2024/8/23(金)第21週「貞女は二夫に見えず?」
あらすじ
よね、香子、梅子、涼子、玉、轟、久保田、中山たちが法服姿で、寅子と航一の結婚を祝福しました。それは直明が、寅子と航一のために開いた「結婚式」でした。仲間たちに祝福された寅子は、感極まって涙を流しました。
式が終わり、航一と直明は気をつかって外出。席は明律大学の卒業生と玉だけになりました。面々はそれぞれの近況を報告。面々は一方で、合わせる顔がないので連絡を取れなかったことを詫びました。
月日は流れ昭和31年(1956年)春。星家で暮らすことになった寅子と優未が猪爪家を出て行く日を迎えました。直治と道男は、星家で優未がいじめられはしないかと心配でした。しかし優未に不安はありませんでした。
寅子と優未は猪爪家の家族から見送られながら星家へと向かいました。一方、寅子と優未が来るのを待ち侘びる航一は、二人を駅まで迎えに行くことにしました。そんな航一の姿を朋一とのどかは冷ややかな目で見ていました。
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感想
今週の振り返り:佐田姓へのこだわり
今週はトラちゃんが佐田姓を改め星姓を名乗ることに悩むことからスタート。
このトラちゃんの苦悩は史実にはない創作ストーリー。
リアルトラちゃんは再婚相手の苗字を名乗っていますので。
昨今のマターを昭和30年代の物語に当てはめることの是非の議論はここではしません。
それよりもブログ主は単なるエンタメとしてトラちゃんの混乱を楽しませてもらいました。
『スターウォーズ』に登場する異星人たちが英語をしゃべっている違和感は傍に置いて、ストーリー展開を楽しむようにです。
さて、今週のトラちゃんは佐田姓にこだわり続けていました。
しかし、そんなトラちゃんのこだわりが、最初のうちはブログ主には理解できなかった。
猪爪姓については何のこだわりもなく佐田姓に変えたのに、どうして佐田姓にそこまでこだわるの?と疑問に感じていたわけです。
その矛盾が明らかになったのが火曜日。
トラちゃんの夢の中に、なつかしい猪爪寅子が出てきて佐田寅子を責め立てました。
この夢によって、トラちゃん自身も佐田姓にこだわる自分が、かつてはいとも簡単に猪爪姓を捨てた矛盾を自覚しているんだと納得。
しかも矛盾を自覚しながらも矛盾する感情を抱える理由が自分でもわからないトラちゃん。
猪爪姓を捨てたときは、社会的地位を得ることに必死だったことを思い出すと、今度は星寅子が夢に出てくる。
社会的地位が欲しいなら星姓を名乗るのが一番だと星寅子が詰め寄ってくる。
そんな夢を経て、トラちゃんの頭の中はようやく整理がつきました。
このプロセス、ブログ主はかなり楽しむことができました。
今週の振り返り:明律大学のなつかしい顔ぶれ
明律大学の卒業生たちが集まる今回をずっと楽しみにしていました。
皆に合わせる顔がないと言って、ずっと暗い表情をしていた香子ちゃん。
法律の世界から離脱したので、皆に合わせる顔がない。
祖国にいる家族と縁を切ったので朝鮮名はなかったことにしようとする。
そんな香子ちゃんが笑顔で仲間たちと再会。
一時期は拒んでいた「ヒャンちゃん」と呼ばれることも、今回は自然体で受け入れていました。
「ヒャン」という名前で呼ばないで欲しいと言っていたのでブログの中でも「香子」表記にしていましたが、もうこれからはヒャンちゃんと呼んで大丈夫そうです。
ヒャンちゃん、心の再生を果たしました。
涼子さまも一時は「涼子さん」という表記にしていましたが、涼子さまはやっぱり涼子さま以外の何者でもありません。
今回も涼子さまは涼子さまでした。
ところで玉ちゃんはその後も涼子さまを涼子ちゃんと呼んでいるのかな?
さて、そんな涼子さまが喫茶ライトハウスの店名の由来を披露。
やっぱり店名の由来は、かつてよねちゃんが働いていた燈台でした。
涼子さまがどうして店名に燈台を選んだのか、そこまでの説明がなかったのは残念。
涼子さまにとっての燈台とはどんな存在だったのか。
それを知りたかったです。
久保田先輩と中山先輩も久しぶりに登場。
お二人とも全然変わっていない。
中山先輩は相変わらずの泣き虫でした。
そして、再度の東京編でも常連キャラのよねちゃんと梅子さんはいつも通り。
さらに女子部の集まりに轟くんが初参加。
明律大学時代、男らしく見せるために必死だった轟くんが、女子部の面々が男前であることに感激。
俺はあの人たち(女子部の面々)が好きだと叫んだことがありました。
あの叫び声は今回のフラグだったのかもしれません。
次週:星家での受難の日々?
