2024/7/22(月)第17週「女の情に蛇が住む?」
あらすじ
昭和27年(1952年)のある日、寅子は航一の行きつけの喫茶店「ライトハウス」に連れて行かれました。喫茶店「ライトハウス」を経営していたのは涼子と玉でした。寅子が涼子と再会するのは14年ぶりのことでした。
そのころ、涼子と玉は昼は喫茶店を経営し、夜になると高校生を対象にした英語塾を開いていました。玉が講師をつとめる英語塾の生徒の中には、山の境界線をめぐって民事調停の申立人であった森口の娘もいました。
その日、寅子が家に帰ると花江の実家で女中をしていた稲が来ていました。寅子と優未のことを心配する花江は、稲に連絡して寅子の手伝いをさせることにしたのです。寅子は、涼子と玉に続いて稲と再会できたことを喜びました。
寅子は本庁に出向いて帰宅が遅くなる日や、仕事が多忙を極めたときだけ稲の手伝いを頼むことにしました。一方、寅子には気掛かりなことがありました。優未が学校には友だちがいないといい出したのです。
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感想
まさかの再会三連発でした。
涼子さま
やっと涼子さんと再会できました。
華族制度がなくなったので当ブログの中では表記を「涼子さん」にしていましたが、やっぱり「涼子さま」のほうがしっくりしますね。
華族の籍は失ったものの気品は失っていません。
なので「涼子さま」はやっぱり「涼子さま」です。
というわけで涼子さまとの再会、前回の最後の涼子さまのワンショットだけで泣けました。
今回のアバンタイトルでも繰り返された涼子さまのワンショットで再び号泣です。
よねちゃん、梅子さん、そしてヒャンちゃんの近況を聞かされ「よろしゅうございました」と涼子さま。
明律大学女子部の仲間たちを涼子さまがどれほど案じていたかがわかる瞬間。
この瞬間もまた号泣です。
ところで・・・
実を言うとブログ主の中では、明律大学女子部時代に最も感情移入できなかったのが涼子さまでした。
感情移入ができなかったわけではなく、他の女子たちと比べて感情移入しにくかったのです。
身分が高貴過ぎるから感情移入が難しかったのだと思います。
しかし、戦後になってトラちゃんが中間たちの再会をするなかで、再会の瞬間に号泣してしまったのは何故だか涼子さまだけです。
自分の中で何が起こっているのか、まだよくわかっていませんが。
玉ちゃん
今回、涼子さまと一緒の玉ちゃんとも再会できることは事前に知っていましたが。
しかし事前に知らなかったので驚いたことが二つ。
一つ目、なんと言っても車椅子姿だったことです。
最初に見た瞬間、病気かな?と心配しましたが、空襲で負傷していたとは。
玉ちゃん、苦労していたんですね。
でも病気ではないので元気そうで何よりです。
二つ目、英語塾の講師をしていたのはまさかの玉ちゃん。
明律大学女子部時代、玉ちゃんは学生ではなかったものの英語の勉強に夢中になっていたことは記憶力の悪いブログ主もよく覚えています。
あの場面がここで回収されるとは。
これだけでも号泣です。
そんなわけで玉ちゃんも足を怪我してしまった以外は元気そう。
しかし、終始思いつめたような表情を浮かべるのがひどく気になります。
稲さん
今週、トラちゃんと優未ちゃんのために、花江ちゃんが思いがけない援軍を送るということは事前に知ってはいました。
しかし「援軍」の意味するところは不明でした。
「援軍」が稲さんだったとは。
稲さんが新潟生まれだったことは何故だかよく覚えていました。
稲さんがここで回収されるとは。
稲さんもお元気そうで何より。
新津だったら空襲もなかったはずで、戦時中は他の都市よりは平和に暮らせていたのかな?
そして、これは記憶が曖昧なのですが、戦前、リトル直道くんと稲さんは妙に仲が良かったと記憶しています。
稲さんと直道くんの再会にも期待してしまいます。
森口さんのお嬢さん
再会三連発に続いて気になる新キャラがさりげなく登場しました。
森口さんのお嬢さんです。
あの田舎親父にこんな才色兼備のお嬢さんがいたとは驚きです。
しかも法学部を目指しているとか。
将来、杉田弁護士とお父上が作り上げてしまった田舎の人治社会を、彼女が法治社会に改める活躍をするのかもしれませんね。
今週の主なトピック
今週、第17週で描かれるエピソードは主に3つ。
1つ目。
今週、ついに涼子さまが再登場します。
これで明律大学女子部の魔女ファイブがすべて再登場することになります。
華族制度がなくなった戦後、涼子さまは普通の人になっています。
普通の人になるまでには、様々な苦難を経験したことと思います。
涼子さまが普通の人になるまでの詳細については不明ですが、涼子さまがこれまでどんな日々を歩んできたのか。
今週最大の注目ポイントはここです。
ここまで書いて気づきました。
もう涼子さまではなく涼子さんと呼ぶべきなのかもしれません。
なお、涼子さんの再登場にあたっては、「涼子さまの付き人」だった玉ちゃんも一緒に再登場します。
涼子さんと玉ちゃんは一緒に喫茶店を営んでいるのだとか。
トラちゃんと涼子さんの再会によって、そこから何か新しいストーリーが展開しはじめるのでしょうか。
また、涼子さんと他の魔女ファイブのメンバーとの再会はあるのか。
涼子さんの再登場で気になるポイントが続出です。
2つ目。
トラちゃんが初めて刑事事件を担当します。
東京時代のトラちゃんは家庭裁判所に所属していたこともあり刑事事件とは無縁でした。
家庭裁判所で扱われる案件も十分すぎるほどエグいものばかりでしたが、刑事事件となるとエグさも倍増するかと。
初めての刑事事件にトラちゃんはどんな反応を示すのか。
ストレスを抱えて込んでしまうことになるのか。
トラちゃんの反応、要注目です。
3つ目。
引き続き、トラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした関係が描かれます。
初の刑事事件担当で、ただでさえ精神的に大きな負荷がかかっていることが考えられるトラちゃんの心に、さらなる負荷がかかることに。
そんな中で、花江ちゃんがトラちゃんのもとに「援軍」を送り込んでくるのだとか。
援軍の中身については不明ですが、この援軍が今週の主なトピックの3つ目です。
この援軍によって、トラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした関係は解決に向かうのか。
それとも援軍がアダになって、ますます母娘の関係はこじれてしまうのか。
願わくば、トラちゃんと優未ちゃんのギクシャクした関係はここらで終止符が打たれてほしいものです。
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いまいち理解出来なかったのは、航一さんは涼子さまと寅ちゃんの関係を知っていて引き合わせたのか、偶然だったのかということ。
2人の再会を見ても微笑んでるだけで具体的な描写がなく…どこかで見落としてしまっているんでしょうか…
ライトハウス=灯台。玉ちゃん車椅子。戦争の後遺症。涼子さんの涙。目出たい筈なのになにか切ない。ライトハウス、夜は学習塾。玉ちゃん英語流石。森口さん全然親父に似てない。意外な援軍,稲さん。驚きの再会二連発ってテレ東のスペシャルのタイトルみたい。「友達いないよ。」事態は深刻。