2024/8/19(月)第21週「貞女は二夫に見えず?」
あらすじ
寅子がよねと轟の事務所を訪問。結婚することの意味を見つけることができないと、寅子はよねに相談しました。一方で寅子は、自分のとった態度が轟と遠藤を傷つけたのではないかと反省しました。
その数日後、寅子は航一と向き合い、結婚したい理由を航一に尋ねました。寅子の問いかけに対して航一は理由を3つあげました。3つの理由のうちの一つ「永遠を誓わない愛」という答えに寅子は強い印象を受けました。
そのころ、猪爪家では、直人は司法試験の合格を目指して勉強中。花江は直明と玲美の結婚の準備を進めていました。一方、星家では、百合が寅子と優未を迎えるための準備を着々と進めていました。
寅子は家族との会話の中であることに気がつきました。家族の誰もが、寅子の苗字が佐田から星に変わることに疑問を感じていないことを。しかし寅子は、今の法律の下でどうしてどちらかが苗字を変えないといけないのか、その理由を見出せずにいました。
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感想
よねちゃんに贈られた花束
トラちゃんから小さな花束をもらったよねちゃん、なんだか嬉しそう。
必死に喜びを隠しているのが分かりました。
それにしてもよねちゃん、覚えてたんだね。
トラちゃんが司法試験に合格した際に猪爪家を訪問したときのことを。
猪爪家に飾られている花、花、花。
あの場面のことはブログ主もよく覚えています。
普段は花になんか興味を示さないであろうよねちゃんが花に反応を示したことを。
あのときよねちゃんは自分に誓いました。
自分を曲げずにいつか必ず合格すると。
今回もそのセリフが再登場しましたが、よねちゃんの中では合格への決意と花は結びついていたのかも。
これはブログ主の推測ですが、よねちゃんの性格や人のつながりから考えて、司法試験に合格したよねちゃんに花を贈る人はいないでしょう。
轟くんが花を贈るとも思えない。
だから、トラちゃんから贈られた小さな花束はかなり嬉しかったかと。
トラちゃんが司法試験に合格して大量の花をたくさんの人からもらった時以上に、よねちゃんにとって小さな花束は喜びだったような気がします。
まして司法試験合格への決意と結びついている花です。
よねちゃんが司法試験合格を実感する瞬間、そう言っても過言ではないかも。
よねちゃんの洞察力
よねちゃんが大好きなので、よねちゃんへのレビューばかりになりますが・・・
いつだったかよねちゃんが轟くんに対して次のように言ったことがあります。
花岡に惚れてただろう?
みたいなことを。
男が熱い男に惚れる、そんな表現はよくあります。
だから、よねちゃんが口にした「惚れる」とはそれくらいの意味の言葉としてブログ主は受け取っていました。
しかしよねちゃんはどうやら轟くんの中に恋愛感情としての「惚れる」に気づいていたらしい。
だからきっと、遠藤くんを紹介されてもよねちゃんは驚かなかったはず。
なので、轟くんと遠藤くんの二人を、よねちゃんは涼しい顔をして見守っていました。
よねちゃんの洞察力、それは一体どこから来たのか?
その洞察力を今回もさりげなくよねちゃんは発揮しました。
トラちゃんがやって来るのは話を聞いてほしいから、と。
再度の東京編になって、よねちゃんがますます面白くなってきました。
トラちゃん
直明くんと玲美ちゃんの結婚の準備が着々と進行中。
直人くんも司法試験が近いらしい。
猪爪家の人々が大きく変わりつつあります。
直治くんだけは相変わらずですが。
星家でも百合さんが優未ちゃんの部屋の準備中。
周囲が少しづつ動き始めるものの、トラちゃんだけは関心が別のところに。
トラちゃんの関心と疑問が回収されるまでが今週のお題のようです。
今週の主なトピック
今週、第21週で描かれるエピソードは主に4つ。
1つ目。
トラちゃんと航一さんが結婚するまでが描かれます。
今週は、ほぼほぼこのエピソードに割かれてしまい、他のエピソードが占める割合はごくわずかなものになりそうです。
前々週、トラちゃんと航一さんがそれぞれの気持ちを確かめ合い二人の交際がスタート。
前週、トラちゃんと航一さんが同時期に東京に異動。
東京で二人はさらに距離を縮めます。
そして前週の終わりごろに航一さんがトラちゃんについにプロポーズしました。
しかしトラちゃんは回答を保留。
そこまでが先週。
そして今週。
航一さんからのプロポーズに対してトラちゃんがどう回答するか、考え続けるのが今週の前半。
どこかのタイミングで航一さんが独自の結婚観を披露し、それをトラちゃんが受け入れることでプロポーズへの回答となります。
そして二人は結婚。
結婚式は挙げるつもりはないらしい二人に代わって、直明くんが秘密裏に結婚式の準備を進めます。
会場は和菓子屋さんの竹もとです。
竹もとでの結婚式の場面では、魔女ファイブの全員が久しぶりに顔を揃えます。
魔女ファイブに加えて明律大女子部の先輩も登場。
今週の最後はクライマックスのステージに突入する前の一区切りになるのかもしれません。
2つ目。
トラちゃんと航一さんが結婚する前に、直明くんと玲美ちゃんが結婚します。
今週の前半は二人の結婚の準備が進む描写、中盤以降で結婚することが予想されます。
そして、直明くんと玲美ちゃんの結婚によって猪爪家は家族が一人増えることに。
それと前後してトラちゃんと優未ちゃんが猪爪家を出て行きます。
3つ目。
今週から優未ちゃんは中学生になります。
そして優未ちゃんの中学進学を機に、トラちゃんと優未ちゃんは星家に引っ越します。
ところ航一さんと優未ちゃんは初対面ですぐに意気投合しました。
では、トラちゃんは航一さんの子どもたちと意気投合できるのか。
残念ながら簡単には埋まらない溝ができてしまうようです。
この溝は次週に持ち越されるようです。
次週のうちに溝が埋まるかどうかは定かではありませんが。
4つ目。
4つ目とカウントしていいかどうかわかりませんが、もう一つ注目すべきトピックがあります。
それは轟くんの恋です。
轟くんのパートナーは男性です。
しかし、同性のパートナーは法的に保障されていない。
そんな轟くんの苦悩が描かれます。
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同性婚,事実婚という現代の問題に焦点が当たる様です。問題提起として、それは良いことだと思います。 けれども,寅ちゃんは法律上は姓を変えて,職業上はそのままという選択もできると思います。 あの時代に事実婚は難しいと思います。様々な問題が起こります。もう一つ,この前も書きましたが、結婚に意味がない,というのはどうでしょうか? むしろ寅ちゃんの方が,相手に寄り添いたいと強烈に思ったのではないのでしょうか? どうもこの頃その想いはどこへ行ったのか,と訊きたくなります。冷め切って、理屈が多すぎます。相手の行為に胡座を描く姿は美しくないです。それならもう結婚はやめることです。相手にも失礼でしょう。
「おつきあい?」「いろいろあって。」明らかに寅子さん面食らって。まあ現代でもいまだに偏見あるからねえ。「こいつがここに来る時は。」よねさん鋭い。悩む寅子さん。直球で返すよねさん。梅子さん、この人には偏見はないのですね。理由その1、その2老後の事も考えていたのですね。直明さん、玲実さん結婚準備。お色直しすれば。夫婦別姓。今と昔。昔は寅子さんの考えは珍しかった?