おむすび

東京に戻ると決意する歩 / おむすび 第30回

2024/11/8(金)第6週「うち、ギャル、やめるけん」

あらすじ

歩が家族とギャルたちを「ひみこ」に連れて行きました。そして歩は、カラオケの画面に注目するよう呼びかけました。映像の中にいる女性は歩でした。歩は上京後、小さな事務所に所属しカラオケビデオの女優になっていたのです。

歩は家族とギャルたちに言いまいた。自分は大女優でもなければカリスマでもない。ギャルでもない。ただのニセモノなのだと。自分を卑下する歩に対して「お姉ちゃんはニセモノじゃない」と結は言いました。

帰宅後、歩と向き合った結は言いました。真希との約束を果たし、自分のやりたいことをやってきたことがうらやましいと。その言葉に応えて、結も子供のころのように自分の好きなことをやったらいいと、歩は結を励ましました。

結は歩にメイクと衣装を手伝ってもらいギャルになりました。そしてギャルをやりたい、書道部もやりたい。他にやりたいことが見つかったらそれもやりたいと両親に頭を下げて頼みました。そんな結の願いを聖人と愛子は受け入れるのでした。

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感想

今週の振り返り

今週は歩ちゃん週でした。

歩ちゃんのストーリーが動き始めたのは月曜日の回の終わり寸前のタイミング。

ハギャレンが集まっているところに、まさかの歩ちゃんが登場。

そして火曜日の回に、歩ちゃんがハギャレンのもとにやって来た理由が明らかになりました。

歩ちゃん、妹のことが気がかりで、何か情報を得られないかとハギャレンのもとに足を運んだらしい。

歩ちゃんは東京から戻って早々にハギャレンに対してかなりひどい仕打ちをしました。

だから本来なら気まずくてハギャレンのもとになんか行けないはず。

それでもあえてハギャレンのもとに足を運んだ歩ちゃん。

妹のことをどれほど大事に思っているかが、その行動から見え隠れしていました。

そんな中で結ちゃんが過労でダウン。

結ちゃんが倒れたという知らせを受けた歩ちゃんはバイトを早退して、血相を変えて走って帰りました。

そして結ちゃんが病気ではなく過労だったこと。

倒れたときに怪我などしていないことがわかると心から本当に良かったと言いました。

歩ちゃんの中の妹への愛情が素直にあふれ出した瞬間でした。

妹への愛情を包み隠さず言葉や行動に出した歩ちゃんは、その勢いに乗ってか過去のことを語り始めました。

頑張って中学に通おうとしたものの、途中から通えなくなってしまった理由。

震災で亡くなる前の真紀ちゃんとの約束。

真紀ちゃんがやりかったことを全部代わりに自分がやろうと決めたこと。

真紀ちゃんだったらこうするだろうと考えたら、どんなに怖くても、乗り気でなくてもやって来たこと。

歩ちゃんは真紀ちゃんの人生を生きて来ました。

歩ちゃんが語った過去。

これまで家族の誰にも語っていない過去かと思います。

そんな大切な思いを打ち明ける最初の相手に選んだのが結ちゃんでした。

ここまでが前回。

そして今回。

歩ちゃんが今やっていることが明らかになりました。

自分はニセモノ、ギャルではないと言った謎の発言の真意も明らかになりました。

歩ちゃんはこれまで、真紀ちゃんとの約束を果たすために他人の人生を生きて来ました。

しかし、仕事に行き詰まりを感じるうちに自分の生き方に迷いが生じ始めていたのかも。

そんな歩ちゃんに結ちゃんが言いました。

「お姉ちゃんは真紀ちゃんとずっと一緒に生きてきたように見える」

続けて結ちゃんは歩ちゃんに問いかけました。

「ギャルやっとって楽しかった?」

この問いかけに対して歩ちゃんは、楽しかったと即答。

自分のこれまでの人生はやっぱり楽しかったと再確認できたことで、歩ちゃんの迷いも消えたのかもしれません。

歩ちゃん、大きな人生の転機を迎えたようです。

『カムカムエヴリバディ』再放送前の特番

