためにも法律がある、のかしら。
高瀬くんからのキャラメルの差し入れで、優未ちゃんが初めてワガママ、おねだりをしましたね。
こちらの心の距離も、ちょっぴり近づいた。
また「変顔」に笑ってくれるほどではないけど。
年単位で出来てしまった溝は、年単位で埋めていくしかありません。
「心配性なもので」
え…何…?
トラちゃん、サラッと聞き流しているけど、航一さん凄いこと言った。
トラちゃんを心配して、ってこと?
でもトラちゃんと杉田兄弟とのやり取りを聞いて、ちょっと安心した様子でしたね。
相変わらず、読めない。
そして、トラちゃんとの微妙なすれ違い。
涼子さま。
Tearoom Lighthouseと、カフェー燈台
ということでしょうか?
この再会が、幸せなものになりますように。
田中真弓さんがトレンド入りしてましたので横から失礼
田中さんといえばルフィなんでしょうが、私の世代的にはクリリンなんですよね(実は世代的にどストライクは「うる星やつら」の竜之介ですが個人的にラブコメは苦手でしたんで・・・)クリリンって死んで生き返ってを4回程繰り返すかなり不幸なキャラですが「ドラゴンボール」の女性キャラ人気投票では断トツ1位の18号が奥さんというかなり羨ましいキャラ、戦闘力としても多分純地球人としては最強だったのかも(原作最終回辺りで出たウーヴにいずれ抜かれるでしょうが)
あと印象的なのはラッキーマンとタイアップしたプロレスラーがレジェンドになりもはや元々アニメキャラだったことは忘れられている獣神ライガーの主人公役かな
美味しいものは二人で食べるともっとおいしいね、の優三さんとの思い出シーンがサイレントで入った所、すごく心に響きました。
高瀬君の処分、まあ一件落着。予想通り。高瀬君からもらったキャラメル。優三さんと食べた鶏肉の思い出。ぎゅるぎゅるの解決方伝授。新潟本庁へ相変わらず謎のポーカーフェイス航一さん。昼食へ行った喫茶店で思いがけない出会い。