2025/7/15(火)第16週「面白がって生きえ」
あらすじ
東京出張中、嵩は小倉連隊時代の戦友・八木と再会。そのころ八木は闇酒を売って得た金で孤児たちに食べ物を与え、勉強も教えていました。そんな八木にのぶは興味を持ち取材を申し込むものの、八木は拒否しました。
そこでのぶは、八木の周辺の人々や孤児たちに八木のことを聞いてまわり、八木の情報を集めました。東京出張が終わり、高知に戻ったのぶが書いたのは八木の記事でした。その記事には鉄子について触れられていませんでした。
東海林はのぶの原稿を没にしようとしました。しかし嵩が食い下がることで、東海林はのぶの記事を採用。ほどなくして「月刊くじら」最新号が発売。嵩が描いた表紙の女性像はのぶにそっくりでしたが、のぶだけがそのことに気が付きませんでした。
最新号が発売された数日後、編集部に薪鉄子からの電話がかかってきました。「月刊くじら」編集部の面々は、記事の中で薪鉄子に触れていないことに対する苦情ではないかと心配でした。しかしその電話は、その後のぶの運命を変える電話でした。
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感想
八木さん再登場
八木さんが久しぶりに登場しました。
前回の八木さんは、子供らに笑顔をふりまき軍隊にいたときの八木さんとは別人。
しかし今回、子供らが去って行った後、嵩くんと再会しのぶちゃんと言葉を交わしたときの八木さんは、軍隊にいたときと同じ八木さんでした。
ただし、笑顔かどうかは問題ではありません。
そして軍隊にいたときも、子供らを助けている今も、八木さんは八木さんのままでした。
八木さんは軍隊の中で幹部候補生試験を受けられる立場と能力がありながら、一兵卒のままでいるのは無言の抵抗だ、みたいなことを八木さん本人が言っていたと記憶しています。
今の八木さんがやっていることも無言の抵抗なのかもしれません。
孤児たちがあふれかえっているのに、おかみはそれを助けようとはしない。
ならばおかみが決めたルールを破ってでも金を稼ぎ、その金で自分が孤児たちを助けよう。
そんな抵抗を八木さんはしているのかもです。
ところのでのぶちゃんは前回と今回、「飢餓問題」と言う言葉を口にしました。
ところが八木さんは「腹がいっぱいになればそれでいいのか?」と言って、のぶちゃんの言葉を一蹴。
飢餓問題は世の中が抱える問題の全体の一部に過ぎないことを、八木さんは知り尽くしているらしい。
もしかするとガード下の女王以上に、世の中の実情を深く理解しているのかもです。
八木さんのキャスティングが発表された際に告知された情報によれば、八木さんは戦後になってのぶちゃんと嵩くんを支える存在になるとのことでした。
しかし、それだけでは済まない存在になるのかもしれません。
ガード下の女王との接点ができることも考えられます。
軍隊のとき以上に、八木さんは注目のキャラになりそうです。
メイコちゃん
のぶちゃんが出張中に起きたことをメイコちゃんが報告。
のぶちゃんは居眠りして聞いてませんでしたが・・・
健ちゃんは相変わらず姿が消えたままらしい。
もう高知にはいないのか。
福岡に帰ったのか。
それともメイコちゃんが予想するように東京に行ったのか。
いずれにせよ、メイコちゃんがそろそろ何らかの行動を起こすフラグが立ったような気がします。
そして蘭子ちゃんは近いうちに郵便局をクビになるらしい。
いつだった本人もそんなことを言ってましたが、いよいよクビに。
蘭子ちゃんの人生も動き始めるのかもしれません。
琴子ちゃん
「月刊くじら」最新号の表紙を描いた嵩くん。
嵩くんが描いた女性像はのぶちゃんでした。
嵩くんが描いている最中から、東海林さんと岩清水くんはそのことに気づいたらしい。
メイコちゃんも店頭に並んだ「月刊クジラ」を見てすぐにわかりました。
琴子ちゃんも表紙がのぶちゃんのことだとすぐにわかりました。
琴子ちゃんが分かったことはそれだけではありませんでした。
のぶちゃんの絵を描いた嵩くんの気持ちを琴子ちゃんは理解したようです。
さらに、表紙の女性像が自分だと気がつかないばかりか、嵩くんの気持ちに気づかないのぶちゃんの鈍感さにも琴子ちゃんは気がついたらしい。