11月18日(月)から『カムカムエヴリバディ』が再放送されますが、それに先立ち特番が放送されることが決定。

放送日時は次のとおりです。

0(ゼロ)からわかる!「カムカムエヴリバディ」
11月13日(水)午後0:30〜0:45 NHK総合

三代のヒロインの100年の物語を15分で紹介。

「カムカムエヴリバディ」あなたが選ぶ思い出のワンシーン前編
11月14日(木)午後0:30〜0:45 NHK総合

視聴者対象に「思い出のワンシーン」のアンケートを実施。

TOP10を2日に分けて紹介。

「カムカムエヴリバディ」あなたが選ぶ思い出のワンシーン後編
11月15日(金)午後0:30〜0:45 NHK総合

「思い出のワンシーン」のアンケートで選ばれたTOP10の続き。

また特番では、新たに撮影されたインタビュー映像も放送。

今だから話せる撮影の裏話なども紹介されるそうです。

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予習レビュー

今週、結ちゃんは大きな転機を迎えます。

そこで今回の本欄では、前週までの結ちゃんを振り返ってみます。

第1週「おむすびとギャル」

結ちゃんが高校に入学する日から物語がスタート。

そして高校に登校する初日、結ちゃんはハギャレンに勧誘されます。

しかし、結ちゃんはそもそもギャルになんて関心がない。

関心がないどころか偏見すら持っている。

何故なら伝説のギャルと呼ばれていたお姉ちゃんに対して複雑な感情を持っているから。

結ちゃんは何度か勧誘され、その度に誘いを断ります。

特に最後の断り方は厳しい言葉で断りました。

私には悩みがある、悩みがない気楽なあなたたちとは違うのだ、みたいな意味の厳しい言葉でした。

一方で結ちゃんは書道部の風見先輩に憧れて、書道部への入部を決意。

そして憧れの風見先輩の誘いで書道展を見に行った際、ギャルの一人・スズリンが具合悪そうにしている姿を目撃。

困っている人を見捨ててはおけない性格がここで発動。

スズリン、実は深い悩みを持っていることを初めて知り、結ちゃんは同情。

ハギャレンには入らないが友達なら、ということでギャルたちとの交流が始まりました。

第2週「ギャルって何なん?」

平日は書道部、土日はハギャレンとの交流という結ちゃんの二重生活がスタート。

そんな中でハギャレンが糸島フェスティバルでパラパラに挑むことが決定。

結ちゃんも参加を求められるものの、結ちゃんはそれを拒否。

一方で結ちゃんは書道部の活動に没頭。

書道部がますます楽しくなれなるほど、ハギャレンとの付き合いが面倒になる。

ついにハギャレンとの間に距離を置く結ちゃん。

そんな中で、ルーリーから助けを求めるメールを結ちゃんが受け取りました。

メールの求めに応じて結ちゃんは天神の交番へ。

そこでルーリーの孤独を知った結ちゃんは、またしても同情してしまいパラパラ参加を受け入れることに。

第3週「夢って何なん?」

この週では、ハギャレンのギャルたち、そして結ちゃんの周辺の三人の男子たち、それぞれ自分の夢を語ります。

そして夢を尋ねられるたびに結ちゃんは答えます。

農家を継いで平穏無事に暮らすのが夢だ。

夢は持っていないといけないものなのかと。

夢がない、というより夢を持つことに否定的な感情さえ持っているらしい結ちゃん。

このあたりから結ちゃんの心の闇が見え隠れし始めていました。

そして、夢についての葛藤の中で思い出すのは、お姉ちゃんのこと。

お姉ちゃんは一体何をやりたかったのか。

お姉ちゃんには夢があったのか。

そんな中で、ハギャレンが疑いをかけられたいた恐喝事件の真犯人の犯行現場に遭遇。

真犯人グループに悪態をつかれて頭に血がのぼった結ちゃんは、ハギャレンをかばうために猛然と抗議。

抗議する中でお姉ちゃんが目指していた理想に気づいた結ちゃん。

お姉ちゃんは何をしたかったんだろうと疑問が湧いたその矢先に、お姉ちゃんが帰ってきました。

第4週「うちとお姉ちゃん」

