あんぱん

のぶの部屋に登美子来訪 / あんぱん 第87回

2025/7/29(火)第18週「ふたりしてあるく 今がしあわせ」

あらすじ

嵩が上京することを手紙で知らされていた登美子が、突然のぶの部屋にやって来ました。のぶと嵩は突然の登美子の来訪に困惑。しかし、そんな二人にはおかまいなく登美子は買ってきた酒で乾杯を始めました。

のぶは登美子に言いました。東京で思い切り漫画を描くことが望みの嵩を応援したいと。すると登美子は、漫画は大人がやるものではないと嵩に言いました。その日の夜、登美子は酔いつぶれてしまいのぶの部屋に泊まりました。

その翌朝、のぶの部屋で目を覚ました登美子が嵩に言いました。就職してのぶを安心させるのが男の務めだ。そのためにも三星百貨店の採用試験を受けてみろと。登美子に強く言われた嵩は何も言い返すことができませんでした。

その数日後の夕方。のぶがガード下で子供たちと話をしていると、そこへ姿をあらわしました。嵩はのぶに報告しました。仕事を見つけた。三星百貨店に就職が決まった。まさか自分が採用されるとは思っていなかったと。

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感想

登美子さんが再登場

登美子さんが再登場。

前回の登場時では、登美子さんは本作始まって以来初めて母親らしい姿を見せました。

しかし再登場した登美子さんはまたしても安定の面倒くさい人でした。

しかも今回のアバンタイトル、のぶちゃんの部屋に登美子さんが入ってきたときの劇中音楽の不穏なこと!

登美子さんはやっぱり登美子さんでした。

登美子さんらしい姿の方が安心して観ていられますが。

さて、そんな登美子さんが口うるさい姑の顔を見せ始めました。

三度目のご主人を亡くした一方でそれほど暮らしには困っていない様子の登美子。

きっとこれまで暇を持て余していたのでしょう。

そこへ飛び込んできた嵩くんとのぶちゃんの「結婚」。

登美子さんが飛びつかないはずがない。

そして嵩くんを思い通りに動かしたい登美子さん。

嵩くんが漫画を描くことを応援したいというのぶちゃんに対して、そそのかすなとまで言う「姑」ぶり。

この先で描かれるであろう登美子さんとのぶちゃんの対立の芽を見たような気がします。

のぶちゃんと嵩くんの気持ちなんておかまいなし。

漫画なんて大人がやるものじゃない。

結婚はどうするのか。

こんな部屋で一緒に暮らすつもりなのか。

就職しなさい。

嵩くんはいい迷惑ですが、登美子さん「生きがい」を見出したらしくなんだか嬉しそう。

これからしばらく登美子さんの暴走が続くのでしょうか。

薪先生

薪先生が所属する党が与党になったらしい。

そのためガード下に足を運ぶ時間を取れなくなった薪先生。

のぶちゃんは薪先生にガード下に足を運んでもらいたいと思う。

しかし世良さんはそれを認めない。

考え方が対立しはじめるのぶちゃんと世良さん。

対立しはじめる二人を前に、今は自分がどうしたいのか意思表示をしない薪先生。

この構図も今後の展開のフラグかもです。

薪先生はこれからますます忙しくなることが考えられます。

世良さんの言葉を借りるなら相応の「地位」を得て薪先生は忙しくなるはずです。

しかし薪先生が忙しくなるのは理想を追うためではなく、党内でのポジション確保で忙しくなるのでしょう。

その時には世良さんの同じような考え方になるのかも。

一方ののぶちゃんは、今後もきっとガード下が拠点。

かつての薪先生が「ガード下の女王」なら、のぶちゃんは「ガード下の王女」と言ったところでしょうか。

しかし薪先生はこれから「永田町の女王」に。

「ガード下の王女」であるのぶちゃんと対立する日が近づいてきたような気がする、そんな薪先生の執務室の場面でした。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、ついにのぶちゃんと嵩くんの気持ちが一つになります。