星家での新しい生活に不安はないとキッパリ言い切った優未ちゃん。
そのころ星家では、二人の子供たちが航一さんの後ろ姿を冷ややかに見つめていました。
星家で受難の日々が始まる予感しかしない。
そして次週予告。
どうやらトラちゃんが受難を次々と体験するらしいセリフの連発。
次週は重苦しい週になるのかもしれません。
予習レビュー
本作の放送期間もいよいよ残すところ1ヶ月と1週間。
これまで物語の舞台も東京→登戸(神奈川県)→三条(新潟県)→東京と、転々としてきましたが、最終回までは東京が舞台になるものと思われます。
そこで、これまでドラマのロケ地となった場所を調査しまとめてみました。
トラちゃんの生家・猪爪家
猪爪家が戦時中の建物疎開まで暮らした東京の住居の周辺は、茨城県つくばみらい市にある商用撮影施設「ワープステーション江戸」です。
戦国時代から昭和初期までの建造物のセットが並んでいる施設です。
トラちゃんが通学路の橋
トラちゃんと花江ちゃんが女学校に通う際にいつも歩いていたお茶の水の聖橋。
ここは東京都八王子市にある長池見附橋です。
長池見附橋は、四谷にあった四谷見附橋が移設されたもので、創建当時そのままの姿で現在も自動車道と歩道の橋として使用されています。
明律大学女子部/裁判所/司法省の内部
明律大学女子部、裁判所、司法省の内部が撮影されたのは、愛知県名古屋市にある名古屋市役所本庁舎です。
名古屋市役所本庁舎は昭和8年に建てられ国の重要文化財にも指定されています。
司法省の前庭
司法省の前庭がの外観が撮影されたのは愛知県名古屋市にある名古屋市鶴舞公園です。
裁判所外観
裁判所の外観が撮影されたのは愛知県名古屋市にある名古屋市市政資料館。
名古屋市市政資料館も国の重要文化財に指定。
またリアルトラちゃんの名古屋時代の勤務地でもありました。
直言さんの工場の外観
直言さんが経営していた「登戸火工」の社屋の外観が撮影されたのは三重県四日市市にある
アミカン株式会社の社屋です。
アミカン株式会社は 製網・管工事・人材派遣・スポーツ事業などを手掛ける企業ですが、創業は寛政6年(1794年)。
創業から230年も経つ老舗です。
魔女ファイブが遊びに行った海岸
トラちゃんたち魔女ファイブと玉ちゃんが、ヒャンちゃんと別れる前に遊びに行った海は、千葉県南房総市の大房岬自然公園の中にあるタイマイ浜です。
新潟地方家庭裁判所三条支部
新潟地方家庭裁判所三条支部の周辺が撮影されたのは、新潟県西蒲原郡弥彦村にある弥彦神社です。
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これから度々耳にする,「夫婦のようなもの」「家族のようなもの」という言葉が少し気になります。おそらく,星家の子供達には煩わしいことでしょう。一緒に住むのなら,別性にしなくても、いいのではないでしょうか。子供達にとってみれば、家族として受け入れにくいでしょう。
還暦のたつお様、ちいかわセイレーン編は大まかなストーリーは検索しました
機会があれば映像みてみたいですね
因みに私はこのドラマに関しては好きとかキライではなく公共放送が流しているドラマという現実がなんか悲しいです、北村晴夫弁護士がこのドラマと先日のNHKラジオ国際放送の「不適切」な放送コメント(実際のところ不適切なんてレベルのもんじゃない!)を合わせてXで批判していますがホンマ激しく同意ですね
朝ドラって日本の美しさとパリオリンピックでメダルの数以上に賞賛された日本人の内面の美しさを描くジャンルだと個人的には強く思います、それがなければ朝っぱらから見る価値はないと
中山さん、久保田さんどちらがリアル中田さん。結婚式。女子会みたいな雰囲気悪くないんだけど。轟さんが馴染んでいるのは多分。やっぱり海へ。そうか轟さんは海へ行ってなかったんだ。昨日は苦言を呈したけどこのドラマ嫌いになれない。名乗る程の者ではございません様、「ちいかわ」は「セイレーン編」がインパクト大でした。あの絵柄で残酷なストーリー。少し食物連鎖を連想させてなかなかの出来栄えでした。
トラちゃんと花江ちゃんが女学校に通ってた橋も、トラちゃんがお父さんと願書を出しに通った橋も
トラちゃんが明大法学部に通った橋も、コンクリートアーチデザインの聖橋ではなく、明大通りにつながるお茶の水橋ではないかと個人的には思うのですが・・・欄干も鉄っぽかし、神田川を挟んで上手にニコライ堂のドーム屋根が見えてたし・・・、番宣でも聖橋と説明してて、地元民としてはいまだに違和感一杯です。