虎に翼

虎に翼 第9週「男は度胸、女は愛嬌?」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』
2024年5月27日 〜 5月31日放送

あらすじ

終戦

昭和20年(1945年)3月10日、東京は大空襲に見舞われるものの、寅子と花江は子供たちとともに地方に疎開していたため無事でした。

しかし花江は両親を亡くしてしまいました。さらに7月になると、直道が戦死した知らせが花江のもとに届きました。

終戦を迎え寅子が疎開先から登戸に戻ると、軍の仕事を受注していた直言の工場は廃業。猪爪家は着物などを売って食べ物を手に入れていました。

優三の戦死

昭和21年(1946年)秋。優三は戻らず、寅子も弁護士に復帰できる見通しも立たない中、体調を損ねていた直言が倒れてしまいました。

そんな中、寅子は優三の死亡告知書を見つけました。寅子がショックで倒れるのを恐れた直言が、優三の死亡告知書を隠し続けていたのです。

直言は死亡告知書を隠していたことを寅子に詫び、寅子は直言を許しました。ほどなくして直言は息を引き取りました。

日本国憲法

ある日、優三の最期を看取ったという男が寅子のもとを訪ねて来ました。優三の最期を聞かされた寅子は、初めて優三の死と向き合いました。

そんな中で寅子は、闇市の買い物の包み紙の新聞紙に『日本国憲法』の文字を見つけ「法の下の平等」という理念に心から感動しました。

新しい『日本国憲法』の中に未来への希望を見出した寅子は家族に宣言しました。法律の世界で自分の力で稼ぐと。

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今週の展開

41: 5/27(月)
42: 5/28(火)
43: 5/29(水)
44: 5/30(木)
45: 5/31(金)

予習レビューと史実のリアルエピソード

今週のトピック

今週のトラちゃんにとっての大きなトピックは次の5つです。

【1】東京大空襲
【2】花江さんの夫・直道さんの戦死
【3】優三くんの戦死
【4】父・直言さんの死
【5】終戦

以下に一つひとつのトピックと史実のリアルエピソードを比較してみます。

【1】東京大空襲

昭和20年(1945年)東京大空襲。

そのとき、ドラマの中のトラちゃんは、自分の娘、花江さん、花江さんの二人の息子とともに地方に疎開していたので無事でした。

なお、ドラマの中の疎開先がどこであるかは不明です。

史実では、リアルトラちゃんは福島県に疎開しています。

一緒に疎開したのは息子の芳武くん。

弟嫁の嘉根さんとその娘。

疎開先の住まいは住宅用の建物ではなく藁葺き屋根の倉庫で電気も通っていませんでした。

【2】花江さんの夫・直道さんの戦死

今週、ドラマの中では花江さんのもとに、夫・直道さんの戦死の知らせが届きます。

花江さんの実在モデルは、リアルトラちゃんの弟嫁の嘉根さん。

嘉根さんも疎開先でご主人の戦死の知らせを受け取りました。

【3】優三くんの戦死

ドラマの中では直道さんの戦死に引き続いて優三くんも戦死。

史実では、リアル優三くんは戦病死でした。

出征後、戦地で発病し入院。

戦地に出ないまま帰国したものの、終戦後に入院先で息を引き取りました。

【4】父・直言さんの死

ドラマの中では、立ち退き命令を受けた猪爪家は登戸にある直言さんの経営する工場の寮に移転。

その工場は軍からの受注で稼働していたので終戦後は廃業という設定。

そして体調を損ねていた直言さんはついに死亡。

一方、史実ではリアル直言さんは台湾銀行を退職すると神奈川県川崎市で工場を経営。

ちなみにドラマの中の「登戸」も川崎市です。

終戦から一年半ほどが経過した昭和22年(1947年)1月にリアルトラちゃんのお母様が死亡。

同じ年の10月にリアル直言さんが亡くなりました。

【5】終戦

今週、ドラマの中では終戦を迎えますが、その前後でトラちゃんは次々の悲劇に見舞われます。

史実のリアルトラちゃんも、終戦前後の頃は受難続きであったようです。

昭和19年6月:弟の一郎さんが戦死
昭和20年8月:終戦
昭和21年5月:夫の芳夫さんが肋膜炎で死亡
昭和22年1月:母のノブさんが脳溢血で死亡
昭和22年10月:父の貞雄さんが肝硬変で死亡

サブタイトル「男は度胸、女は愛嬌?」

今週のサブタイトル「男は度胸、女は愛嬌?」の「男は度胸、女は愛嬌」は次のような意味の言葉です。

男性にとって大切なのは物に動じない度胸。

女性にとって大切なのは笑顔、すなわち愛嬌である、という意味。

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