この日が来るまで実に長かった。

では、のぶちゃんと嵩くんは、どのような経緯を経てお互いの気持ちを確かめ合うのか。

今の時点でわかっている情報を片っ端から集めて整理してみました。

のぶちゃんと嵩くんが気持ちを確かめ合う

のぶちゃんと嵩くんがお互いの気持ちを確かめ合うまで、嵩くん視線とのぶちゃん視線、両者の視点からまとめてみました。

嵩くん視点
のぶちゃんが高知新報を退社して上京すると決意。

ところで、のぶちゃんが高知新報を退社するタイミングで、すでに琴子ちゃんは嵩くんの気持ちをよく知っていました。

いつだったか嵩くんと健ちゃんが屋台でのぶちゃんの話をするのを琴子ちゃんは盗み聞き。

その時に琴子ちゃんは嵩くんがのぶちゃんのことを好きであることを知りました。

嵩くんの気持ちを知っている琴子ちゃんは、のぶちゃんの上京にあたり嵩くんに言いました。

気持ちを打ち明けられないままでいいのかと。

この琴子ちゃんの言葉に背中を押された嵩くん、戦時中に銀座で買った赤いハンドバッグを手に上京前夜ののぶちゃんのもとへ。

しかし嵩くん、またしても告白に失敗するらしい。

気持ちを打ち明けられないまま、のぶちゃんは東京に向かう汽車に乗ってしまいます。

告白に失敗した嵩くん。

深く落ち込みながら、のぶちゃんを忘れようとするらしい。

そんな嵩くんを羽多子さんと蘭子ちゃんが手料理を振る舞いながら励まします。

その食事の席で蘭子ちゃんが嵩くんに言うらしい。

「好きな気持ちをなかったことにしないでほしい」と。

この蘭子ちゃんの言葉でスイッチが入った嵩くん。

二日かけて上京し告白。

実はこの時、のぶちゃんも自分は嵩くんのことが好きだと自覚しているようです。

のぶちゃん視点
のぶちゃんが、自分の中の嵩くんの存在の大きさに気がついたのは東京に行ってからです。

のぶちゃんが上京後、高知で大地震が発生。

高知と連絡が取れなくなり、のぶちゃんは家族、そして嵩くんのことが心配でならない。

その二日後、嵩くんの安否が分からず不安でいっぱいののぶちゃんが、有楽町のガード下で子供たちと過ごしていると、そこへまさかの嵩くん。

ついにのぶちゃんと嵩くんはお互いの気持ちを確かめ合います。

嵩くんの告白失敗の振り返り

のぶちゃんと嵩くんがお互いの気持ちを確かめ合うのを機に、戦時中に嵩くんが告白を失敗した際のことを振り返ってみます。

嵩くんがのぶちゃんへの告白を決意したのは第8週(5月19日 〜 5月23日)でした。

昭和14年(1939年)12月。

東京の美術学校に通う嵩くんはすでに卒業後の就職先が決まっていました。

卒業までは卒業制作を仕上げるのみ。

卒業制作も仕上げの段階に入っていました。

嵩くんは卒業制作を最高傑作に仕上げ、完成したらのぶちゃんに告白するつもりでした。

そして、嵩くんが行動に移そうとしたのが第9週(5月26日 〜 5月30日)。

いよいよ卒業制作が完成というタイミングで寛先生が危篤におちいり、そのまま逝ってしまいました。

悲しみの底に沈む嵩くんは、それでものぶちゃんに気持ちを打ち明けようとするものの、その直前にのぶちゃんが言いました。

「うちは嵩の一番古い友達」

この一言で嵩くんは告白できなくなってしまうのですが、そもそもこの時点でのぶちゃんは次郎さんとの結婚が決まっていました。

そしてこの直後、嵩くんはのぶちゃんが結婚する予定であることを知りました。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    登美子さんどうしてここに?と思ったら、嵩くんが手紙で知らせていたんですね。
    三人目の旦那さんも亡くなって不幸続きで、それでもそれなりに裕福に暮らしている様子。
    酔い潰れてしまうって、嵩くんとの再会がよほど嬉しかったのでしょうね。
    で、相変わらずの登美子さんペースでグイグイ。

    でも確かに、上京してすぐに漫画を描いて、それがすぐに認められるとは限らないし。
    のぶちゃん一人の稼ぎで2人で生活しながら嵩くんはひたすら漫画だけ描いて、という訳にもいかないだろうし。
    登美子さんの提案は、至極まっとうです。
    急がば回れ、という言葉もあります。
    思い入れだけで突っ走りがちなのぶちゃんや万事にスローな嵩くんには、登美子さんくらい現実的な判断で強引にでも引っ張っていく人が必要な気もします。

  2. かず より:

    のぶちゃん、漫画を画くという嵩くんの夢を応援する、って美しいけど、彼女は高知の実家の生活も面倒みているはず。代議士秘書でいくら給料もらってるか知りませんが、嵩くんの面倒までみれないでしょう。嵩くんもそれくらいのことは分かっているはずだけど。
    最近どうもリアリティーに欠ける気がするんです。

  3. うーん、三越いや三星百貨店か。でもこの回り道は嵩さんにとって大きなプラスになそうな。
    少なくとも「ゲゲゲの女房」の主人公夫婦のような苦労はせずに済みそう。

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