NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おむすび』
2024年11月4日 〜 11月8日放送
あらすじ
歩が一家で神戸に帰りたいと言い出す
ギャルをやめると宣言した結は、書道部にも退部届を出すと、放課後と週末は実家の畑仕事の手伝いに没頭するようになりました。
そんな中、歩が永吉に頼んで家族を集めてもらいました。その席で、歩が言い出しました。家族そろって神戸に帰りたいと。
愛子と佳代は歩の意見に賛成。聖人は神戸に帰りたいもののお金の問題を口にし、永吉は反対。そして結は、神戸に帰ること猛反発しました。
結が過労で倒れる
ある日、農作業をしている結を翔也が訪ねてきました。翔也は結に言いまいた。また寂しそうな顔に戻ってしまったと。
結は、書道もギャルもやめるという宣言を撤回するつもりはありませんでした。結は、一生懸命に何かをやっても意味はないと考えていたのです。
そんな結に対して、翔也は一生懸命にやることに意味を証明すると告げました。その時、結はその場で倒れてしまいました。
歩がギャルになった理由
結が倒れたのは過労でした。結が倒れたと聞きつけた歩が、横になっている結に向き合い、これまで誰にも語らなかった気持ちを語り始めました。
歩は、親友の真紀が震災で亡くなったショックから立ち直っていませんでした。そして、真紀の夢を自分が叶えるため、ギャルになり上京もしたことを結に告げました。
結は歩をようやく理解するその一方で、歩も東京の仕事に一区切りをつけたらすぐに糸島に戻ってくると家族に約束しました。
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今週の展開
26: 11/4(月) ギャルと書道部やめる結
27: 11/5(火) 米田家に来た見知らぬ男
28: 11/6(水) リサポンからプレゼント
29: 11/7(木) 歩が抱え続けてきた苦悩
30: 11/8(金) 東京に戻ると決意する歩
予習レビュー
ギャルをやめる理由
前週、聖人さんが、酔いに任せて歩ちゃんを「非行に走らせてしまった」ことを後悔していると胸の内を吐露しました。
聖人さんは続けて、結ちゃんまで「非行に走らせてしまった」と悔やむ。
聖人さんにとってギャル=非行です。
しかし、今の段階ではギャルに対するこだわりがそれほど強くなっていない結ちゃんは、お父さんを悲しませたことにショックを受けるのでしょうか。
ギャルをやめるとハギャレンの仲間たちに宣言するのが前週の最後。
今週はその続きからです。
結ちゃんはギャルをやめたついでに、書道部までやめてしまいます。
ギャルだけでなく書道部までやめてしまう理由は「一生懸命がんばったところでいつかなくなってしまうのだから無意味」という虚無的な考え方。
前週、結ちゃんは阪神淡路大震災の思い出を語りました。
阪神淡大震災当時、結ちゃんは6歳。
地震があった当日、未明だったこともあり揺れが始まってもチビ結ちゃんは気が付きませんでした。
その日、結ちゃんが目を覚ましたのは避難所。
揺れてから避難所までの記憶はないらしい。
しかし、家が潰れたり、お姉ちゃんの親友が亡くなったことはよく覚えています。
その時に負った心の傷が、過去を思い出すことでよみがえってしまったのでしょうか。
ギャルと書道をやめて以降、結ちゃんは何かを忘れようとするかのように実家の農作業の手伝いに没頭します。
そして没頭しすぎて過労ダウン。
歩ちゃんの過去
結ちゃんが過労でダウンしたことを聞きつけて歩ちゃんが駆けつけてきます。
今週の最大の見どころは、過労でダウンしてしまった結ちゃんに寄り添いながら、ギャルになった理由を語り始める歩ちゃんのエピソードです。
歩ちゃんには親友がいました。
心から信頼しあっている親友だったようです。
親友の名は真紀ちゃん。
神戸の商店街の靴職人の娘です。
真紀ちゃんはオシャレが大好きな女の子でした。
そして、震災の数年前より東京で流行が始まったギャルに憧れていました。
自分も東京に行ってギャルモデルになる。
それが真紀ちゃんの夢でした。
真紀ちゃんは、歩ちゃんにも一緒にギャルモデルになろうと誘っていたそうです。
しかし昔の真紀ちゃんは引っ込み思案だったようで、ギャルモデルなんて自分には無理と考えているような女の子でした。
ある日の日曜日、歩ちゃんと真紀ちゃんは買い物へ。
また会おうねと言って別れた翌日の未明、大地震が発生し真紀ちゃんは帰らぬ人に。
真紀ちゃんが生きたかった人生を、自分が代わりに生きよう。
これが歩ちゃんがギャルになった理由です。
そして、歩ちゃんがギャルになった理由に心を動かされた結ちゃんも、自分も好きなことをやる人生を送ろうと気持ちを新たにする。
それが今週の最重要ポイントです。
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