虎に翼

寅子の東京転勤が決まる / 虎に翼 第96回

2024/8/12(月)第20週「稼ぎ男に操り女?」

あらすじ

寅子と航一は、お互いに納得できる恋愛観を見つけました。そして航一と交際すると決めたことを優未に報告。それから月日が経って昭和30年(1955年)春、寅子が東京に戻ることになりました。

三条支部の面々や杉田らに盛大に見送られた寅子は、優未ととともに登戸の猪爪家に戻ってきました。そのころ、直人は大学三年で法律を学び、高校三年の直治はサックスに夢中になっていました。

しかし猪爪家には不穏な空気が流れていました。結婚して猪爪家で同居したいという直明と、同居に反対する花江が対立している真っ最中だったのです。花江は、嫁とギクシャクした関係になることが心配でした。

一方で寅子と航一の交際は、すでに猪爪家の家族の知るところとなっていました。猪爪家の家族は誰もが寅子と航一が結婚するものと思い込んでいました。しかし寅子は、恋愛のゴールが結婚であるという考え方に納得していませんでした。

<<前回95回 | 次回97回>>

第20週 | 第21週 | 第22週
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

新潟編が終了

旅立ちの前はいつも海。

ヒャンちゃんが故郷に帰り、その直後に魔女ファイブが解散してしまう直前も海でした。

今回も新潟編の終わりを告げるかのように海。

水平線の向こうに見えた陸地は佐渡島の設定なのでしょうか。

そして海の場面を最後のチビ優未ちゃんは引退しました。

それから月日は流れ昭和30年。

バトンタッチした成長した優未ちゃんが最初に登場したのが、三条支部でのお別れの場面。

腹黒いけど優しかった複雑極まりないキャラ、杉田兄ともこれでお別れかな?

杉田兄の涙に思わずもらい泣きです。

高瀬くんと小野さんもお幸せに。

そしてライトハウス。

稲さんは亡くなったのだとか。

亡くなる前に花江ちゃんと再会できてよかった。

直明くんとの再会も見てみたかった気もします。

でも、稲さんと直明くんが仲良しだった頃、直明くんはまだ幼かった。

なので稲さんのことを覚えてないかもしれないですね。

涼子さまと玉ちゃんともお別れです。

でも涼子さまと玉ちゃんは、少なくともあと一回は登場場面があることがわかってます。

トラちゃんと涼子さまは再会を約束していましたが、間違いなく再会できます。

そんな中で、いきなり泣き出す入倉くんがかわいい。

登場した始めの頃は感じの悪さを全開にしていましたが、すっかり大人になりました。

航一さんの言うとおり、入倉くんはもう立派な裁判官です。

というわけで、ある一つの大きな課題を残して新潟編は終わりました。

大きな課題、それは未解決のままの美佐江ちゃんの心の闇です。

東京編ふたたび

物語の舞台はふたたび東京へ。

正確にいうと猪爪家があるのは東京ではなく神奈川県ですが。

戦時中、トラちゃんと優三くんが二人きりでこっそりと美味しいものを食べた河原。

戦後、トラちゃんが再起を誓った河原。

そして今回、直治くんが夜な夜なサックスを演奏しに行った河原。

あの川は多摩川で、川の向こう側は東京です。

東京の濃すぎる裁判官たちは明日あたり再登場するのかな?

東京編再開初日は猪爪家だけでした。

猪爪家の花江ちゃんの二人の子供、すっかり大きくなりました。

兄の直人くんはどうやら叔父の直明くんに似て秀才肌。

法律を勉強していることからそれがわかります。

顔も似ている。

弟の直治くんはお父さん似?

お父さんの口癖を見事に引き継いでいました。

騒がしくて頼りないところもお父さんによく似ています。

そんな中で、花江ちゃんと直明くんの対立が勃発。

今週のお題の一つは、花江ちゃんと直明くんの対立です。

微妙な空気に包まれる中、東京編の再始動です。

Sponsored Link



今週の主なトピック

今週、第20週で描かれるエピソードは主に3つ。

トラちゃんが東京地裁へ移動

前週の時代背景は昭和27年から28年にかけて。

今週、3年ほどスキップして時代は昭和30年(1955年)です。

3年スキップで、トラちゃんの生活環境が大きく変わります。

東京への転勤が決まるのです。

航一さんも同じタイミングで東京に転勤します。

というわけで今週から再び東京編です。

ただし今週の冒頭は新潟の面々と別れを告げる描写から始まるものと思われます。

三条の人々との別れ、ライトハウスの二人との別れです。

なお、稲さんはすでに亡くなっているのだそうです。

トラちゃんと優未ちゃんが新潟を去り、一人寂しく過ごす。

こんな事態にならなかったのは稲さんにとっては幸せだったのかも。

猪爪家

3年スキップによって猪爪家の様子もだいぶ変わっています。

花江ちゃんの長男の直人くんは大学三年生。

大学では法律を学んでいます。

叔母の影響を受けたようです。

次男の直治くんは高校三年生。

高校卒業後はサックスプレイヤーになりたいのだとか。

直治くんは誰の影響を受けたのでしょうか。

トラちゃんの弟の直明くんは結婚の話が持ち上がっています。

トラちゃんが不在の間に三人の男の子たちはすっかり成長しました。

一方、優未ちゃんは小学6年生。

子役ちゃんがバトンタッチします。

小学6年生になった優未ちゃんを演じるのは毎田暖乃ちゃん。

朝ドラ『おちょやん』でヒロインの幼少期を演じた子役ちゃんです。

原爆裁判

終戦直前に投下された原爆の被害者たちが、日本国政府を相手どり損害賠償請求。

通称「原爆裁判」をトラちゃんが担当することになります。

この裁判では原告側の代理人としてよねちゃんと轟くんも加わります。

なお、よねちゃんは司法試験に合格して弁護士になっています。

いつだったから司法試験に挑もうとしないよねちゃんの背中をトラちゃんが押す場面がありました。

よねちゃん、トラちゃんに背中を押されて司法試験に挑む気持ちになったのでしょうか。

ついに弁護士になったよねちゃんですが、今週も安定の「すぐに怒る友達」であることに変わりはないようです。

航一さんがトラちゃんにプロポーズ

今週、または前週の終わりごろからトラちゃんと航一さんが交際を開始。

そして今週、航一さんがトラちゃんにプロポーズします。

ただし、トラちゃんの回答は保留のまま、結論は次週に持ち越されることに。

以上、今週は怒涛の一週間になるかもです。

<<前回95回 | 次回97回>>

第20週 | 第21週 | 第22週
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

    花江さんの言う事も分かるが、いささか取り越し苦労のような気が。今回は昭和のホームドラマ調。

コメントを残す