伝説のギャルが東京から帰ってきた知らせを聞いたハギャレンのギャルたちが米田家に集結。

しかし伝説のギャルの仕打ちはひどかった。

ギャルはダサい、ハギャレンなんてつぶしてしまえ。

そんなお姉ちゃんの態度に結ちゃんは激怒。

怒りを爆発させる中で、結ちゃんの中で神戸の日々が蘇ってきました。

愛子さんによれば結ちゃんはこれまで神戸のことを語りたがらなかったらしい。

一方で、伝説のギャルからハギャレンをつぶしてしまえと言われ意気消沈するギャルたちに対して結ちゃんがまさかの提案。

ハギャレンはみんなのものだ。

ハギャレンがダサくないことをパラパラで証明しよう。

結ちゃん、パラパラの成功によってお姉ちゃんに意趣返しをすることを決意。

そしてパラパラのステージに立った結ちゃんは、「あの日」以来ずっと忘れていた楽しいという感情を思い出します。

第5週「あの日のこと」

前週で、神戸で震災に遭遇して以来10年近く忘れていた楽しいという感情を、結ちゃんはパラパラを通して思い出すことができました。

ようやく結ちゃんの心の再生が始まるのかと思ったその矢先に結ちゃんの目の前に高いハードルが出現。

歩ちゃんを非行に走らせてしまった後悔の念を、酔った勢いで泣きながら語る聖人さん。

そんな聖人さんの気持ちを知った結ちゃんは、再び楽しい感情を封印してしまいます。

楽しい感情を封印した結ちゃんはギャルをやめると宣言。

やりたいことを追い求めても、いつかなくなってしまう。

なくなってしまうだけでなく、その後に家族がバラバラになることだってあり得る。

結ちゃん、そんな虚無感におそわれるのでしょうか。

今週に入って、ギャルだけでなく書道部までやめると決めてしまう結ちゃん。

一度は思い出した楽しい感情を再び封印してしまうものの、封印された感情が凍結されてしまう直前に、結ちゃんの凍った心が溶け始める。

それが今週のメインテーマです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    昨日の回で「合鍵~?」と顔をしかめる永吉さん、辰五郎や御庭番から悪事の情報を聞き出した上様の顔だわ
    というか、BSや地方局で再放送されています「暴れん坊将軍」ですがワイ自身が年を重ねたせいか毎度毎度のお決まりの展開がおもしろい、ワイの楽しみ方ですがチャンバラシーンで一瞬だけ福本清三さんが斬られるシーンを見つけることが出来たらめちゃめちゃ得した気分になりその日は一日中ハッピーだわ

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    今更ながら気づいたけどハギャレンのポーズってラブ&ピースなんだ
    そう言えば「電車男」流行ったのはこの頃だったな、ドラマ版の主題歌でサンボマスターが愛と平和と叫んでいたね

    予告編で永吉さんの帽子がダイエーからソフバンに変わっていたな、ホークス王監督の時代も終わりなんだな

  3. 還暦のたつお より:

    歩さん自らの職業を暴露。みんなでアユを合唱。雨降って地固まる。「我慢なんてしなくていい。」この言葉で結さんは本来の自分に戻れたのかな?ギャルに戻る。お父さん理解者に。

  4. 名乗る程の者ではございません より:

    浜崎あゆみさんの代表曲って?
    売上とカラオケのランキング見たら「M」とか「SEASONS」なんだろね、個人的には「SURREAL」が好きだけどね、LIVEでの野村義男さんのギターソロパートがめちゃめちゃカッケーです
    安室奈美恵さんはやっぱ「Can you celebrate」なんだろね、どちらのランクでも高いからね
    因みにB’zってカラオケランキング1位でB’zの二人とも代表曲は「ultra soul」と言っていますね、因みに売上ランキング見たら17位なんだよね、その前に16曲もあるとはどれだけ売れてんだよB’z!

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