琴子ちゃん、相変わらず気づかいの人です。
そして、嵩くんの気持ちを察した琴子ちゃんの気づかいは次週のフラグかもしれません。
以下、ネタバレが少し含まれます。
次週、今回の最後の「運命の電話」が回収されます。
のぶちゃんが高知新報を退社するという形で回収されます。
のぶちゃんが退社したら悲しむのは嵩くんです。
次週、琴子ちゃんは嵩くんの背中を押し、のぶちゃんに気持ちを伝えるように仕向けます。
そのときのフラグが今回の琴子ちゃんの気づかいのような気がしています。
予習レビューと史実のリアルエピソード
ガード下の女王、薪鉄子
今週、ついに戸田恵子さん演じる新しい登場人物が登場します。
新しい登場人物の名前は薪鉄子。
『アンパンマン』の初期から登場するキャラクターであるてっかのマキちゃんが、この登場人物の名前に由来があることは明らか。
そして、実際にてっかのマキちゃんのような性格の女性として描かれるようです。
のぶちゃんもハチキンですが、薪鉄子はのぶちゃん以上のハチキン。
のぶちゃんの人生に大きな影響を与える人物という役どころです。
ところで薪鉄子は高知出身の代議士という設定です。
前週、岩清水くんが「月刊くじら」の取材対象として東京を提案。
東京で取材する人物の一人として名前が上がったのが、ガード下の女王と呼ばれる薪鉄子の存在でした。
そして東京にやってきた、のぶちゃんはじめ「月刊くじら」編集部の面々は、早速取材を開始。
しかしガード下の女王は簡単には見つからず、というのが前週。
そしてどうやら前週のうちにのぶちゃんたちはガード下の女王に出会うことができ、その続きが今週です。
薪鉄子の今後
薪鉄子はのぶちゃんの人生に大きな影響を与える人物という設定ですが、ではどのような影響をのぶちゃんの人生に与えることになるのか。
今の時点でわかっているのは次のとおりです。
薪鉄子の取材が行われる際、薪鉄子が語る言葉をのぶちゃんは速記で書き留めます。
すると、どうやら薪鉄子は速記に興味を持つらしい。
あるいは速記ができるのぶちゃんに興味を持つのかもしれません。
薪鉄子は取材が終わると「あること」をのぶちゃんに告げ、その場を立ち去ります。
しかし、その「あること」が何なのかは今のところ不明です。
それから数日経ってのぶちゃんたちは高知に戻り、高知新報本社での業務を再開。
そんな中、「月刊くじら」編集部に一本の電話が。
ただし電話の主は不明。
今週はここまで。
次週はなんと、のぶちゃんは高知新報をやめて上京します。
そして東京では薪鉄子の仕事を手伝うことに。
以上が今の時点で判明していることです。
以上のすでに判明している情報に推測を加えて見ました。
【推測】薪鉄子の今後
上に記したとおり、のぶちゃんは東京でガード下の女王こと薪鉄子を取材。
のぶちゃんの速記に興味を持った薪鉄子は取材を終えると「あること」をのぶちゃんに告げてその場を立ち去ります。
この「あること」とは何なのか。
ブログ主の予想では、私の下で働かないかというのぶちゃんへのオファーのような気がしています。
そして、東京での取材を終えたのぶちゃん一行は高知へ。
高知に戻ってから数日後に「月刊くじら」編集部に電話があるということですが、誰からの電話は今のところ不明。
この電話、薪鉄子からの電話のような気がしています。
東京で、私の下で働かないかと言ったが、その件についての答えを聞かせてもらいたいみたいな内容の電話です。
ここまでがブログ主の予想です。
そして以下は確定情報です。
のぶちゃんは上京して薪鉄子の下で働くと決意。
来週、のぶちゃんは高知新報を退職して東京へと向かいます。
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
八木さん、闇酒で儲けた金で、子供達にパンど読み聞かせ。警察の手入れ大丈夫かな?嵩さんの絵を見て、みんな何を驚いたのかな?薪議員の記事じゃなくて八木さんの記事。編集方針に反している。嵩さんの助け舟。お陰で東海林さん考え直してくれたが、薪先生の記事どうする。表紙のモデルはのぶさんだったのね、だからみんな。琴子さんの指摘でも、のぶさん鈍感。薪先生からの突然の電話お怒りか?